栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

やっぱり長い直線が好き

2010-12-07 19:59:55 | 血統予想

キングカメハメハの母父ラストタイクーンはBuckpasserとNever Bendを通じてLa Troienneのクロスを持つので、キンカメ×サンデーというだけで「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」のA級配合形になるわけですが、この配合馬の芝コース別成績を調べてみると(新馬・未勝利戦は除く)

東京【3.7.2.20】
京都外【2.2.2.6】
阪神外【1.3.0.2】
新潟外【2.1.1.3】

中山【2.2.2.11】
京都内【1.0.2.8】
阪神内【1.0.0.5】

東京での勝ち味の遅さは目につきますが、キンカメ産駒全体以上に直線長いコースを好む傾向も出ている…と言っていいでしょう

ローズキングダムもトゥザグローリーもミッキードリームも、ベストパフォーマンスはやっぱり直線長いコースという戦績になっています

JCウィークに参考レースでダービーの叩き合いが何度も流れてましたが、あれを見ているとローズキングダムはエイシンフラッシュに本当に並ぶ間もなく交わされて半馬身か3/4馬身ぐらい出られているんですが、そこからゴールまでの十完歩ぐらいでまたクビ差まで詰めてるんですよね~

私はローズキングダムは2400mは本質的には少し長くて、JCもダービーも神戸新聞もスローだったからあそこまで頑張りがきいたという疑念はまだ捨てきっていませんが、そういう距離適性的なものを抜きにして超スローのダービーの残り300mぐらいの追い比べだけをみれば、エイシンは一瞬の加速でビュッと抜け出し、ローズは同じような加速で伸び続けたという内容でした

だからブエナビスタにビュッと斬れられて前に出られたのはたしかですが、あそこからゴールまで同じような加速を続けられるのがキンカメの長所ですから、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の粘りでまた詰めた可能性もあったとは思います

キンカメ産駒が長い直線を好むのは、そういう加速の仕方の問題なんですよね~

アドマイヤセプターは札幌2歳Sでアベンチュラに真っ向勝負を挑んでねじ伏せられましたが、この馬も本質的には長い直線でいい脚を長く使う伸び方をするので(新馬勝ちもゴールを過ぎてもまだまだ加速し続けている感じ)、だから札幌2歳の敗因は荒れてきた馬場プラス小回り適性のぶん…という見方もできなくはないでしょう

もちろんアヴェンチュラだって、トールポピーよりはTom Fool的な俊敏さがあって小回りも器用にこなすというだけで、いい脚を長く使うタイプには違いないわけで長い直線は歓迎だと思いますが、まあとにかく阪神外回りで、もう一度2頭の追い比べを見てみたいなあ…と、札幌2歳の映像を見直しながらそんなことを考えていました

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◎トールポピーで結果オーライ

2010-12-07 13:27:50 | 血統予想

外1600mになってからの阪神JFの勝ち馬、ウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネの4頭は、全て3歳時に東京2400mのG1を勝っています

またこの4頭はチューリップ賞で【2.2.0.0】、桜花賞で【2.1.0.1】(着外はトールポピー8着)ですから、ようするに阪神1600mが外回りになってからは、阪神JF→チューリップ賞→桜花賞→オークスという王道路線は直結しまくってるわけですね~

阪神外1600mの多頭数の激戦を2歳牝馬が走るということは、マイラーとしての完成度以上に中距離馬としての奥深さが要求される…ということなのでしょう

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阪神11R 阪神JF
◎15.トールポピー
○11.オディール
▲03.レジネッタ
△04.アロマキャンドル
×09.レーヴダムール
×14.ラルケット
注01.ヴァリアントレディ
注02.トラストパープル
◎は全兄フサイチホウオーに似た体型やフォームだが、使われる毎にレース内容が良化して、今週の追い切りを見ても走りに柔らかみやしなやかさが出てきた。坂路でビシビシやって肉を付ける松国流に対し、コース併用でジックリ仕上げる角居流。どちらが正解とは一概にはいえないが、あのしなやかな動きを見ればこれはこれで回り道ではなかったという気がする。まだまだ課題は多いし穴人気になっているのもたしかだが、兄との比較を持ち出せるレベルの馬になってきたとみて◎。

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これだけみるとなかなかカッチョイイ血統予想ですが、火曜夜入稿の日刊スポーツの初稿では実はまったく違う馬を◎にしていて、その馬とは…お恥ずかしいですがラベちゃんだったのです(^ ^;)

水曜に家の近所で昼飯食ってたらデスクの方から電話が入って「あの~、ラベやめそうなんですけど…どうしましょ?」

「えええ…ちょ、とりあえず家の近くに居ますんで、なんとか1時間ぐらいで訂正原稿入れますわ…」

飯をかき込んで急いで帰宅して、○オディール▲トールポピー☆レジネッタのどれかを繰り上げるしかないなと、さ~どうするかとしばし悩んだんですが、そこで決め手になったのが前年の勝ち馬ウオッカでした

ウオッカのその後一年間の蹄跡、桜花賞2着→ダービー圧勝→秋華賞3着→JC4着というのが頭にあったから、ウオッカがアストンマーチャンを差せるのが外回りのJFなんだというイメージが鮮明にあったから、距離適性が1400m寄りに思えたオディールよりも、2000m寄りに思えたトールポピーを急きょ◎に繰り上げて、まさに結果オーライでした(^ ^;)

だからこのレースは、JFの予想をしていると同時に、桜花賞とオークスの前予想もしているという、それぐらいの頭でいったほうが結果は上手くいくように思います

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