第71回安田記念回顧~ディープ×Storm Catの黄金配合、東京1800最強を証明

2021-06-07 10:02:53 | 血統予想

東京11R安田記念
◎8.インディチャンプ
○13.シュネルマイスター
▲5.グランアレグリア
△6.ダノンプレミアム
×1.サリオス
過去5年の安田記念において、前半800m-後半800mで前半のほうが速かったのが20年と18年と17年で、連対馬の4角番手は平均8.16だった。いっぽう後半のほうが速かった19年と16年は連対馬の4角番手は平均2.25。前傾ラップならば差し、後継ラップならば逃げ先行、というシンプルな思考でいいか。戸崎トーラスの逃げだと後傾とみたいところで、馬群が縦長にはならず、池添と祐一はマイルCSのようにグランを内に封じ込めにくるはず。インディチャンプは19年安田勝ちが45.8-45.1を4角5番手から差し切りで、ここも同じ手でくるだろうし、なおかつ馬群を割るのがあまり得手ではないグランをギリギリまで内に収納したい。シュネルは東京で54キロなら通用していいが、ヒモ穴はダノンプレミアムの前残りでは。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説より1~3着を

ダノンキングリー
ダノンレジェンドやダノングッドの半弟で、トラヴァーズS勝ちWest Coastの甥。母母Caressingは北米2歳女王。ディープ×Storm CatにIn RealityやCequilloが入る黄金配合で、Relaunchの血を引くので差すというよりフワッと流れ込む脚質。毎日王冠と中山記念の完勝を見てのとおり1800の高速戦がベストで、マイルだと少し忙しく少し位置取りが後ろに。ただこの休養で更にマイルに寄ってくる可能性も。スローを好位で運びたい。(距離○スピード○底力◎コース◎)



グランアレグリア
母タピッツフライは芝8Fの北米G1を2つ勝っており、牝系はマリスターやゴールデンフェザントと同じで芝向き。ディープ×Tapitは日米リーディングサイアーの組み合わせでアルーシャやプライドランドと同じ。母似のマイラー体型でしなやか体質で、高速巡行能力抜群の最強マイラー。脚元はTapit的で繋ぎは短く爪は小さく渋った馬場も巧い。大箱マイルはベストパフォーマンスを出せる舞台だし、極端に揉まれ込んだとき以外に不安点は皆無。(距離◎スピード◎底力◎コース◎)



シュネルマイスター
モーリスラクロアT(独G3・芝1400m)勝ちSerienhoeheの甥で、母セリエンホルデは独オークス(独G1・芝2200m)勝ち。サリオスやサラキアも同じドイツ牝系だ。母父Soldier Hollowはバイエルンツフトレネン(独G1・芝2000m)勝ち馬で独リーディングサイアー。父Kingmanは通算[7-1-0-0]の名マイラーでPersian Kingなどを輩出。重厚な欧州血統だから高速決着への対応がカギだったが、それより東京でのプラスのほうが大きかった。54キロならここでも。(距離◎スピード○底力◎コース◎)



スタートしてすぐグランアレグリアのルメールが祐一インディチャンプの直後を取りにいったのは予定どおりでしょうが、それを見透かしたかのように内から松山サリオス、外から川田ダノンキングリーがグランめがけて寄せてきたのが最初のハイライト

けっきょくルメールは一列下げざるをえず、そこに岩田ケイデンスコールがピタリと張り付き、更に一列下げたら田辺カテドラルが「俺も俺も」と言わんばかりに外につけてきて、NHKみたいにそう簡単に外には出させないよという各ジョッキーの総意によって、大本命馬は4角では馬群の中の11番手という大ピンチ

何度も書いていますが、グランが完敗したのは捲って擦られた朝日杯と馬群でぶつかり合ったNHKマイルだけで、母系の奥にAureoleの血が入るので馬群の中で揉まれ込むと少し気弱な面を出してしまうようで、昨年のマイルCSも直線までは祐一と池添が連携して内に封じ込めていたんですよね

それでも最後は観念したかのように馬群を割ってすごい脚で差してきたのはさすがでしたが、あそこで引かざるをえない、下げざるをえない気性こそが無敵の女王の唯一の弱点だろうと

ダノンキングリーはディープ×Storm Cat×In Realityの黄金配合で、2歳時から東京1800最強説だったので、アエロリットとインディチャンプを優雅にナデ斬った毎日王冠にも全く驚きはなかったし(もちろん毎日王冠も共同通信も◎でした)、昨年は安田も秋天も○やったように東京1800のG1があればいつでも◎が打てる馬です

しかしその秋天で出来に問題があったとしか思えない大敗を喫してしまい、今週の追い切りも私はあまりピンとこなかったし、あとここはスロー想定で穴なら前の組とみていたので、この馬が中団から差し切るという絵も描けなかった

46.4-45.3の後傾ラップで、1800質のレースになったのがまずよかったんですが、川田がダノンプレミアムではなくこっちに乗ってるということは、陣営も復調の手応えを感じていたのかもしれません

ちなみに母系にStorm CatとRelaunch=Moon Glitterをもつディープ産駒は以下の10頭が既出走(色塗りは現役)



シュネルマイスターも1800寄りの重厚さがあるので追走が楽なのはよかったし、みんながルメールをいじめているのを尻目に武史はスイスイとポジションを上げ、フレンチに差したルメールとはまた違った、武史らしい差しで高性能を示してみせました

インディチャンプは高松宮路線を歩んできただけに前半ちょっとうなりすぎてしまったし、19年安田みたいに直線半ばまで内々でジッとして追い出しを我慢できるぐらいでないと、東京だとスローでも少し甘くなってしまうのは高速ピッチなので仕方ないですかね

マイラーというよりは1800型のサリオスにとっても追走は楽やったんですが、直線肝心なところで狭くなってしまったし、あとこの馬はマイルでも差しに回りすぎないほうがいいだろうとは思いますね


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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-06-07 13:54:20
松山騎手はスタートでトモが踏ん張れず前目に付けられなかったというコメントを残していますね
どうなんでしょう?古馬になる過程でハーツクライらしさが出ているのかな?なんて思ったりもしていますが
Unknown (MJ)
2021-06-07 14:38:53
ハーツ産駒は古馬になって本格化トモパンすると踏ん張ってポンと出て先行できるようになるので、まだそうはなってないということなんでしょうね
Unknown (砲台)
2021-06-07 15:31:29
レディナビゲーターの負け方も覚醒ハーツパターンに見えたので楽しみです。

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