栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)』本日発売

2017-05-08 23:11:17 | POG

「血統屋」のPOG電子書籍『望田潤のPOG好配合馬リスト(2017)』が本日5/8から発売になります
http://miesque.com/c00042.html

毎年好評をいただいております『ディープインパクト好配合馬リスト』の姉妹編で、この電子書籍も今年で5年目を迎えます

今年も昨年同様、「キングカメハメハ編」「ダイワメジャー編」「ハーツクライ編」「重賞勝ち馬の弟妹編」(上記3種牡馬とディープインパクトの産駒は除く)の4カテゴリから、計48頭の好配合馬をピックアップしました

1カテゴリにつき厳選12頭(◎=5頭、○=5頭、★=2頭)、全48頭の5代血統表と配合解説が付きます

15年版ではチェッキーノ、エンジェルフェイス、ロジクライ、ドレッドノータス、アットザシーサイド、ケルフロイデなどをピックしました

16年版はキングカメハメハはレイデオロとダイワキャグニーはスルーしましたがヴァナヘイムやハウメアやランガディアなど出走9頭中6頭が勝ち上がり、ダイワメジャーではボンセルヴィーソ、マンハッタンカフェではプラチナムバレット、ステイゴールドではウインブライト、こそばゆいところもピックしてます(当書籍の制作も担当している血統屋の中の人はプラチナムバレットを一口持ってるので、天国から地獄へを味わっているようですが…)

いっぽうダメダメだったのがハーツクライで、これだけの当たり年にもかかわらずオープン級を一頭も引いてないのはお恥ずかしい限り(^ ^;)

あまりにお恥ずかしいので今年はハーツクライの研究チェックに最も時間をかけましたので、その成果に乞うご期待ということで(・∀・)

あと今年は新種牡馬が豊作で例年以上に注目されており、「重賞勝ち馬の弟妹編」ではステイゴールド、ゴールドアリュール、エンパイアメーカー、キンシャサノキセキ、ヨハネスブルグといった実力派に、オルフェーヴル、ロードカナロア、ヘニーヒューズ、ノヴェリストなど新種牡馬からも1頭ずつ、あと持ち込みの産駒も1頭加えたラインナップになっとります

全65ページ、定価1,000円、下記URLからお求めいただけますので、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
http://miesque.com/c00042.html

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5/6,7の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2017-05-08 11:41:59 | POG

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2016)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したプラチナムバレット(牡3歳)が土曜京都11R京都新聞杯(G2・芝2200m)を勝ちました。

★プラチナムバレット(牡、父マンハッタンカフェ、母スノースタイル)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2014104273/
スマートレイアーの3/4弟。母スノースタイはLyphardやDrone≒Red GodやTyrant≒Bold BidderやMy Babu≒Ambiorixなどをクロスする父母相似配合で自己主張が強く、中央出走産駒は6頭中5頭が勝ち馬となっている(5頭の父が全て違うのも素晴らしい)。そこにあまり強いクロスを持たないマンハッタンカフェを配したのも良く、遅生まれなので★評価にとどめたが、先行力ある長めマイラーとして楽しめそうな配合だ。(望田)

■日曜東京9R湘南S ベルキャニオン(ディープ・望田&栗山)
■日曜東京11RNHKマイルC3着 ボンセルヴィーソ(POG・望田)

スノースタイルはLyphard3×4とDrone≒Red God4×4とBold Ruler5×5とMy Babu≒Ambiorix6×6・6を持つ父母相似配合のマイラーでしたが、産駒にはホワイトマズルのスタミナもよく伝えるようで、スマートレイアーも最近はしぶとい中距離オバチャンに完全に変貌、そしてプラチナムバレットは男馬のぶん、もっと早くから重厚な中長距離馬としての片鱗をみせていました

前半のペースが遅いときほどレース内容がいいのも長い距離が向く証で、配合どおり“ヒルノダムールのLyphard炒め”と形容すべき馬に完成しつつあっただけに、2200mに延びて更にレースぶりが良くなっただけに、ダービーを前に骨折は残念…

「種牡馬マンハッタンカフェはHalo≒Boldnesianをどう継続クロスするかがポイントで、だからBlushing Groomとはおそらくニックするだろう」と書いたのがもう13年前ですか、でも13年前も今も、メイショウクオリアもヒルノダムールも、シャケトラもプラチナムバレットもやってることはだいたい同じですよね

「望田潤のPOG好配合リスト(2017)」はこれから最終校正に入るところで、今年もキングカメハメハ、ハーツクライ、ダイワメジャー、重賞勝ち馬の弟妹の4部作でそれぞれ10頭+2頭ずつ選んでいます
本日中には発売スタートに踏み切れると思いますので、今年もよろしくお願いします

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第22回NHKマイルC回顧~クロペリオン娘、原点回帰の先行で

2017-05-08 09:30:23 | 血統予想

東京11R NHKマイルC
◎4.カラクレナイ
○1.モンドキャンノ
△3.アウトライアーズ
×6.ボンセルヴィーソ
ボンセルヴィーソとディバインコードはデビュー前から配合をほめてPOG一口で推奨してきた馬だが、前者はダイワメジャー産駒らしい斬れのない走りが、後者は母父がヘクタープロテクターというのが東京マイルのG1でネックとなる。
アウトライアーズはマイラーっぽい体型で、NHKマイルに強いフレンチデピュティの血を引くので好走は間違いないが、G1を勝ちきるには少し牝系が弱いと思う。
NZTはスローだったし、桜花賞やアーリントンで先行した馬たちも出てこないので、ここもペースは落ち着くと読めば、アンブライドルドの名血を増幅した好配合のカラクレナイ、グランプリボスに似た配合のモンドキャンノ。1400mでレーヌミノルをビュンと差したこの2頭の鋭さを買いたい。勝つのはどちらかという馬券で。

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NHKマイルCは後に重賞でも勝ち負けにならないような馬が勝ったり、後にスプリントやダートに転じるような馬がこのレースだけは驚くような頑張りを見せたり、そういう不思議がままあるレースで、レースが終わった後に「リエノテソーロが穴パターンなのはわかる。でもわかっていてもリエノテソーロには打ちにくい…」

すずらんで◎にしたときに、ダート短距離血統と言われるけどSpeightstown産駒にしてはちょっと味のある配合をしていて、芝でも追って味がありそうな馬やと書いたんですが、とはいえひと押しがきかなかったアネモネ4着をみるとだんだん短距離に寄ってきてて、1600mはちょっと長いと言わざるをえないのかなあ…と

NHKマイルはこういう馬がなぜか残ってしまうのだけど、そこを理屈を通してこの馬に印を入れるのは私には難しい

矢車のパドックを見ながら、「ドロウアカードはいかにもダイワメジャーという好馬体やけど、いかにもダイワメジャーというジリ脚やから、テン乗りの四位がスローで逃げたらまた鋭さ負けして3着になってしまうと思う」

この日の京都は向正面がかなりの向かい風で、逃げ馬が馬券に絡んだのは1Rだけで、だからレイズアベールを行かせてこれを風よけにイン番手で回ってきた四位は正しかった

ボンセルヴィーソもドロウアカードもPOGで推奨したように典型的なダイワメジャー黄金配合で、それらしい先行力と粘着力を武器とし、だからスローの番手で満を持していても追い出してビュンと速い脚を使えるタイプではないのだとNZTのレース回顧で書きました

ポンセル自身のラップはNZTが61.0-35.3でNHKが57.9-34.4ですから今日は持ち味を出し切った逃げで、メジャーエンブレムが桜花賞59.6-34.2でNHK57.7-35.1だったのと重なるものがあります

ちなみに「血統屋」のPOG書籍は本日発売予定ですが、2歳のダイワメジャーは黄金配合といえる馬が多く、ボンセルヴィーソぐらいの好配合馬がNHKマイルに5頭ぐらい出て3~7着を独占しそうな予感がありますよ(・∀・)

帰りの京阪電車の中でヤンチャ馬券師と言ってたんですが、東京芝マイルのG1こそが実は前残りや逃げ切りが強いレースで、ここ3年9Rにおいても、ロゴタイプとメジャーエンブレムとヴィルシーナとミッキーアイルが逃げ切ってるんですよね

モンドキャンノとアウトライアーズとカラクレナイは、位置取りとかレース運びとか体調云々の前に、59秒で追走して34秒で上がらなければならない高速マイル戦には現状向いていないのだ、という完敗やったと思います

私はスローになるとみて1400mでレーヌミノルを鋭く差した脚を重視したのですが、そういう馬に向いたレースには全くならなかったということでしょう

ブログのコメント欄でも指摘がありましたが、アエロリットはミッキーアイルと同じくアイルドフランスの孫で、そこにNorthern Dancer系のパワー型(クロフネ、ロックオブジブラルタル)とサンデーサイレンス系の中距離馬(ネオユニヴァース、ディープインパクト)が配されたのも同じ



血統表の3/4でNorthern Dancer≒Icecapadeを継続クロスし、残りの1/4、サンデーサイレンスとネオユニヴァースのところだけはNorthern Dancerが入らない「3/4Northern Dancerクロス」の形なのも同じ

アイルドフランスの父NureyevはHyperion4×4でスリープレスナイトの母父でもあり、いわゆるクロペリオン=クロフネにHyperionの凝縮をもってきた成功パターン

アエロリットとともに牝馬クラシック路線を湧かせたジューヌエコールも、母方4代目とちょっと遠いですがNureyevを引いています

Nureyevの娘フェアリードールから拡がる牝系とも相性抜群で、フェアリードール牝系のクロフネ産駒はJRAに11頭出走しトリップやバトードールやオウケンビリーヴなど9頭が勝ち馬となっています

またクロペリオンは牝馬のほうが成功しやすいという傾向もあり、スリープレスナイトもカレンチャンもホエールキャプチャも、スプリングサンダーもクロフネサプライズも、クロペリオンの主な活躍馬は牝ばかりで、クロフネのパワーとHyperionの粘りで走る血統ですから、牡だとちょっとパワー方面に振れすぎてしまうきらいはあるのでしょう

そんな血統ですから、多少ペースが速くとも前で受けたほうが味があるタイプじゃないかと思えたし、ここも外枠を引いてしまったから桜花賞のように後ろからでは圏内までこれるかなあ…というぐらいの見立てで、しかし今日のノリは原点回帰というか、最初から行く気満々やったしそれが正解やったと思います

ちなみにNETKEIBAの特集コラムでも書きましたが、NHKマイルは父クロフネのクラリティスカイ、ブラックシェル、インパルスヒーロー、母父フレンチデピュティのマイネルホウオウ、レインボーライン、ミュゼスルタン、父フレンチデピュティのクロフネ、ピンクカメオ、グラウエイコウオーなど、フレンチデピュティの血を引く馬が毎年好走するレースでもあります

才媛揃いで層が厚いと言われてきた3歳牝馬ですが、大一番で栄冠を勝ち取ったのはキラキラ輝く連勝馬や不敗馬ではなく、惜しい2着や悔しい3着を重ねてきたアエロリットとレーヌミノルでした

30年近く競馬やってても、未だに競馬の奥深さや難しさを毎週噛み締めさせられていますが、さてオークスはどんな結末になるのやら

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