京都11R 秋華賞
◎17.ローブティサージュ
○1.スマートレイアー
▲7.トーセンソレイユ
△14.デニムアンドルビー
×6.ウリウリ
◎はヴィクトワールピサの近親で、母プチノワールはアサクサデンエンと同血の間柄で、ミスプロやヘイローなどスピードの血を代々クロスで取り込んでいて、ウォーエンブレム産駒としては最高に近い配合だとほめてきた。母父シングスピールの影響が強くヘイロー的な脚捌きで走るから、外回りのマイルよりも内回りの中距離がベターだとも書いてきたし、血統・鞍上・臨戦過程と、とにかくブラックエンブレムと重なる部分が多いだけに狙ってみたくなる。○はアルザオとダンシングブレーヴとグルームダンサーを通じる「リファールとヘイロー≒ドローン≒レッドゴッド」の組み合わせのクロスが面白いし、これもヘイローのニアリークロスらしい無駄のない脚捌きで、ディープ産駒でもヴィルシーナのように内回りの機動力も十分あるタイプだ。この◎○で買いたい。メイショウマンボは桜花賞で◎にしたように配合はほめてきたが、内回りを器用に差すタイプでもないだろうから、次のエリ女で重い印を回したい。
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4角で並びかけてきたデニムアンドルビーとぶつかり合いながらこれを振り切り、その直後を捲り上げてきたスマートレイアーの追い上げも封じ込めて、しかも典型的な前崩れなのにゴールを通過するときの脚色は2~4着馬よりメイショウマンボのほうが良かったほど
わりと混戦模様と言われた世代ですが、終わってみればオークスと秋華賞を完勝、終わってみればカワカミプリンセスが一頭いたのでした
この馬の配合については桜花賞で◎にしたときからほめてきたので、そのへんは下記エントリなどを読んでいただきたいと思いますが、スプリングマンボ≒ジェイドロバリー2×3、Gold Digger≒Bramalea5×5・5、Graustark=His Majesty6・7×5、名繁殖スプリングマンボの名血を強力に増幅することで、G1タイプではないジェイドロバリーが入るという唯一最大の弱点を克服し、二冠を完勝するほどの爆発力と持続力と底力を兼ね備えた名牝が生み出されたのです
┌Mr.Prospector
┌Kingmambo
││ ┌Northern Dancer
││┌Nureyev
│││└Special
│└Miesque
スプリングマンボ
│┌Nijinsky
└△
┌Mr.Prospector
ジェイドロバリー
│ ┌Northern Dancer
│┌Nijinsky
└△
└Special
「◎メイショウマンボはスズカマンボが父という個性派で、祖母の父ジェイドロバリーが徹底的に底力不足で褒めたことないが、スズカマンボの母スプリングマンボ≒ジェイドロバリーのニアリークロスなので、弱点がニアリークロスによって長所に一変している。私好みの配合で3冠最後は彼女にした」(「ホースレター」より抜粋)
笠シショーにメイショウマンボの配合をほめてもらったのも何か嬉しくて、予想も馬券もダメでしたが、メイショウマンボが世代最強とみんなに認められて、スプリングマンボ≒ジェイドロバリーが世代最強と認められて、いい秋華賞やったと思います(・∀・)
スマートレイアーは対メイショウマンボという点では、機動力や俊敏さでは上だけど持続力や底力では譲るので、もうちょっと中だるみのペースになって欲しかったところですが、しかし緩んだら緩んだで馬群が固まるので外を回らされるロスが大きくなった可能性は高く、まあ出遅れてしまったなかでは最善は尽くしたし力は出し切ったと思います
デニムアンドルビーは今日もやっぱり行き脚がつきませんでしたが、緩みないペースで最後はリボントリコロールやシャトーブランシュまで突っ込んでくる前崩れになり、しかもすぐ前でメイショウマンボが道を開いてくれて、内回り2000mの多頭数で乗りにくいなかでは考えうる理想的なペースと展開になったんじゃないかと
それで4角でマンボに並びかけ、追い比べで突き放されたわけですから、今日のところは完敗と言うしかないでしょう
でもこの馬は母系にHyperion的なバックボーンが強力で、トゥザヴィクトリーもトゥザグローリーも本格化したのは古馬になってからで、しかも角居厩舎ですから現時点で無理して仕上げているとも思えず、古馬になって世代を超えたチャンピオンにのぼり詰める可能性も少なからずあるんじゃないかと
追記:ローブティサージュについて一言とコメント欄にあったのでこちらにも書いておきますが、今日は見ての通り機動力が活きる流れではなかったし、前の組には苦しい展開になったし、まあ仕方ないんじゃないですかね~
たとえばケツまで下げて内に潜って、リラコサージュみたいに乗ったら同じぐらいのところには来たんじゃないかと思ってますが、岩田は出していきながら内に潜るほうを狙ったんだから仕方ないし、それはそれで納得してます
今でもメイショウマンボと同じぐらい配合は素晴らしいと思ってるんですよ(・∀・)
明日も競馬があるので、回顧はこんなもんで…、繰り返しますがいい秋華賞でした(・∀・)
第74回オークス回顧~もちろん配合論の勝利
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f430c0cdb47daca7fb91745b3ce31cb5
たとえばケツまで下げて内に潜って、リラコーサジュみたいに乗ったら同じぐらいのところには来たんじゃないかと思ってますが、岩田は出していきながら内に潜るほうを狙ったんだから仕方ないし、それはそれで納得してます
今でもメイショウマンボと同じぐらい配合は素晴らしいと思ってるんですよ(・∀・)
しかし、終わってみれば、という言葉には胃が痛くなりそうです。・゜・(ノД`)・゜・。
過去3年の京都の芝2000で[3-0-1-0/4]と回数は少ないもののほぼパーフェクトに近い数字で注目はしていたんですがねぇ。馬券には活かせませんでした、トホホ。
まぁ、血統マニアとしてはいい勉強になりましたが…。
マンボは大崩れはないと思ってましたが想像以上でしたね。
スタミナの絶対値で押し切る感じは、出して行った時のブエナにも近いものを感じました。