■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2020)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したイクイノックス(牡3歳)が日曜中山11Rの有馬記念(G1・芝2500m)を勝ちました。
★シルクホースクラブ
父キタサンブラック
母シャトーブランシュ(キングヘイロー)
牡 募集価格:4000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2019105219/
母シャトーブランシュはマーメイドS勝ち馬で、トニービンやAllegedやNureyev譲りのナタの斬れを武器とした重厚な差し馬でした。そこにキタサンブラックだとやや重すぎるきらいはあるのですが、母父がマイラーのキングヘイローなので全体の配合形やバランスは良いです。Lyphard5・5×4とHalo4×4のクロスで、母父のスピードで先行し父と牝系のスタミナで粘る中距離馬にうまく出たのではないかと思います。父同様の成長曲線にも期待できるので、古馬になって更に楽しめる馬でもあります。(望田)
【8月2日追記】
母シャトーブランシュは現役時代にマーメイドS(G3)を勝ったほか、ローズS(G2)でも2着と健闘しました。ディープインパクトとダンシングブレーヴはニックスですが、これはディープインパクトの母の父Alzaoとダンシングブレーヴが相似な血であることが理由です。母の父キングヘイローはDrone≒Halo≒Sir Ivor3×2・3という異様な凝縮を持っており、父の父ブラックタイドはHalo≒Sir Ivor2×4。血統構成はかなり近いので、両者2~4代目ぐらいの適度な距離に配置されたとき、最大の効果を発揮するのではないかと思います。本馬はその条件にあてはまり、なおかつ、ブラックタイドとキングヘイロー以外の部分が異系色の強い血で構成されているので好ましいでしょう。さらに、サクラバクシンオーとキングヘイローの組み合わせも実績十分(ローレルベローチェ、キタサンミカヅキなど)。芝向きの中距離タイプ。(栗山)
■土曜中山9Rノエル賞 ディオスバリエンテ(一口・望田&栗山)
■土曜阪神11R阪神C3着 ラウダシオン(一口・栗山)
■土曜阪神12R1勝クラス リアド(ディープ・望田&栗山)
■水曜阪神8R1勝クラス ブラックボイス(POG・望田)
キングヘイローが母父で成功しているのは、Drone≒Halo≒Sir Ivorのニアリークロス3×2・3というサンデーサイレンス系種牡馬と成功しやすい配合形に加えて、その母グッバイヘイローがKオークスなど北米G1を7勝した名牝で、Halo×Sir Ivor×Buckpasserと名うてのフィリーサイアーが代々かけられている、というのが大きいでしょうね
ちなみに有馬回顧で書いた「母や母父がマイラーで、Halo≒Sir IvorのニアリークロスとWorden≒Le Fabuleuxのニアリークロスをもつキタサンブラック産駒」は21年生にはいませんでした
https://www.jbis.or.jp/horse/0001356348/pedigree/
アイアムルビーなので母短距離
牝馬ですが母父ViolenceはマイラーでBlushing Groom、Secretariatのクロスもあり、気性が程よい狂気の範疇に納まれば一発有りそう