栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

京成杯&日経新春杯回顧~ナカヤマフェスタの片りん

2014-01-19 17:33:33 | 血統予想

中山11R 京成杯
◎11.アデイインザライフ
○6.エアアンセム
▲16.キングズオブザサン
△8.ディアデルレイ
△15.ヴォルシェーブ
×1.ホルボッシュ
注12.プレイアンドリアル
◎はディープ×バクシンオーというとグランプリボスを長めにしたような柔らか1800m型のイメージだが、母ラッシュライフはファンタジーSと函館2歳Sで2着、その母フレンドレイはデインヒルの血を強く増幅した配合をしていて、ラッシュの他にもタガノデンジャラスやバアゼルリバーなどを産んでおり、ここがパワーを強く伝えるのでうまくバランスがとれている。「サンデー系のしなやかさ」と「デインヒル系のパワー」という相反する特長・体質がうまく噛み合えば、ナカヤマフェスタやフェノーメノやエイジアンウインズやミッキーアイルのような“ちょっと違う馬”をつくることもできるが、前走は一頭だけ別次元のレースをして楽勝だったし、馬格は十分すぎるほどあるし体質は柔らかくて強いし、もしかしたらナカヤマフェスタのような“ちょっと違う馬”かもしれない…というスケールを感じさせる馬だ。確実性でいくなら○で、エアシェイディ、エアメサイア、エアシャカール、エアソミュールの近親で、この牝系から中山向きの機動力を受け継ぎ、ここならホープフルのようにきれいな好位差しで抜け出せる。▲も葉牡丹の勝ちっぷりは本物だがベストは1800mではないかという気がするし、この大外で脚を使わされるとちょっと伸びあぐむかもしれない。

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東西の重賞は◎が3着で馬券はダメでしたが、でもノリとアデイインザライフが悠然と外に持ち出して悠然と上がってくるとき、そこからやっぱりブッコ抜くのかというあのワクワク感、けっきょく届かなかったけれど大器の片りんをみせてくれた走りには、観戦料を払うだけの価値がありました(・∀・)

キャリア1戦の大型馬、パドックでの動きはユルユル、今日もゲートをボコッと出て、大きな馬で大きく緩慢なアクションですからケツから外に出して悠然と捲っていくしかなく、こんな競馬では春はクラシックに間に合わないかもしれませんが、とにかくタダモノではないというところはみせてくれたので満足はしています

血統解説については「血統クリニック」のエントリを読んでいただきたいですが、サンデー、デインヒル、ノーザンテースト、Lyphard、Princely Gift、このあたりの血の増幅のさせ方、しなやかさとパワーのバランスなんかをナカヤマフェスタと比べてみるのも面白いですよ(・∀・)

そしてナカヤマフェスタも若いころは、京成杯でアーリーロブストに逃げ切られていたころは、やっぱり緩い馬でした

キングズオブザサンはけっきょく枠ナリに外々を回らされてしまいましたが、4角で先頭に立つときの加速はなかなかの説得力で、これもやっぱりタダモノではなかった

ただ今でもベストは1800mじゃないかと、チチカス産駒ですからエアレーション馬場は得意なんですが、エアレーション馬場だと2000mは微妙に長いかもしれない…という気もするのです

エアアンセムは思ったより後ろからの競馬で、4角~直線はまともな進路がない感じで、後藤も最後は諦めてましたから、今日はノーカンでいいんじゃないですか

ただしG1の舞台でアデイやキングズのようなキラキラ輝く素質馬を相手にするとなると、そこはHyperion的な粘りやBold Ruler的な機動力を駆使して、最高に巧く立ち回ってどれだけ伍せるかという馬でしょうね~

プレイアンドリアルはけっきょく、アルゼンチン式調教とやらはやったのかな?(^ ^;)そこはよく知らないですが、いずれにしても今日は中団で折り合いがつき、4角で外からキングスが捲ってくるときにひと呼吸入れて、これを目標に追い出すというメリハリのきいた競馬、実力を発揮することができました

「血統クリニック」でも書いたように「サンデー×ミスプロに大物マイラーなし」というのが持論で、この馬も1600mよりは1800mがベターな体質でありスピードの乗りだと書いてきましたが、今日の内容をみると1800~2000mがベスト距離でしょうね~

デュランダル×ティンバーカントリー×Danzig×Alydarだけど、この馬はしなやかに全身運動ができるんだ、だから距離も延びたほうがいいんだと言いつづけてきた岡田総帥、ここで面目躍如ですな(・∀・)

そしてけっきょく4人気でしたが前売りでは1人気になっていたように、この馬の巻き返しを信じたファンも多かった

日経新春杯は京都の良のスローじゃあ鋭さが足りないだろうと書いたサトノノブレスに勝たれてしまいましたが(^ ^;)、でも最後詰められたようにやっぱりジリ脚はジリ脚

しかし馬ナリでジワリとハナに立って折り合いピタリ、馬ナリといっても常に馬に適度な緊張感を保持させたまま直線に向き、これ以上ないタイミングで抜け出して、アドマイヤの追撃をギリギリ凌ぎきったところがゴール

スタートからゴールまでの2400m、馬は一度も力んで走ってませんが、ずっと集中して鞍上の指示を待ってました

「ルメールはどう上手いか説明できないけど上手い」とめがねざるさんがコメントでおっしゃってましたが、この“必要最低限の緊張と集中を伴った折り合い”、これこそがフレンチの鉄人の真骨頂でしょう

それにしても今日のサトノノブレスはJCのウオッカに匹敵する名騎乗というべきで、どちらもルメールでなければ勝てなかったレースだと断言できます

コメント (3)
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血統クリニック~京成杯

2014-01-19 16:04:39 | 血統クリニック

「血統屋」の有料コンテンツ「血統クリニック」では、毎週のメインレースのなかから対象レースを一つ選んで、出走予定馬の血統解説と展望をしています(毎週木曜18時更新)
京成杯はこんな感じです(両重賞の回顧は最終レースが終わったらやります)

アデイインザライフ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103692/
母ラッシュライフはファンタジーSと函館2歳Sで2着。ディープ×バクシンオーというとグランプリボスを長めにしたような柔らか1800m型のイメージだが、母母フレンドレイはデインヒル産駒でNorthern DancerとBuckpasserとハイインローのクロスを持つ名繁殖で、ラッシュの他にもタガノデンジャラスやバアゼルリバーなどを産んでおり、ここがデインヒル的パワーを強く伝えるのでうまくバランスがとれている。「サンデー系のしなやかさ」と「デインヒル系のパワー」という相反する特長体質がうまく噛み合えば、ナカヤマフェスタやフェノーメノやエイジアンウインズやミッキーアイルのような"ちょっと違う馬"をつくることができるのだ。中山内2000mの多頭数を3角からずっと外を回して、軽く仕掛けただけで悠然と抜け出して最後は抑える余裕。一頭だけ別次元のレースをして楽勝だった。馬格は十分すぎるほどあるし体質は柔らかくて強いし、もしかしたらナカヤマフェスタのような中距離馬に完成するかもしれない、“ちょっと違う馬”かもしれない…という奥深さは多分に感じさせる馬だ。

エアアンセム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104182/
母エアマグダラはエアシェイディ、エアメサイアの全妹で、自身も休みがちながら9戦4勝と素質をかいま見せていた。その母エアデジャヴーは中山のクイーンSに勝ちオークス2着桜花賞3着。ブライアンズタイムと同じGolden Trailの牝系で、HerbagerやRibotのスタミナと同時に、Bold RulerやTudor MinstrelやRomanの機動力やパワーも強い。エアシェイディは中山の鬼だったし、エアメサイアは秋華賞勝ち含め内回りでは[3.2.2.0](東京外回りでは[1.2.0.2])、エアデジャヴーの兄エアシャカールも本領は皐月賞の捲りだろう。12月のディセンバーSを好位からきれいに抜け出したエアソミュールもジャンポケ産駒ながら内回り小回りで器用な立ち回りができる馬で、そういう機動力とパワーを脈々と伝える牝系だ。本馬はRoberto父系×Golden Trail牝系という組み合わせがブライアンズタイム的だし、そしてもちろんこの牝系特有の機動力もONになっていて、ブライアンズタイム産駒がBold Ruler的脚捌きで中山内2000mをスルスル抜け出してきたという勝ちっぷり。どうみても中山と阪神の内2000mがベスト。

キングスオブザサン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104272/
母スティンガーは阪神JFなど重賞5勝、その全姉にサイレントハピネス、3/4弟にアーバニティ。チチカステナンゴ産駒は時計のかかるエアレーション馬場が合うようで、ホルボッシュの寒竹賞、リボントリコロールの紫苑S、ピークトラムのひいらぎ賞、エクセンレトビューのフェアリーS、ルファルシオンのホープフルS、このところ中山芝では人気以上の活躍が続いている。母がHalo≒Chieftain2×4で、自身は薄いナスキロのクロス。あまり体型に伸びはないが、柔らかく全身運動できて、無駄のない脚捌きで動きは俊敏。葉牡丹賞で内から抜け出してくるときの躍動感はロゴタイプやジェニュインとダブるものがあったし、時計も文句なし。ただ母系のマイラーっぽさも感じさせる体型なので、細かいことをいうとベストは1800mではないかと思うのだが、同じようにマイラー寄り体型のホルボッシュが葉牡丹を逃げて粘りに粘ったのがまだ脳裏に焼き付いている。おそらく2000mだとスロー希望で、ホルボッシュが抽選ではじかれるようなら(アグネスの単騎スローもあるので)順位上げの方向で考えたい。

ヴォルシェーブ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103789/
リルダヴァルの3/4弟でディープインパクトの甥でゴルトブリッツのイトコ。父が同じモンドシャルナとは3/4同血でもある。そこにネオユニヴァースだから、Halo≒Sir Ivor3×5的機動力と「HyperionとFair Trial」的な粘りで走る中距離馬。リルダヴァルと比較すると距離適性は長めでコース適性は急坂小回りに寄っていて、サンダーガルチの力馬っぽさも受けてちょっと上がりがかかったほうが渋い脚質も似ている。エリカ賞は上がりの競馬になってバンドワゴンに手も足も出なかったが、エアレーション中山内2000mはベスト条件だから、弥生賞のミヤジタイガ的な食い込みは想定しておきたい。ウチパクもエクセンレントビューの騎乗はガッカリだったが、こういう図太い男馬は本来達者な人だ。

ディアデルレイ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103964/
ポトリザリスの牝系はいかつい南米血脈だが、Fair Trial~Lady Jurorの薄いクロスも持つだけに牝馬には機動力を、牡馬には粘着力を伝えるようなところがあって、ディアデラノビア~ディアデラマドレ母娘は外回りのスローを回転の速さでビュンと差すが、マゼラン・イグアス兄弟は内回りの長丁場で先行粘り強い。本馬はディアデアマドレの全弟だが牡なのでタイプとしては粘着型で、葉牡丹賞も最後ジワジワ伸びてきたが新馬勝ちのようにもう少し前々で運べればしぶとさが活きる。押さえたいところだが、田辺は初騎乗時は大事に丁寧に乗る傾向があるので、丁寧に差しすぎると掲示板までだろう。

ホルボッシュ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103784/
ブラックエンブレムの半弟でナリタセンチュリーのイトコ。父がチチカステナンゴでクロスがスマートファルコンと同じVaguely Noble5×3だから、典型的なAureole魂の逃げ馬。ハナ切ったらしぶといのは未勝利勝ちをみてもわかっていたのだが、ヘクタープロテクターの影響が強いマイラー体型だから2000mはちょっと長いのではとみてノーマークにしたら、緩みないペースで逃げに逃げて粘りに粘った。これだから気分よく走ったときのAureoleはおっかない…。ピークトラムも母父スペシャルウィークでAureoleのクロスだから、思い切って逃げたらモノサシ馬を脱出できるかもしれない。ただ北宏がガッチリ押さえてジンワリとハナに立ってもあのペースで逃げてしまうのは、やっぱりそれはスピードの乗りがマイラーだからで、1800mならばもっと重い印も回せるが…というところ。この馬が出てくるならスローは考えなくていいだろう。

プレイアンドリアル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105416/
朝日杯は外枠からポジションを取りにいったらカベをつくれず行きたがってしまった。ヒシアマゾンやアドマイヤムーンでおなじみのKatiesの牝系で、叔父に短距離の追い込みで鳴らしたシルクヴェルリッツがいる。母はティンバーカントリー×Danzig×Alydarだからパワー型でダート血統と言ってもいいだろうが、サンデー系×ミスプロ系特有のしなやかな体質とTom Foolクロス由来の無駄のない脚捌きで、大知がむしろ芝向きというほどで力馬っぽさはあまり感じない。「サンデー×ミスプロに大物マイラーなし(例外はラインクラフトぐらい?)」というのが筆者の持論で、それはなぜかというとマイラーとしては柔らかでしなやかすぎる体質になってしまうからで、サイレンススズカもアドマイヤムーンもゼンノロブロイもヴィクトワールピサも、そしてマイルG1を勝ったトーセンラーやサダムパテックやローズキングダムにしても、1600mでうなりをあげるピュアマイラーではない。プレイアンドリアルもそういう体質だからベストは1800mだと思う。

ピオネロ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103833/
母クルソラはコパデプラタインテルナシオナル(亜G1・芝2000m)とエンリケアセバル大賞(亜G1・芝2000m)に勝った3歳牝馬チャンピオン。その父Candy Stripesはバブルガムフェローの半兄で亜リーディングサイアーでペルーサの母父。母父Ahmadは亜年度代表馬で亜リーディングサイアー。そこへネオユニヴァースで全体に粘りとパワーの血が強い配合だが、緩い相似配合で両親の中距離資質を上手く受け継いだようで、体型体質はBlushing Groomが強く、Halo≒Red God3×4の無駄のない脚捌きやWild Risk7×5のナタの斬れも受け、ストライドもソコソコ伸びる。ネオユニ産駒のスタンダートとはちょっと違うタイプだが、機動力と斬れを兼備した弱点の少ない中距離馬で、現時点では"もっさりペルーサ"というイメージか。まだ成長の余地は多分にあるだろう。

ウインマーレライ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105195/
マツリダゴッホ産駒でHalo3×5、Bold Ruler5×6、母がFair Trial7・8×4だから、中山向きの機動力に特化した配合。サンデー系×ミスプロ系の柔らかさもあるが、上がり11.2-11.2を一気に捲ったアスター賞こそ本領だろう。母父Fusaichi Pegasusの母父Danzigの影響も強い体型で、ベストは1800mだと思う。

ラングレー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104097/
ディープ×Storm CatというのはAlzaoとStorm Catを通じるNorthern DancerとナスキロとAttica≒First Roseのクロスなので柔らかな体質がONになりやすい。だから母母のところにはパワーの血が入ったほうがバランスはとれる。本馬の母母MonevassiaはKingmamboの全妹だからパワー型というべきだが、いつも書くようにサンデーとミスプロが出会うと両者のしなやか体質がONになりやすいから、ディープにStorm Catとミスプロを入れたとなるとちょっと柔すぎ緩すぎ体質になるのはやむを得ない。こういう緩すぎるディープ×Storm Catは、ラキシスやヒラボクディープやサトノアラジンやジョングルールのように東京や外回りのスローで直線緩やかに加速して差す、という競馬が一番合っている。今回は中山内2000mだから、東スポ4着以上のパフォーマンスは期待しづらいか。

ショウナンラグーン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102893/
メジロドーベルの孫で父がシンボリクリスエス。母父マンハッタンカフェを胴長にしたような体型でスピードの乗りも緩やかで長いところが合っていそうだが、脚捌きが無駄なく中山内でソコソコ機動力があるのはBoldnesian6×6の影響だろう。上がりがかかれば食い込みの余地はないとはいえないが、今年は例年になくメンバーが揃っただけにここまで印が回らない。

アグネスドリーム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103256/
マンハッタンカフェ産駒で母父がGone West系のマイラーだから先行脚質に出たのは順当。ベストは1800mっぽいので京都2歳のようなスローで逃げられればだが…。

オウケンブラック
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102899/
シェリルにさかのぼるメジロのスタミナ牝系で母父がアサティスと母系は重厚だが、体型は父アグネスデジタル似で父をジリ脚に劣化したような馬だろう。1600~1800mで時計のかかる決着に向いた馬だと思う。

ツクバアズマオー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103985/
ステイゴールドにStorm BirdとVaguely Nobleが入ってノーザンテースト血脈を増幅しているが、母はSeattle SlewとSecretariatとChieftainを通じるボルキロクロスで自身はHalo≒Red Godのニアリークロスだけに、パワー体質になりきれないところが不満。距離延長はプラスだが…。

マイネグレヴィル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105245/
おなじみオカノブルーの牝系で母はマルゼンスキー3×2、そこにブライアンズタイムだから米血パワーで走る中距離馬で、Flower Bowl≒Aureoleのニアリークロスが隠し味。今の中山芝は合っているが、それにしてはホープフルの内容がちょっと物足りない。

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日曜のボツ予想アッサリ~小細工は要らない

2014-01-19 10:18:32 | 血統予想

初富士は◎フェスティヴタロー
ローエングリンをミスプロ体質にしたような馬でマイルは少し忙しいので1800mベスト、一方でディカードレム~DahliaからAureole魂を受け、1800mで逃げたときは[2.2.0.0]でスピルバーグとレッドレイヴンにしか負けてません

ちなみに私は若潮で◎にしたときから小細工不要で逃げるべきだと書いてきましたが、3回連続控える競馬で③②②と惜敗つづき、しかもルナ、リンゴット、ケイアイエレガントと勝ったのは行った馬ばかりで、Aurole魂の恐ろしいところは交わされると止めてしまうだけでなく、前にいる馬を抜こうともしないのです

ちなみに京成杯で逃げるであろうホルボッシュはAureoleの孫Vaguely Nobleの5×3で、これはスマートファルコン師匠と同じ

ミエノワンダーは1800mはちょっと忙しく△インプロヴァイスは1800mはちょっと長いので、○フラアンジェリコ、▲タツミリュウ、☆ウイングドウィール本線で△マイネマオ3着なら跳ねるという買い方かな

知立は◎ダンツカナリー、ブリッツェンの妹で、母系にAureole系St.Paddyが入るので逃げたときは①③、兄ちゃんは逃げたときは⑤①①② 

フジキセキ×Caerleonはピエナビーナス、エールブリーズ、スティルゴールド、ベストブルームなどと同じですが、この馬は母がCaerleonとラストタイクーンを通じるNorthern Dancerとナスキロラトロのクロスだから外回りベターで、伸びのない体型で1600mで連対したときはスローばかりなのでベストは1400mで、エールブリーズが逃げてるイメージかなと

中館さんを配してきたということはオーダーは一つ、土曜の中京芝は時計が速くて外差しがぜんぜん効かなかったので、行ききれば押しきれるんじゃないか…ということでまずは単

ちなみにTARGETで「母系にAureole」「騎手中舘英二」「芝で逃げたとき」で絞り込んでみると、[24.18.13.53]単回値117複回値122、ビックリするほどいい数字ではないです(^ ^;)

「No.1予想」では京成杯を、「馬券総合倶楽部」では京成杯と紅梅Sを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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ライバルの血

2014-01-19 08:55:01 | 配合論

シショーの数々の至言のひとつに「ライバルの血を入れることで強くなる」というものがあります

名馬ディープインパクトが生涯で先着を許した、たった3頭の馬の血統表を改めて見ると

Rail Link…デインヒル、Nureyev、Riverman、Vaguely Noble
Pride…Nureyev、Alydar、Alleged、Vaguely Noble
ハーツクライ…トニービン、Lyphard、Bupers

ジェンティルドンナの母はDanzigとLyphardとAlydarとNever BendとBupers
ディープブリランテの母はRivermanにNureyevにLyphard
トーセンラーの母はSadler's WellsとLyphardとVaguely Noble

ディープの代表産駒たちは、類まれなしなやかさと俊敏さを父から受け継いではいるのですが、一方で父が得意ではなかった分野で、父とはまた異なる“強さ”を発揮した名馬たちの血を取り込むことで、つまり父にはなかった新たな“強さ”を身につけることで代表産駒となったのです

この法則からすると、オルフェーヴルはサドラー持ち牝馬との配合で代表産駒を出す可能性が高いと思われますが、うんそれもありえる話かなと(・∀・)

ディープ「前から言おう言おうと思ってたんですけど…実は僕もなかなかの硬肉フェチなんです」
ステゴ「そやろ?デインヒル娘最高やろ(・∀・)」

コメント (4)
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