栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~Bull Lea飛節のパワースプリンター

2013-03-17 11:02:38 | 血統予想

丹波は◎ケイアイユニコーン
Kingmambo~キングカメハメハのラインは配合に正直で、同じキンカメのスプリンターでも△メイショウツガルは母がStorm Catを通じるボルキロクロスですからロードカナロア的で、Bold Rulerの非力なところも少し受けているので高速馬場向きで平坦ベターなところはあります

ケイアイも牝系のスプリント資質がONになった馬ですが、こちらはウォーニング×Saratoga Six×ゴーマーチングでRobertoやAlydarのBull Leaがうるさい配合で、飛節がBull Lea丸出しで体質硬めのパワースプリンター

だからこちらは急坂や洋芝ベターで、阪神芝1200m[1.1.0.0]の実績を信用

テイエムタイホーは前々走2着が勝ったジルコニアと互角の内容で、前走の勝ちっぷりと先週のジルコニアの頑張りをみれば昇級通用の予感

Northern Dancerとナスキロラトロのクロスですが、母父に(Northern DancerもNasrullahもないアウトサイダーなスタミナの)Lord at Warをもってくるだけで配合が決まります

バクシンオー黄金配合の▲ナムラハヤテが3番手で、これも小倉の高速馬場よりは阪神がベターなタイプ

ラトルスネークはスプリンターではないし、斬れ勝負なので外回りのほうが差しやすいタイプだと書いてきたし、そりゃ斬れ味はオープン級ですから阪神1400mでも1000万下なら斬れだけで届くんですが、マイネルラクリマとギュスターヴクライの一角を崩した白百合でここがベスト条件なのだ…と◎にした私としてはそこは譲れないです

但馬は◎クランモンタナ
「ベールドインパクト急坂小回り最強説」を通すならば、すみれ2着はオープン級の評価

配合的にみてもキャプテントゥーレよりは重いがハーツクライよりは軽いという感じで、カレーの辛さレベルでいうとククレとジャワの間の印度みたいなもんで、だから阪神内2000mあたりがピッタリのイメージがあるし、ウチパクが動かして捲ってくるようならベストパフォーマンスの期待も

リベルタスは若いころはディープとBold Rulerの軽さで走ってましたが、Wild Risk的ナタ斬れが後から発現してきて今や角居厩舎らしいストレッチランナーに完成しつつあるだけに、朝日杯3着なんかのイメージを引きずるのは危険で、内回りに替るのは少し割り引きじゃないかと私は思います

エドノヤマトは同じコースのムーンライトで◎にしたように、マンカフェ産駒らしい硬い体質で急坂小回り向き中距離馬で、現級で馬券に絡んだのは阪神内2000mと小倉2000m重

中京スポーツ杯は◎ニジブルーム
カタマチボタンの全弟でCaerleon的なマイラー体型ですが、こちらはナスキロ柔い体質なので東京や外回り向きで、ちょっと上がりがかかるジワジワ差してくるマイラー

ようするに昨秋のエクセレントJTみたいなレースになればという馬で、最近はスローに泣いてばかりですが、上がりのかかる中京マイルは合っているはず

4走前の中京日経賞は外伸び馬場なのに直線インに突っ込んだのが敗因で、あれ外に出してればたぶん上位にきてましたよ

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仮眠の前に阪神大賞典を

2013-03-17 01:16:27 | 血統予想

「あまり型にはめず、臨機応変な競馬を」みたいなことを須貝師は言ってましたが、これは「前哨戦、叩き台なのだからいつもと違う競馬を試してもいいよ」という含みでもあり、少頭数で逃げ馬不在のここは超スローになったら早めにポジションをとって4角から追い出す…というオーソドックスな横綱相撲をとってくる可能性もありそうな

Mahmoudさんのブログから引用すると、有馬記念のゴールドシップの上がり5Fは11.8-11.8-11.9-11.7-11.4という文字通りのロングスパートで、しかも最後の直線でさらに加速して最速ラップを叩き出すという驚異の持続力と斬れ

ただし4角回るときのラップはオーシャンブルーやエイシンフラッシュのほうが速く、ま~この2頭は内を回ってるから当然といえば当然なのですが、内回りの阪神大賞典は良だと2011年ナムラクレセントが11.4-12.5で、2008年アドマイヤジュピタが11.3-12.1で4角回りながら突き放して勝っていて、そして同じ内回りのラジオNIKKEIでは11.4-12.2の上がりで4角での反応がよくなくてそのぶん届かなかったのも事実

もちろん当時と今では馬が違いすぎますが、仮に正攻法の好位差しで乗ってみようということになると、4角での加速は特に抜きんでたものはないですから、ここをパワーとピッチで11.2ぐらいでビュンと加速する馬がいれば、慌てさせるぐらいのことは十分可能かと

ベールドインパクトはディープにTom Rolfeですからパワー加速になりやすい配合で、RibotやLa Troienneの影響が強い体型をしていて、追っても重心が沈まないしストライドも伸びないので平坦大回りより急坂小回り向きだと書いてきました

内回りでは雨のディセンバーが上がり11.5-12.4、良のすみれが11.3-12.3をともにねじ伏せるように捲り差し、折り合いがついて脚がたまれば、阪神内回りの超スローで4角を11.2で加速できる裏付けは十分あり、そこでついて回るだけでなく、一気に捲って前に出てしまえぐらいの気概が祐一にあれば、慌てさせるぐらいのことは十分可能かと

しなやかで美しいストライドで走るゴールドシップはあくまで持続力と斬れが突出した名馬であって、そこはオルフェーヴルとイコールではないし、だから取りこぼしがあるなら内回り小回りのスローやと思うんで、だから私は8→7だけ少し買って観てようかと思うんですが、しかしこの名馬を負かして11倍というのもなかなか割に合わんオッズです…(^ ^;)

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