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【なるせ音楽教室】

ブルクミュラー25「別れ」

2014-09-07 | ♪いつものレッスン風景

ブルクミュラー25の曲は、どの曲も

お話が作りやすく、イメージがしやすいので

レッスンでは重宝しています。

 

その中の12番の「別れ」

 

これって、「また明日ねバイバイ!」のお別れでなくて

電話もメールもない時代の、もう次はいつ会えるかもわからない別れなんだからね

ひょっとしたらもう大切なひとともう会えないかも・・・・

激しい怒りにも似た悲しみ、

イントロの部分でそんな予感がする弾き方で頼むわね。

 

なんて説明するのですが

生徒の年齢に応じては別れの内容が多種多様。

 

好きな人が留学で3年会えないとか。(中高生むき)

仲良しの子が引越しするとか。(小学生むき)

 

恋人との痴話げんかの末、喧嘩別れ・・とか。(20歳以上)

最後の8小節オクターブから上下しながらしつこくでてくるフレーズ。

イ短調の主和音できっぱり暗く終わると、そりゃ結末もわかりそうなもの。

 

 

で、今回の主役、短大生の果柚さん。

おっとりとした性格に、起きてすぐレッスンに来た寝不足ぽい土曜の午前中も加わって、

 

この別れって、

一緒になった二人がの男のほうが、精神の病にかかって

まだ若いのでやり直せるからと

男の両親が別れをすすめても、当の男のほうが別れたくなくて

なかなか判子をおしてくれない。

女のほうもなにも、きらいなわけでなく情があるので

決めかねているという

煮え切らないぐずぐずした「別れ」に聞こえるけど・・?

 

先生! そんな実話みたいな話・・・(爆)

 

果柚さんの弾き方を例えただけ(笑)

しっかり弾いて下さいよ。

 

檄を飛ばしたのだけど

「それでも 実習中で疲れているのによく休まずに来たね」と褒めると

「どうせ昼前には起きなくてはならないので 起きてきました」

そうかやはり目覚ましレッスンだったのね(笑)

笑いながら、じゃぁまた来週ねと 軽い「別れ」をしました。

              めでたし めでたし。

 

P.S.

実は、実話を脚色したもので

その実話の人は、今はハッピーです。

 

 

 


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