トランセンドって重心が高くて追って味がなさそうにみえて、ワンペースに速いラップの持続力があって、その型にはまるとなかなかしぶといところはトゥザヴィクトリーと重なるものがあって、その昔Khaledのクロスを持つダートの猛者が地方競馬でブイブイいわせてた時代もありましたが、ようするにダートをHyperion的な粘りや頑張りで走っている馬なんでしょうね~
シルクメビウスは戦績的には「砂のナカヤマフェスタ」って感じですが、走る姿をみてるとフレンチデピュティの中距離馬みたいやなあ~と思えるところがあって、つまりこの馬は半分Man o'Warなんやなあ…と
Deputy Ministerのいかつさは、カナダのFair Play系のいかつさですからね~
ミスプロ系種牡馬×サンデー牝馬という配合パターンは柔らかくなりすぎるぐらいのことが多いんで、字面や体型のイメージより距離がもつことが多いのです
アドマイヤムーン、ローズキングダム、ソングオブウインドなんかが代表格ですが、逆にいうとこの配合パターンで一流のマイラーってラインクラフトぐらいしかいないんですよね~
柔らかすぎるのでピリッとしたマイラーにはなりにくく中距離にシフトしやすいわけですが、サカラート・ヴァーミリアン・キングスエンブレム兄弟にも同じようなことがいえるのではないかと
シンボリクリスエスのダートのオープン馬って、たとえばサクセスブロッケンもマチカネニホンバレもパワーストラグルもダノンカモンも、母系がハッキリダート向きなんですよね~
アリゼオは母がフジキセキ×Mill Reefで、近親がスマートギアとワンモアチャッターとプレミアムボックスやからなあ…
オーロマイスターは母父がRoberto系なので小回りを俊敏に捲る脚がありますが、でもLear Fanのマイラーっぽさがけっこう出た馬にみえるなあ…