小指ほどの鉛筆

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流れ星(ジラカゲ) 記念品

2009年03月21日 17時57分20秒 | ☆捧げ物
ゆき様 一周年記念 お祝い品


+―+―+―+―+―+―+―+―+―+


夜風は冷たく、
けれどもそれ故に、温かかった。


ビルの上、大きな月の下に浮かぶ、小さな二つの影。
この無限の宇宙においては、人間一人だって蟻一匹だって、皆等しく小さい。
「見事なものだな。」
高い高いビルに上ったって取れない、大きな大きな月。
カゲゲはそんな存在に手を伸ばしてみる。
届きそうで届かなくて、届くはずが無いことくらい分かっている。
ただ、今日は特別なのだ。
そうでなかったら、わざわざ夜中に外へ出るようなことはしない。
カゲゲは少しはにかみながら、隣で座り込んでいる影を見た。
「まさか来てくれるとは思っていなかった。」
「気が向いた。それだけだ。」
隣の影、ジララは、それだけ言ってカゲゲを見た。
瞳は赤く、月の光を吸収して揺らめいていた。
「それでも、嬉しく思うぞ。」
「そうか。」
2人は月を見上げる。
首には2人を繋げるマフラー。
夜は冷え込むというのに、上着も着てこなかったジララにカゲゲが無理やり巻きつけたものだ。
最初は居心地悪そうにしていたジララも、今では慣れたもの。
隣にいるカゲゲを気にするでもなく、自然な表情で夜空を見上げている。
「何故俺を誘った。」
突然口を開いたかと思えば、そんなことを聞いてくるジララに、カゲゲは顔をしかめた。
「私の友人が、貴様しか居なかったからだ。」
「・・・そうか。」
それを聞いたジララの表情はが心なしか残念そうに見えて、カゲゲは思わず噴出した。
「フッ、冗談だ。」
「は?」
クスクスと笑えば、ジララは不機嫌そうに目を細める。
してやったり。といった感じだ。
「貴様と、見たかった。」
大きな大きな月を、高い高い場所で。
そしてその反対側に流れてくるだろう、星達を。
「星に願いをかけたこと、あるか?」
「ない。」
願いをかけるくらいなら、自分で叶える努力をする。
叶わない願いなら、願わない。
思えば可愛らしくない子供時代を送ったものだ。
気づいた頃から、何かを願うことなんて諦めていた。
「何か願ってみるといい。もしかしたら叶うかもしれないぞ。」
「・・・特にないな。」
「そうなのか?」
カゲゲは意外だといったように目を丸くした。
人には何かしら願い事があって、日々そのことに煩わされるものだと思っていた。
一つ願いが叶えば、また次の願いが浮かぶ。
人とはそういった欲深い生き物ではないのか?
「本当に、何もないのか?」
「・・・」
ジララは月を眺めていた視線をカゲゲに移し、言った。
「今、お前といられる時間が止まれば良いのだがな・・・」
「・・・え。」
「月が綺麗だ。」
「あ、あぁ・・・」
幻聴ではなかろうか。
いや、本当に聞こえた。
今彼は、自分と全く同じ願いを口に出したのだ。
「ジ、ジララ・・・その・・・」
「何だ。」
ジララの返事はそっけない。
けれどもそのそっけなさの中に含まれている照れ隠しを、カゲゲはちゃんと読み取っていた。
「私も、そう思うぞ。」
「そうか。」

小さな小さな願い
大きな大きな希望

月を見上げる2人の後ろを、一筋の光が流れていった。

願うは、今、この瞬間の幸せを噛み締めて


―ずっとずっと、貴方と共にいられますように。


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遅くなりまして申し訳ありません。

ゆき様へ、一周年記念です。

ジララとカゲゲの願いは、私のゆき様へ捧げる願いでもありまして候・・・

これからもよろしくお願いします^^

自分診断

2009年03月21日 17時31分25秒 | ☆Weblog
受け攻め度チェックの結果。

● へたれ攻の貴方は
★性格★
素直な平和主義者です。
明るくさっぱりとした性格なので誰からも好かれるタイプ。
人を惹きつける笑顔とすんなりと相手の胸に飛び込んでいく素直さがあるので、初対面でも旧知の仲のように話せます。
友達がいっぱいできるのが特徴です。
優しく素直で合理主義者。二面性がある点も貴方の魅力となっています。



★夜の性格★
いつも相手に遠慮して、思い通りのプレイができない損な役回りです。
しかし、テクニック的にはどの攻めよりも上手いので自信を持ってどんどん喘がせてイかせてあげましょう。
少しずつ調教を施して、貴方なしじゃいられない体にしてあげたらどうでしょうか?
ときには強く攻めていかないと立場逆転の心配もあるので注意してください。



★相性★
強気受・襲い受


● naruさんファンクラブの会員数は、現在7人です!


禁断の萌え度チェック・腐女子向けの結果

あなたの禁断の萌え度を診断してみました。

あなたの禁断の萌え度はこんな感じ!


主従萌え度  100%


オレ様萌え度  100%


ネチネチ萌え度  68%


玉の輿萌え度  74%


あなたの禁断の萌え度は85%ぐらいで、【日常のなかに非日常なドラマがほしい】という隠れた欲望がありそうです。

あなたは特別に変わったシチュエーションや、身近にいない人物よりも、「いつもの場所で、見知った人物」とのあいだにドラマティックな展開を求めているようです。
「もし××くんが~~だったら…!!」
「もし××先輩が急に~~してきたら…!!」
日常のなかの、そんなif設定が、あなたの欲望を刺激することになるでしょう。
舞台が日常にあるだけに、想像の世界も広げやすいはず。あなただけの脳内劇場を楽しんで!!

あなたにオススメの禁断ジャンル
日常のなかに非日常なドラマがほしいあなたには、「学園系」がオススメです。


電波度チェックの結果。

あなたの電波度はこんな感じ!


天然電波度  50%


不思議ちゃん系電波度  100%


ひきこもり系電波度  18%


重度障害電波度  5%


あなたの電波度は【不思議系】レベルで【85%】ぐらいです。

自分では普通にしているつもりでも、どこか他人と半歩ズレてしまうあなた。
電波度としては偏差値よりやや高めの優等生です。
自分では自分を「普通」だと思って毎日の生活をしているでしょう。
それなのに人から「変わっているね」と言われることが多そうです。
あなたは決して多くを望んでいないのに、強すぎる感受性や、人とは異なった独特のセンスが、それを許してくれないようです。
緩やかな電波を発しているあなたは、時に孤独になることもありそうですが、不思議ちゃん系の電波は、それほど人から嫌われません。
むしろ独特の世界観を芸術的な方向で表現することで、一山当てることもできるでしょう。才能を発掘してください。

あなたにぴったりの社会更正法
身の内側で燻っているエネルギーを絵や造形物、詩などで表現すること