雑感18/08/09

2018-08-09 09:58:11 | 配合論

◆ジャスタウェイと「ダンサーペリオン」

「ジャスタウェイ産駒の配合においても、まずこのホーンビームとブッシェルエンペックのナスペリオンに着目したい。シュヴァルグランやヌーヴォレコルトの母系に入るヌレイエフなどは最有力なナスペリオン血脈で、キングマンボの血を引く繁殖は合うだろう」(「エクリプス」2月号「新種牡馬ジャスタウェイ考」)



「晩成で後輪駆動で東京の大レースに強い」というハーツクライ産駒の特徴は、概ねトニービンらしさ、トニービンの母父Hornbeamのナスペリオン(NasrullahとHyperionの組み合わせ)らしさといえるものです

だからハーツクライ産駒の大物は、SpecialやUnbridled's SongやChief's CrownやMill Reefといった有力なナスペリオンを母系に持つことが多い、という話はよく書いています

代表産駒のジャスタウェイも多分に漏れず、クロスはNorthern Dancer≒Icecapade5×3とHornbeam≒Bushel-N-Peck5×3、トニービンとWild Againの組み合わせはあのトランセンドと同じで、Wild Againの血を引くチャンピオン2頭がともにトニービンの血も引いていたのは偶然ではないでしょう









そしてこれまで勝ち上がった5頭のジャスタウェイ産駒のうち、アウィルアウェイはNureyevとラストタイクーン、ラブミーファインはChief's Crown、アドマイヤジャスタはFairy King、そしてヴェロックスはChief's Crownと、4頭は有力な「Northern Dancer+ナスペリオン」の組み合わせを母系に持っています

またアウィルアウェイとラブミーファインとヴェロックスは血統表の1/4にNorthern Dancerの血が全く入らない「3/4Northern Dancerクロス」でもあり、以下にまとめると

(1)血統表の3/4でアイリッシュダンスとWild Againと○○を通じる「Northern Dancer+ナスペリオン」のクロスにする(○○はNureyevでもSadler's WellsでもFairy KingでもChief's Crownでもラストタイクーンでも、おそらくダイナサッシュでもいい)
(2)残りの1/4はMonsunやMeadowlakeやパーソロンのような非Northern Dancerのアウトサイダー血脈で固めて1/4異系とする


Chief's Crownの3代母の父T.V.Lark、その父Indian Hempがナスペリオン

というわけで現時点で活躍しているジャスタウェイ産駒は、配合史的視点でみれば教科書どおりの、極めてオーソドックスな配合形で成功しているわけで、当ブログの読者の方ならば「そらそうよ」としか言いようがないと思いますが、オーソドックスな好形で成功するというのは種牡馬としての実力に他ならない

ヴェロックスの配合でもう一つほめるならば、母母Schwarzach(独G2ディアナトライアル)の代ではSemiramis(Ticino3×2、Alchimist≒Aditi4・5×4・4)が、そしてヴェロックスの代ではMonsun(Kaiserkrone=Kaiseradler4×4,Arjaman≒Alchimist≒Aditi5・6・7×5・6・7・7・8)が、完全なる1/4異系となっていることで、ドイツ血脈の凝縮を取り込むタイミングが絶妙といえますね

『競馬』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« Pacallaさんにて、サマープレ... | トップ | 競馬道OnLineプレミアム予想... »

コメントを投稿

配合論」カテゴリの最新記事