ディープインパクト死亡

2019-07-31 10:07:52 | 配合論
ディープインパクト号 急逝のお知らせ
https://shadai-ss.com/news/info/news-1981/

「Seeking the Gold×Wind in Her Hairというすんごい血統のマルガイがやってきたぞおおおっ!」と、毎年出してた競馬通信社のPOG本に書いたんですが、そのレディブロンドが5歳の夏に突然デビューしたのには驚かされました

そこから5連勝でスプリンターズSに駒を進めたのもまたビックリでしたが、そんなわけで最初の出会いはウインドインハーヘアの血統表に一目ぼれ、でしたね



だからもちろんブラックタイドにも期待したし、ディープの衝撃の新馬戦を観たときは興奮のあまり笠さんに電話して、「ブラックタイドもいい馬ですがもうぜんぜん違いますよ!凄いっす!」とまくし立てたのを昨日のことのように覚えてます(^ ^;)

写真は17年3月、パカラ岩倉とちけさんと石塚さんとスタリオンに行ったときかな、年齢を重ねても無駄肉が全くつかず、随所に見せるしなやかかつ俊敏な動きにも溜息が洩れました

ディープを間近に見るといつも思うんですが、然るべき骨格に収縮力に富む筋肉が必要十分なだけついていればいいのだ、それこそがアスリートの理想なのだ、ということを実感できます

東京では誰よりも柔らかく大きく、中山では誰よりも強く速く走れたパーフェクトなチャンピオンで、パーフェクトなチャンピオンというのは種牡馬としては自身を超える馬はなかなか出せないもので、そりゃパーフェクトの上はもうないですからね

ディープインパクトも一言でいえば、超良血の繁殖との配合で自身のちょっと劣化版を量産しつづけた種牡馬生活でしたが、血統も配合も満点なので劣化度合いが少なかったのと元値が高すぎたので、毎年クラシックホースを送り出しリーディングサイアーの座に君臨しつづけてきたというべきかと

劣化というとネガティブな響きですが、どう転んだってディープと全く同じ馬はつくれないわけで、直仔の代でどう変化するか、孫の代でまたどう変化するか、それで結果的に新たな強さや能力を獲得し、新たな枝を伸ばしていかなければならない

おじいちゃんの遺産を食いつぶしても、孫の代あたりでまた新しい商いを立ち上げて成功すればいいわけで、真のチャンピオンから真のチャンピオンが出ることはなかなかないけれど、チャンピオン→○→チャンピオンというパターンは数えきれないほどあるので、ディープインパクト系の今後にももちろん注目しているし期待しています…合掌


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17 コメント

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Unknown (めがねざる)
2019-07-31 11:38:17
井崎脩五郎さんが、ディープインパクトの新馬戦の翌日に「今まで見た中で一番強い馬は?」と聞かれて「昨日のディープインパクト」と答えたそうで。

井崎さんにせよ望田さんにせよ、これまで数多の名馬を見てきた方々を新馬戦だけでここまで唸らせるような馬は、そうそう現れないだろうなぁ。

一度でいいから実際のディープインパクトを見たかったです……、合掌。
Unknown (Unknown)
2019-07-31 12:23:24
この血統表を見ると3歳クラシックで弾けたことが如何に凄まじいことかと思います。
現存する世界中の血統と比較しても異系として扱え、特に欧米血統を受け止めることの出来る血量と能力を備えていた彼の馬は2代先となっても他の血統を支えてくれるのではないでしょうか
Unknown (ホーガン)
2019-07-31 12:45:02
ハーツはジャスタウェイを、キンカメはドゥラメンテとカナロアを、ステゴはオルフェを出しましたが、ディープからは遂にチャンピオンは出なかった。素晴らしい繁殖成績なのは間違いないですが、今年こそは怪物を出すだろうと毎年楽しみにしていました。だからこの望田さんのお言葉は救いになりました。やはりディープは日本競馬界が授かった宝ですから、直系の血から世界が認めるチャンピオンを出す責任があるように思います。常々母が大事と仰っていますが、直系で楽しみな繁殖はおりますか?また後継種牡馬で期待されている馬はおりますか?長くなりすみません。
Unknown (たろう)
2019-07-31 15:32:35
望田さんの仰ることも判るのですが、それは、サンデー自身も、ずっと言われてきたことでした。
「ブライアンズタイムはナリタブライアンを出したのに、サンデーは……」という話ですよね。
サンデーにとって、ディープは11世代目の産駒です。12世代目は種付けを途中で打ち切り、蹄葉炎で亡くなった年ですから、最後の最後でディープが出たということになります。ぎりぎり最後まで、「大物のブライアンズ、アベレージのサンデー」みたいなことを言われ続けたわけです。
ディープの種牡馬生活は、奇しくもサンデーと同じ12年間で終わりました。まだまだラストチャンスは残っています。
ただ、現時点でも、ディープ産駒の海外での強さは特筆ものであることは指摘しておくべきです。海外G1勝ち産駒数が9頭というのは、サンデー4頭、ハーツ3頭、キンカメ&ステゴ2頭(ステゴには凱旋門賞2着馬が2頭もいますが)と比較しても、圧倒的な数字ですよね。

これも重要な話なので指摘しておきたいのですが、いわゆる基幹種牡馬と呼ばれるような、歴史的な大種牡馬というのは、みんなアベレージヒッターであり、世界最強馬ランキングに登場するような大物は出していないということです。
ノーザンダンサーしかり、ミスプロしかり、ネアルコもナスルーラもファラリスもしかりです。
サンデーにとってのディープは、たしかに大物ではありますが、サンデーより強いと決めつけることには、アメリカの競馬ファンが納得しないでしょう。
例外は、ガリレオにとってのフランケルでしょうが、アメリカにも勢力を広げたサドラーズウェルズに対し、ガリレオには内弁慶なところがあり、ノーザンダンサーなどに匹敵する基幹種牡馬とは言えないと思われます。

最後に、サンデーの後継という点で、個人的には重要と考えているのですが、あまり誰も指摘されないことについて。
それは、サイレンススズカのような産駒が出せたのか否かということです。
サンデー産駒にも、ただスピードだけでいえば、デュランダルやビリーヴのような大物スプリンターがいます。
しかし、サンデー系らしい筋肉量に頼らないしなやかなスピードというと、断然サイレンススズカということになるでしょう。
そうしたサイレンススズカのようなタイプのスピード馬を出すことのできた種牡馬は、ディープだけだということなのです。
ミッキーアイルとエイシンヒカリは、実力という点では、サイレンススズカに及ばないかもしれませんが、タイプとしては同じです。ミッキーアイルは、陣営の意向でスプリント路線にも挑戦しましたが、体型的にはスプリンターとは程遠く、スマートで胴伸びのある中距離体型でした。
サンデー系の他の種牡馬たちは、サイレンススズカのような馬を出せていません。ただ速いだけではない、サンデー系のしなやかなスピードの秘密は、サイレンススズカにその謎を解くカギがあったと思っているので、種牡馬になることなく命を落としたのは大きな損失でした。
しかし、その筋肉量に頼らない不思議なスピードは、脚質こそ正反対だったものの、ディープに最もよく受け継がれているのだと思います。
Unknown (MJ)
2019-07-31 16:09:49
サンデーサイレンスもブライアンズタイムも、GalileoもデインヒルもSadler's WellsもNorthern DancerもMr.ProspectorもNasrullahも、競走馬としてはパーフェクトなチャンピオンとは言えないと私は思いますよ
Unknown (Unknown)
2019-07-31 17:05:17
あとノーザンテーストとかトニービンなんかも「パーフェクトなチャンピオンとは言えなかった競走馬」でしょうかね
Unknown (NR)
2019-07-31 21:37:33
器はともかく、競走馬は個性が大事だと考えてますが、ディープは唯一無二の個性の持ち主だと僕は思っています。

現役時代をリアルタイムで追えたわけではないですが、ディープが競馬の魅力を教えてくれて、こうやって望田さんのブログを追いかけるようになって、また一つ人生に足し算してくれました。

ただ、ありがとうですね。
Unknown (3views)
2019-08-01 08:18:50
後継種牡馬の話題が多いですが、稀代のフィーリーサイアーという側面からBMSとして、または母系に入っても期待。
ダートで勝負しよう (クロフネⅡ)
2019-08-01 11:41:40
ディープはダートは走らんかっただろうし。
Unknown (タルトタタン)
2019-08-01 16:44:44
兄のブラックタイドはキタサンブラックを出したのに対して、ディープがここまで牡駒のチャンピオンを出せなかったことがまさに望田さんの仰ることを如実に表しているように思いますね。

幸いにもディープの種牡馬生活は最期まで肌馬に恵まれていたので、競走成績こそチャンピオンと言えなくとも次代のチャンピオンを輩出するポテンシャルを秘めた名血揃いだと思っています。

サンデー後継は色々いますが、最もサンデー産駒らしいサンデー系であるディープインパクト系にはそのその直系を伸ばしてほしいものです。

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