栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

第80回オークス回顧~無敗の女王、持続戦をしなやかに差し切る

2019-05-22 13:09:40 | 血統予想
東京11R オークス
◎12.ウィクトーリア
○2.クロノジェネシス
▲5.エールヴォア
△3.コントラチェック
△13.ラヴズオンリーユー
×6.アクアミラビリス
×11.シゲルピンクダイヤ
注4.シェーングランツ
注18.フィリアプーラ
ウィクトーリアはブライトエンブレムやアストラエンブレムの3/4妹。母ブラックエンブレムは秋華賞馬で、アワエンブレム≒ヘクタープロテクターのニアリークロス2×2を持ち繁殖としても優秀だ。全3勝は逃げ切り完勝2つと直線外から鮮やかに差し切ったフローラSで、勝つときは強いが馬群に入ると力を出しきれないところがある。今回もフルゲートで揉まれず運べるかがまずポイントだったが、この枠ならば直線で外に持ち出せるのではないか。
コントラチェックはルメールでも行きたがる馬なので、ジョディーの番手で我慢がきくかどうか。ダノンファンタジーはマイラーだと思う。距離延びてよさそうなのは○▲。「この世代はヴィクトワールピサ牝駒の当たり年」と書いてきた筆者としてはこの印でいきたい。

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アーモンドアイにつづいて今年はウィクトーリアを送り込むネコマチ夫妻とパドックをかぶりつきで見てたんですが、「ウィクトーリアはちょっと歩様がゴトゴトしてて、何とか間に合わせたという感じかな」「ラヴズオンリーユーはリアルスティールほどムキムキしてないし、脚長でしなやかな体質で、兄はマイルもOKだったが妹は2000m以上が合うのでは」「クロノジェネシスもマイラーの肉付きではない」「アクアミラビリスは小さくても体質は抜群、でも体型はマイラー」「抜けていい馬はいないが、最も出来がよさそうなのはシゲルピンクダイヤ」みたいな話をしてました

ヴィクトリアマイルの日のような超高速馬場ではなかったのにこの好時計が出たのは、武藤雅ジョディーが緩めず逃げレーンのコントラチェックがそれを追いかけたからで、最遅ラップが12.3という文字どおり緩みのないペース

パドックで馬体の良さ、肉付きの良さが目立ったダノンファンタジーやエールヴォアが伸びあぐみ、どちらかといえば薄手のしなやかタイプが上位を占めたことからも、ミッキークイーンが勝った年に近いオークス、2400の持続力が問われたオークスだったといえるでしょう

ゴール前はディープ牝駒2頭の叩き合いとなり、ラヴズオンリーユーとカレンブーケドールの血統表を見ると、やっぱり種牡馬ディープインパクトはあまり配合に関係なく牝駒にはスタミナを伝えるんやなあ…と、どっちも牡ならもうちょっとマイラー寄りに出るんやろなあ…と、ラキシスじゃなくサトノアラジンになるんやろなあ…という配合です





ウィクトーリアは馬群を気にするところがまだあるだけに、直線で勝ち馬の後ろを狙って外に出せていたら3着あったかもですが、いずれにしても前2頭を差すまでは難しかった

今日も出遅れこいてしまったので、あ~こりゃ勝ち負けまでは厳しいか…という空気でわりと冷静にレースを観てたんですが、ゴール前でネコマチさんが突然立ち上がって「3! 3! 3着が欲しいいいっ!!!」と叫び出したのは笑った

これから札幌に戻りますが、在京中は人と会う用事が多くて、移動の合間にも細かい用事がちょこちょこ入って、回顧をあんまり練り上げる時間がないまま水曜になってしまったのでこんなもんで(^ ^;)

あとレーンについては「ルメールやボウマンみたいに何をやらせても穴がない一流の域ではなく、まだ若いし粗いしちょくちょくやらかすけれど、やらかすことを恐れず乗ってるからこそ勝てるんじゃないか」というような評価に変わりはないです

先週もあんまりほめない書き方にしたのは、オークスやダービーの結果だけで一斉に手の平返されるのもかわいそうや、というのもありましたね
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