■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2024)』で栗山求が推奨したマイユニバース(牡3歳)が土曜中京5Rの未勝利戦(芝2200m)を勝ち上がりました。
マイユニバース(牡・父レイデオロ、母チャーチクワイア)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2022104902/
ペッレグリーニ(セントポーリア賞)の全弟。レイデオロ産駒はステイヤータイプなので距離が延びてから良さが出てくる。また、馬体が小さめなので、たとえば牝馬は非力さが前面に出て成績が良くない。要するに、スピードと馬格を補う方向で配合を考えることが重要だ。アメリカ血統は総じてスピードがあり、馬体を大きく出す傾向がある。レイデオロの配合を考える場合、優れたアメリカ血統を入れることを主眼としなければならない。なかでもDeputy Ministerは父と相性が良く、現在2勝目を挙げている6頭のうち、ペッレグリーニ、アドマイヤテラ、ダイシンアポロンの3頭がこの血を持っている。兄と同等の活躍が期待できる。(栗山)
■水曜浦和10R初富士特別 コールブランド(一口・望田)
■水曜浦和11RニューイヤーC ホーリーグレイル(一口・望田)
■土曜中山12R2勝クラス ウインレイアー(一口・栗山)
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ホーリーグレイルがもつナダル≒Arch's Gal Edithのニアリークロス1×3については以下で書いてます
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/3d2c528bff061a1f89f3a364f732ab25
シンザン記念はキズナ×Galileoのリラエンブレムが勝って2戦2勝、母系にGalileoの血を引くキズナ産駒は勝ち馬率52%で1走当賞金295万円、これはキズナ産駒全体(勝ち馬率47%1走当賞金228万円)を上回るのでまあニックスとみていいでしょうが、以下のようにキズナに限らずディープインパクト×Storm Cat種牡馬はGalileoと相性がいいです(ということはコントレイルやダノンキングリーも?)
●母系にGalileoの血を引くディープ×Storm Cat種牡馬の産駒
先週はフィエールマン産駒が[2-1-2-4]と躍動、2歳夏の短距離戦では苦戦も、ここへきて距離延びて台頭してきたのは概ね想定どおりですかね(以下は産駒の距離別&月別成績)
そんな傾向は概ね予想されたので、「Storm Catなど短距離~マイルのスピードのある繁殖に配したい」と、ヨハネスブルグ肌のロードレジェロをピックしたときにも書きました
ここまで勝ち上がった産駒(計7頭)を見ても、ガンバルマンとノビリシマビジョンは母父Kingmambo、ロードガレリアは母父ロードカナロア、エルムラントは母エクシードリミッツ(芝1000~1200で3勝)、ジェシーテソーロは母父シャンハイボビー(Storm Cat系の北米2歳チャンピオン)、ニシノエピカリは母母ソルティビッド(芝1200のフェアリーS2着)と、だいたい母か母父か母母がスプリンター~マイラーです
なかでもStorm Catの血を引くマイラー牝馬と合いそうだと予想したのは、ラウダシオン、ナムラクレア、ラプタス、モズベッロ、モズメイメイなどなど「Storm Catの血を引かないディープインパクト系種牡馬はStorm Catの血を引く繁殖との配合で代表産駒級を出す」法則と、上のようにOcean's Answer≒Storm Birdの3/4同血クロスになるからで、フィエールマンの血統表中で最もスピードがあるのは明らかにGreen Tune(仏2000ギニー)ですからね
●母系にStorm Catの血を引くフィエールマン産駒(既出走)
●母系にキングカメハメハの血を引くフィエールマン産駒(既出走)
Green Tuneの父Green Dancerはキングカメハメハの母系にも入りますが、上のようにキングカメハメハ系との配合も好成績で、Green Tuneのマイルのスピードを活かしましょうというわけで、結論としてはフィエールマン×ロードカナロア最強ということになりますか(JRA出走はロードガレリアのみ)
キズナ×Galileoとフィエールマン×Storm Cat、いつも言うようにサラブレッドの配合とは、芝2000を基軸とした揺り戻しの繰り返しなのです