栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

第22回秋華賞回顧~ついにハービンジャー、今年もHaloクロス

2017-10-15 16:52:07 | 血統予想

京都11R 秋華賞
◎15.ヴゼットジョリー
○14.ディアドラ
▲1.アエロリット
△16.ファンディーナ
勝てばアッサリなのはアエロリットとファンディーナだろう。昨年はヘイロー3×4・5のヴィブロスが勝ち、父(ヴィクトワールピサ)がヘイロー3×4のパールコードが2着。京都内回りらしい決着だった。ファンディーナはヘイロー3×5でフラワーCの勝ち方なんかは女ヴィクトワールピサという凄味があったが、果たしてひと叩きで春の輝きを取り戻せるかどうか。アエロはパワー抜群なので馬場が渋るのはプラス。
ディアドラは皐月2着ペルシアンナイトと配合の輪郭(ハービンジャー産駒で母系にサンデーとヌレイエフとニジンスキーとオリオール)が似る。こちらはソニンクの牝系で母はヘイロー3×4。内回り小回りを捲り差せる機動力を持ち合わせているし、渋った馬場もこなすから、連軸はこれでいいのかもしれない。
馬券的に狙ってみたいのはヴゼットジョリーだ。ローエングリン×サンデーサイレンスでヘイロー4×3というのはロゴタイプと同じ。ヘイロー的な脚捌きからも内回り向きの機動力はあるタイプだろう。母母父ソーマレズはスタミナ溢れる血の凱旋門賞馬で、母フレンチビキニもその全姉フレンチアイディアも中距離で勝ち鞍がある。馬体を見てもマイラー然とは映らず、この距離延長と内回り替わりでベストパフォーマンスを叩き出す可能性は多分にあるとみた。

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ディアドラについては、紫苑Sの予想コメントからまず再掲します

<ディアドラは現場で見た矢車賞のパドックが圧巻で、予想では他の馬を◎にしていたのだがこの馬に勝たれると観念したほど馬っぷりは抜けていた。これはオークスでも印を回そうとそのときに決めたほどだ。紫苑Sはエアレーションがきいている中山開幕週なので外差しが決まりやすいし、前走のような競馬ならまず勝ち負けだろう。母ライツェントは名繁殖ソニンクの娘で、スペシャルウィーク牝馬も繁殖として優秀だから、オデュッセウスやディラドラぐらいの馬は毎年産んで不思議ない>

1歳の半妹(父エンパイアメーカー)はキャロットクラブで募集されてますが(もちろん既に満口)、それをピックしたときのコメントも再掲

<この馬は血統配合は◎で最初からリスト入りしていたのですが、実馬を見るとあまりにもエンパイアメーカーっぽくてダートで二つぐらい勝てそうかな…ぐらいの第一印象で、それほど人気にもならないだろうと様子見候補だったのです。しかし私の周りの馬見できる人が揃って体幹が強いと褒めるので、何度もDVDを見返すとたしかに動きにブレがなくてエンパイアメーカー産駒らしい芯の強さを感じます。これならダ1800mで募集価格は回収できそうだし、活躍馬頻出ソニンクの牝系にエンパイアメーカー×スペシャルウィーク×Machiavellianと「優秀な母父を持つ優秀な母父」が代々配されてきて、とにかく繁殖として非常に魅力的な血統。アワブラッドらしい推奨として追加ピックすることにしました>

そして金曜のエントリ「うなるステラマドリッド」では

<ディアデラとペルシアンナイトってなかなか配合似てるんですね(両者の母を組み合わせてますが、父ハービンジャーと、母系にサンデーサイレンス、Nureyev、Nijinsky、そしてAureoleが共通)。なるほどディアデラは“Haloましましペルシアンナイト”ってところですかね>

けっきょく今年もHaloクロスという結末やったわけですが、3~4角で最内をスルスル押し上げて直線抜け出してくるときの機動力とコーナリングはまさに“Haloましましペルシアンナイト”、まさにHalo的で、あそこを捌いたルメールも見事ですがHaloだからこそ捌ける





ついにハービンジャー産駒がG1制覇ということになりましたが、ディアドラもモズカッチャンもペルシアンナイトも、G1で馬券に絡んだハービンジャーはみんな母系にNureyevを持っており(そのあたりについては下記エントリ「ハービンジャーとDansiliが…」を参照)、ディアドラの場合は母がNorthern Dancerのクロスが薄い(4×5)のもハービンジャー産駒としてはほめられると思います

ハービンジャーとDansiliがナスペリオン的に斬れる理由
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/7ee3062dfc82b5ee11f67c822003c635

リスグラシューについては“女ローズキングダム”と評してきて、細身で小柄でMill Reef的な斬れで差す大箱向きの中距離馬だと書いてきました

だから内回りのここは印を落としたんですが、ユタカは早めに外に出して、ストライドロスだけは避けるという乗り方で長く脚を使わせたのはさすがで、しかしハーツクライは京都のG1ではどうしても、どう乗っても2着になってしまう

モズカッチャンはNorthern Dancerのクロスがうるさい配合なのでわりと完成が早いタイプとみて、オークスでのディアドラとの着順は入れ替わるだろうという読みやったんですが、終わってみればオークス2,4,5着の叩き合いでしたね(1,3着は不出走)

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日曜のボツ予想~1400にズレた馬

2017-10-15 09:35:51 | 血統予想

昨夜は「フューチュリティ」2017年秋号(ジェイエス発行)を布団に持って入っていつの間にか寝てたんですが、これエピファネイアやキズナなんかの初年度産駒がズラッと掲載されているのはもちろん必見ですが、EnableやChurchillなど海外大レース勝ち馬の立ち姿が見れるのがいいんですよね…5代血統表や牝系図と見比べながら読んでます







パカラの広告も載ってました(・∀・)

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京都3は◎ブラックジルベルト
POGではノヴェリストからも一頭…ということでこれを取り上げたんですが、母方のマイラー体型とNight Shift≒ノーザンテースト4×4のパワーで走るマイラーで、斬れ味がないので外回りのスローだとディープにナデ斬られてしまいますが内回りのここは決めたい



ちなみにノヴェリスト産駒のJRA7勝の内訳は、阪神芝内1400、福島芝1800、中京芝1400、中山芝内2000、中山芝1600、東京芝1800、京都芝内1400、いわゆる大箱で勝ったのは母父ダンスインザダークのNijinsky体型を受け継いだギルトエッジだけ
母方のパワーが強い○ロードマドリードもストライドで差せないので内回りがベター、穴はHalo4×4とSadler's Wells≒Nureyev3×5と機動力で固めたアンライバルド産駒▲サクセステーラー

もみじは◎ダノンスマッシュ
つまるところ新種牡馬ロードカナロアについては、その母レディブラッサム(Secretariat=Syrian Sea3×4)の柔らかさしなやかさを強く伝えるため、産駒のタイプにしても成功する配合パターンにしても“マイルのディープインパクト”というような捉え方をすればいいのではないかと思っとります
ディープがDanzigやNureyevやフレンチデピュティの頑強マイラーとの配合で筋力を補い体質を締めることで成功しているように、カナロアもファルブラヴやクロフネの肌で成功しNureyevのクロスで成功している
本馬は母がRoberto4×3で母父はDanzig×Alydarでダ短距離の突進力を伝えるハードスパン、ジェンティルドンナの母父BertoliniはDanzig×Alydarのスプリンターでした
ちなみにカナロア産駒は今のところ芝稍[3-1-0-2]重[1-0-0-0]、馬場が渋るのはむしろ歓迎



○ミッキーマインドの前走大敗は道悪というより馬を怖がる気性面に因るものとすれば、ここは直線で外に出せれば、ディープ×Storm Catですから配合的には京都外が一番斬れるはず
☆イイコトズクシも母父アフリートなので馬群はダメっぽい馬で、ここは少頭数の外枠で前走のように気分よく差せそうだし、やや緩慢な走りで時計がかかるならなおいい

信越は○アポロノシンザンはサクラバクシンオーにHaloとStorm CatとMr.Prospectorの軽いスピードを重ね、こういうバクシンオーはしなやかすぎてスプリンターにはならずグランプリボスのように1400~1600にズレますが、この馬もスプリンターではなく1400馬





馬券的な妙味は◎トーキングドラムで、非常にオーソドックスな「3/4Northern Dancerクロス,1/4サンデーサイレンス」ですが、母母アンスチュアート(Northern Dancer≒Indian Hemp2×3)がこれといった特長がない血統
だから素直にKingmamboのパワーと機動力で走るタイプで、狙うならばこの内1400m、阪急杯でも◎にした私が言うのですからたぶん間違いないです(・∀・)

「No.1予想」では秋華賞を、「厳選予想 ウマい馬券」と「競馬道OnLine」では秋華賞とオクトーバーSと神奈川新聞杯を予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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