電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

先日のお出かけで購入した本と文具など〜文具メーカーのブランドと営業力

2021年08月16日 06時00分55秒 | 手帳文具書斎
西日本の豪雨災害の報道には驚きました。3日間で1000mmといえば1m! すごい降水量です。被災された皆様にお見舞いを申し上げます。



先日、お盆前にお出かけした際に書店と文具店に立ち寄り、予約していた本を受け取ると共に、少しだけ買い物をしてきました。

  • 香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第6巻(TOブックス)
  • 吉村昭著『雪の花』(新潮文庫)
  • キャンパス・ツインリングノート(B6判、コクヨ)2冊
  • 開発クラフト封筒 80号 (オキナ、A6判、角型8号) 32枚
  • ボールペン: エナージェル・インフリー (ぺんてる、BB、0.7mm)

『本好きの下剋上』は、さっそく読み始めたところですが、吉村昭『雪の花』は日本における種痘の歴史を考える上で貴重な小説三部作のうちの一冊だそうです。なお、ノート類は私が使うほかに、買い置きの中から家族がときどき勝手に持っていきますので、定期的に補充しておく必要がありまして(^o^;)>poripori



ところで、いきつけの文具店で品揃えに少し変化が見られました。これまで、万年筆はパイロット製品が中心でプラチナ製品はごく少なく、プレッピーPreppy とプレジールPlasir はあってもプロシオンProcyon やキュリダスCuridas あるいは#3776センチュリー などは置いていなかった(*1)のです。ところが、今回はショウケース内にプロシオンもキュリダスも展示されています。あいにくセンチュリーは見当たりませんでしたが、少し仕入れ幅が広がったみたいです。残念ながら、コクヨのキャンパスノートシリーズはほぼ網羅され、ツバメノートやライフのノートもずらりと並んでいますが、「ペルパネプ」は依然として入荷なし(*2)。

文具店の品揃えというのは、実際には誰がどのように判断・決定するのかわかりませんが、パイロットやコクヨのブランド力がものを言って同社の定番商品が充実しているのは確かでしょう。では、その他の商品が限られた商品棚に食い込むためには何が必要なのか。コクヨの「ペルパネプ」が同店にいっこうに入荷しないだけでなく、近隣の書店やイオンの文具売り場などでも見当たらないところを見ると、発表はしたものの営業的な努力はあまり行われていないのではなかろうか。逆に、プラチナ社が地方の文具店に対する営業努力を積み重ねているところから、あまり高級品でない製品を「ためしに置いてみるか」という判断が出てきたのかもしれない、などと想像してみたりします。

量をさばくにはネット通販に注力するのが正解なのでしょうが、同時に地方の販売店にも地道な営業を積み重ねるというのも、迂遠なようでいて実は大事な要素なのだろうという気がしますし、地方在住者としてはそういう販売店、メーカーを応援したい(*3)ものです。

(*1): プラチナ古典BBボトルインクも欠品?〜地方文具店からの注文もダメ?〜「電網郊外散歩道」2018年8月
(*2): 備忘録ノート選び〜残り枚数が少なくなり次の準備が必要に〜「電網郊外散歩道」2021年6月
(*3): 理由は、修理対応が便利で確実なことです。ブルゴーニュ万年筆を落っことし、修理を依頼する〜「電網郊外散歩道」2013年10月落っことして修理を依頼していた万年筆が戻る〜同2013年10月パイロットの万年筆の修理ができた〜同2020年8月、など。

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ドホナーニ「弦楽三重奏のためのセレナード」ハ長調Op.10はこんな曲

2021年08月15日 06時00分10秒 | -室内楽
先日の山形弦楽四重奏団第80回定期演奏会で、ドホナーニの「弦楽三重奏のためのセレナード、ハ長調、作品10」という曲を知りました。このときに調べたこと等を記事にしましたが、こんな内容でした。

エルンスト・フォン・ドホナーニは、19世紀末から20世紀後半に活動したハンガリー系の作曲家・ピアニストで、第二次大戦中にアメリカに亡命し、教育者として過ごした人だそうで、ジョージ・セルの後にクリーヴランド管を振った指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニの祖父にあたるようです。教え子の中には、ゲオルグ・ショルティだとかピアニストのゲザ・アンダ、アニー・フィッシャーなどがいるようです。当日のプログラム解説によれば、経歴の面でも好みの面でもブラームスの影響を強く受けているようで、コダーイやバルトークなどと同時代の人らしくハンガリー音楽を取り入れたりもしているようです。
今回のこの曲はぜんぶで5つの楽章からなり、かなり充実した作品です。第1楽章:アレグロ、ボッケリーニの後で聴くとずっと現代に近いと感じる、なかなかカッコイイ曲です。第2楽章:アダージョ・ノン・トロッポ、クワジ・アンダンテ。VnとVcのピツィカートの間、ヴィオラが風変わりな旋律を奏します。やがて三つの楽器が勢いづきますが、穏やかに静かに終わります。第3楽章:ヴァイオリンの速くせわしない動きに始まるスケルツォ、諧謔的な味も濃厚。第4楽章:Tema con variazioni(主題と変奏)、アンダンテ・コン・モト。暗めの緩徐楽章。第5楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ。それぞれの奏者が活発に腕前を披露して終わるようなフィナーレ。なかなか渋い、いい曲を知る、良い機会となりました。

一度だけ耳にしてあとは終わりというのはもったいない音楽と感じましたので、現代風にネットで探してみました。あるものですね〜。お線香のにおいがただよう田舎家で聴くにはいささか違和感があるのかもしれませんが、最近は古民家を改装したレトロモダンなカフェが流行しているご時世ですから、お盆にドホナーニの室内楽というのもよろしかろうと思います(^o^)/

Serenade, Op.10, in C Major by Erno Dohnányi (1877-1960) 2014 FF FC 2


こうして記事にしておくと、あとで聴き直したいけれど正確な曲名がわからず検索できないときに便利です。

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お盆休みに『Bun2』2021年8月号を読む

2021年08月14日 06時00分02秒 | 手帳文具書斎
今年は、やけに涼しいお盆です。気温は21℃、衣類は長袖で早朝にはひざかけが欲しくなるほどです。

先日、買い物に出かけた際に行きつけの文具店に寄り、ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2021年8月号をもらってきました。今号の特集は、

暑い夏も文具で楽しく!

というもので、コロナ禍で家に閉じこもらなければいけない昨今の事情を反映して、ちぎり絵や転写シール、ダンボール工作キットにハンディ顕微鏡など、お子様&家族向け夏休み対策が「その1」です。
そして「その2」がシャープペンシル特集。各社の新製品が紹介されていますが、個人的にはパイロットのオートマチック機構を搭載した木軸シャープ、S30 が興味深いところです。これに 2B 芯を入れて使ったら、どのくらい書きやすいだろうか?
「最新ステーショナリー」では、ロール型ふせん「メモテープ」に興味を持ちました。



シャープペンシル関連で言えば、少し前に購入していた青色の透明下敷きが快適です。0.9mmや0.7mmの2B芯で書くときに、下敷きがあるのとないのとではまるで書きやすさが違います。2B芯のシャープペンシルとプレッピー(Preppy)に入れた茶黒やカシス等の古典インクで今読んでいる本の要点を書き抜いていると、高校〜大学生時代のような「勉強している感」があってちょっとした充実感があります。いやなに、もうすぐ古希のジイチャンがそんなことで喜んでいるのはどうかとは思いますが(^o^)/

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お盆の朝のコーヒーと甘味〜佐藤屋「空ノムコウ」

2021年08月13日 06時00分54秒 | Weblog
コーヒーのお供にと、妻が甘味を用意してくれましたので、お盆の朝、一人静かにいただきました。山形市の老舗菓子舗「佐藤屋」さんの「空ノムコウ」という製品です。佐藤屋といえば「のし梅」という製品が有名ですが、今回の製品は寒天菓子というのでしょうか、甘さは控えめに、青い色と透明感が実に見事で、菓子職人さんは砂糖の手品師みたいです。




試しに、Google で「山形 佐藤屋 空ノムコウ」で検索してみると、あれれ、なんだか印象が違います。どうやら、上下を逆にして盛り付けてしまったらしい。まあ、胃袋に入ってしまえば同じなんだけれど、失敗、失敗(^o^)/



ほんとはこういうお菓子です。

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真夏の防除作業には手ぬぐいとくもり止めが必須〜鳥よけのカイトが風に乗る

2021年08月12日 06時00分22秒 | 週末農業・定年農業
昨日は、早朝4時半から「川中島白桃」の灰星病とシンクイムシ、モモハモグリガ等の防除を行いました。真夏の防除作業に必須なのは、汗対策です。防除衣で頭のてっぺんから長靴までの完全防備ですので、少し動いただけで汗ダラダラになり、防除メガネが曇って前方がほとんど見えなくなってしまいます。対策としては、

  • 額には日本手ぬぐいではちまきをして、汗が流れ落ちるのを防ぐ
  • 防除メガネには「くもり止めジェル」を塗布し、くもり防止とする

の2点がポイントです。今回は準備バッチリ、大丈夫でした。

夏至を過ぎておよそ50日、夜明けが少しずつ遅くなっているのがわかります。日中はやはり真夏の暑さですが、早朝はかなり涼しくなっています。秋の要素は静かに準備されているようです。





写真は早朝ではなく日中のものですが、川中島白桃も少しずつ色づいてきており、収穫期はあと2週間〜3週間くらいかな。鳥よけにカイトを飛ばしていますが、台風が温帯低気圧に変わったせいか風が強いので、実に気持ち良さそうに飛んでいます。俗世のことも新型コロナウィルスのことも忘れて、こうして風に乗って飛んでみたいものです(^o^)/




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常用万年筆にプラチナ古典BBインクを補給する

2021年08月11日 06時00分19秒 | 手帳文具書斎
常時携帯している万年筆のうちの1本、プラチナ#3776ブルゴーニュ(F:細字)と、自室のデスクに置いて常用しているパイロットの「カクノ」白軸(M:中字)のインクがなくなりました。ブルゴーニュはインクがかすれて出ないのでインク切れとわかりますが、白軸カクノのほうはインクが粘ってかすれるため、インク不足+乾燥の状態にあるようです。これではならじと、プラチナ古典ブルーブラック(BB)インクを補給しました。




このうち、ブルゴーニュのほうはスリップシール機構のおかげで自然乾燥はごく少なく、インクの減少はほぼ筆記量に比例します。これに対して白軸カクノのほうはキャップをしていても乾燥がはやく、筆記量というよりもインク補給後の日数によってインク残量が決まるようです。



万年筆の常用の度合いを調べるのに、主観的な印象によらず記録をもとにするのであれば、インク補給記録データは有用です。これによれば、一番インクの補給頻度が多いのが白軸カクノということになりますが、これは乾燥しやすいために補給頻度も何割増しかの結果になっているはずで、その分は割り引いて考える必要がありますから、ブルゴーニュとカクノはほぼ同等あるいはブルゴーニュがやや多めとみなせるのかなと思います。

しかし、ほんとにプラチナ古典BBインクのオンパレードだな。たいていのノート、紙で裏抜けしにくいという特性はたいへん実用的なもので、Preppy でこのインクの魅力を知り(*1)、コンバータでボトルインクを使い始め(*2)、ボトルインクとカートリッジインクの色の違いを知って(*3)、古典BBのボトルインクをずっと愛用しております。早いもので、はや8年半になります。

(*1): プレッピー(Preppy)でプラチナの古典ブルーブラックインクを試す〜「電網郊外散歩道」2013年2月
(*2): プレッピーにコンバータで古典ブルーブラックのボトルインクを使ってみる〜「電網郊外散歩道」2013年6月
(*3): プラチナ社のブルーブラックはボトルとカートリッジで色合いが異なる〜「電網郊外散歩道」2015年1月

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山響ニュースレターVol.10と定期会員継続特典DVDが届く

2021年08月10日 06時00分43秒 | -オーケストラ
1972年に東北地方では初めてのプロ・オーケストラとして誕生した、山響こと山形交響楽団から郵便物が届きました。中身は定期会員継続特典DVDと会報「山響ニュースレターVol.10」、それにチケットシステムの変更とWEB登録の案内、各種チラシなどです。このうち特典DVD「Special Thanks DVD」は、

    ■ L.v.ベートーヴェン  (2020/09/28)
  • 歌劇「フィデリオ」Op.42序曲  阪哲朗 指揮
  • 序曲「コリオラン」ハ短調 Op.62 阪哲朗 指揮
  • 劇音楽「エグモント」Op.84序曲 村川千秋 指揮
    ■ J.シュトラウスII世  (2021/02/26)
  • アンネン・ポルカ Op.117    阪哲朗 指揮
  • ウィーン気質 Op.354      阪哲朗 指揮
     管弦楽:山形交響楽団、やまぎん県民ホール(新県民会館)

というもので、新型コロナウィルス禍の中でオーケストラが苦しんだ、おそらくはクラシック音楽を演奏する意味を自問自答した頃から、ようやく聴衆の前で演奏できるようになった時期の真摯な演奏を収録したものです。



これは、簡易な PC-audio ではなく、メインのステレオ装置で、テレビ画像と共に再生するに限ります。妻に怒られそうな音量で再生しましたが、うーん、やっぱりいいなあ。故足達祥治さんがフルートを吹いている映像記録であると共に、山響の演奏が、やっぱりいいですね〜。



山響ニュースレターは、全団員及び新入団員の紹介と共に、来年度2022-2023シーズンに予定されている顔ぶれを紹介するものです。来年度は山響創立50周年の記念年ですので、特に興味深いものがあります。4月の第300回定期は、阪哲朗さん指揮でR.シュトラウスの歌劇「ばらの騎士」を抜粋で。これは楽しみです! そして6月の第301回はヴァイオリンの神尾真由子さんがゲスト、7月の第302回は指揮とヴァイオリンにドミトリー・シトコヴェツキさんを迎え、9月の第303回は鈴木秀美さんの指揮とスティーヴン・イッサーリスのチェロ、10月の第304回は原田慶太楼さんの指揮で阪田知樹さんのピアノ、11月の第305回は阪哲朗さん指揮、藤田真央さんのピアノ、翌年2月の第306回は川瀬賢太郎さん指揮、松田華音さんのピアノ、3月の第307回は飯森範親さんの指揮、堤剛さんのチェロというような具合。ベテランと新鋭が登場するプランで、実際に演奏予定の曲目がたいへん興味深いところです。正式決定は11月頃になるでしょうが、期待大です!



チケットシステムの登録は、本日8月10日からという案内でしたので、さっそく登録の予定。山響関連のいろいろなチケットの入手が便利になりそうで、ど田舎に在住の者にはたいへんありがたいところです。

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「電網郊外散歩道」をタブレットで表示してみた

2021年08月09日 06時00分24秒 | ブログ運営
当ブログ「電網郊外散歩道」は、ふだんパソコンで作成し、広告表示をさせない設定にしております。おかげで、意図しない広告、下品な広告などで気分を害することもなく、アクセス解析やバックアップなど有料サービスらしい機能を適宜活用しつつ楽しんでおります。

ところで、パソコンでなくスマートフォンやタブレットでこのブログを表示したら、どんなふうに見えるのだろう? せっかく格安旧型タブレットを手に入れたのですから、某縦書き巨大PDF閲覧専用機としての役割を離れ、自宅のWi-Fiでブログ「電網郊外散歩道」を表示してみました。

なんと、デフォルトではスマホ版で表示され、しかも無関係な広告が表示されているではないですか!

うーむ、世の中はスマートフォン全盛なのですから、利用者の多い環境ではCMを表示し、広告収入を得てプラットフォームを維持しようとしているのだなということはわかりますが、そうだったのか〜。自分のサイトに無関係な広告を表示されることを嫌って、アフィリエイトなども一切排除して、そういう面ではややストイックにブログを運営していたのだけれど、スマートフォンでご覧の皆様にはそういった「心意気」は通じていなかったのだな。一部だけを見て全体を見ていなかったわけだ(^o^;)>poripori

まあ、画面の最下部、「PC版で見る」を選べば、スマートフォンやタブレットでも広告無しで表示されますが、ある程度は大きな画面でないと、たしかに読みにくいかもしれないなあ。スマホ版でも広告の非表示というのは選べるのだろうか。

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桃「あかつき」の収穫と出荷が終わり、亡父に桃を供える

2021年08月08日 06時01分15秒 | 週末農業・定年農業
5年前に苗木を植え、一昨年頃から少しずつ収穫できるようになった桃「あかつき」の若木ですが、今年初めて農協に出荷してみました。若木がわずか2本だけですので、頑張れば1日で収穫を終えることも可能な量なのですが、真夏の暑い盛りの収穫作業は熱中症の危険もあり、早朝一時間ほどで切り上げて作業小屋内で選果作業を行い、午前中に出荷というやり方で実施してみました。8月1日から7日まで、非常勤の勤務日を避けて、実質的に出荷できたのは飛び飛びに4日間だけでしたが、出荷時期をずらすことで市場単価の変動のデータを残すことができます。来年以降の出荷予定を組み立てる上で、参考になるでしょう。




ところで、今年の出荷の内訳は、最も比率が高かったのが小玉の22玉で50%、次が20玉で29%、中玉の18玉は14%のみという結果でした。「あかつき」という品種はやや小ぶりとは言え、いささか小さすぎて不本意な結果です。今年の降雨不足と自分自身の摘果不足と両方の要因が影響したものと思われ、来年は一段と思い切った摘果が必要となるようです。




とはいえ、亡父が育てていた桃「あかつき」がぜんぶ枯れてしまい、苗木を植え直してようやく出荷にこぎつけたわけで、全量を収穫・出荷し終えてみると、ずいぶん達成感があります。東京在住の娘たちにも送ることができましたので、孫たちも大喜びだったようです。まずは一段落、ほっとしました。昭和20年8月、救援のためテント生活を送った広島で入市被曝し、長く原爆症に苦しんだ亡父(*1)のために、収穫した桃を仏壇に供え、お盆の準備にかかることができそうです。

(*1): 広島原爆ドームと資料館を見学し、亡父の体験を思う〜「電網郊外散歩道」2009年8月

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早朝の涼しさは貴重だ

2021年08月07日 06時00分34秒 | 季節と行事
連日、猛暑が続いております。35℃を超える真夏日がもう何日続いたのでしょう。日中、外に出ると、思わずクラクラします。以前は耳にすることがなかった「危険な暑さ」という表現が、今はテレビだけでなく日常生活でも普通に使われるようになってしまいました。

とはいうものの、当地の明け方頃の、エアコン不要の涼しさは貴重です。窓を開け放ち、早朝の静けさの中で予定にとらわれない時間を過ごすのは格別。頭も冴えるし気分も前向きになるのは、早寝早起きの朝型生活の特徴でしょうか。もっとも、おかげで午後に猛然と眠くなり、昼寝をしないと夕方まで持たないという欠点もありますが(^o^;)>poripori

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右上奥歯の詰物が外れたので歯医者に行く

2021年08月06日 06時00分06秒 | 健康
先週の金曜日、食後に歯磨きをして歯間ブラシを使って掃除をしていたら、右上奥歯の詰物がぽろりと取れてしまいました。時間を見て歯科医院に連絡を取りましたが、しみて痛いということがなければ来週の水曜日ならば空いているとのことで、水曜日は歯科通院の日となりました。

幸いに、詰物はそのままかぶせても大丈夫だそうで、歯の周囲をクリーニング・消毒して、接着剤でペタリとくっつけておしまい。これはありがたい。たしか、この右上奥歯の詰物は、定年退職前の2011年頃に治療(*1)したはずなので、10年間は働いたことになります。右下の奥歯の詰物は外れやすく、これまで何度か治療していますが、右上の奥歯は意外に長持ちしたことになります。上の歯と下の歯ではかかる負担も異なるのでしょうが、治療してもらった某市の歯医者さんも上手だったということでしょう。2005年に歯磨きの指導をしてもらった歯科衛生士さんの丁寧な指導もあって、歯の状態が大きく悪化せずに来ていることもありますし、昼食後に歯磨きの時間も取れないようではいけないと、職場の休憩休息の時間の見直しを進めてもらったことも大きかったようです。

歯科用接着剤についてはいろいろな考え方がある(*2)ようですが、接着剤の効果がそれだけの期間ずっと持続し、しかも健康に支障がないというのは素晴らしいことだと思います。昨日の様子を見ても、まずは大丈夫のようです。これで、あと数年は大丈夫でしょうか。

(*1): 歯科通院の後の酒席が〜「電網郊外散歩道」2011年12月
(*2): 歯科用接着剤について〜福田歯科クリニック より

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ワクチン接種が進み新型コロナ感染入院者の世代構成が大きく変化

2021年08月05日 06時00分50秒 | 健康
新型コロナウィルス禍の現在の状況は、とくに大都市部の現状は、感染者数の著しい増加となっているようです。これは、新型コロナウィルス自身が変異を起こし、感染力の高いデルタ株が増加しつつあることに加え、コロナ感染は怖いがふだんの生活はもっと大事ということで人々の感染防止の意識が何段階か下がってしまっているためでしょう。

様々な報道や解説(*1)によれば、ワクチン接種が進んだために高齢者の重症化率が激減し、入院者の顔ぶれが50代や40代などより若い世代が多くなっているのだそうです。たしかに、当地でも以前は介護福祉施設等における高齢者の集団感染が話題の中心だったのに、現在は高齢者以外の若い世代の感染が中心になっているようです。国あるいは大都市部の政治家は若い世代の人たちにワクチン接種を呼びかけていますが、若い世代の人たちは接種したくてもできない現状に苛立っているようです。

より若い世代の接種を進めるため、大学等を含めた職域接種を計画したら予想以上に申し込みが殺到し、緻密な計画もあるけれどかなりアバウトな計画も多い上に、総量が供給できるワクチン量を越えるという事態となり、職域接種がトーンダウンしたようです。高齢者の重症化防止というワクチン接種の効果がはっきりと出ている以上、いろいろ不都合があっても計画を見直し、接種を優先して事態を前に進める判断が必要のように思います。

高齢者以外の若い世代のワクチン接種が進むことで、コロナ禍が沈静化してくれることを望みますが、いずれにしろ当事者が誰に代わってもプロセスを改善しない限り事態は変わらない(*2)わけで、接種をスピードアップできるプロセスの改善が重要でしょう。国民全体に接種がおおむね行き渡る時期と、早期に接種した医療従事者や高齢者のワクチンの効果が切れるのとどちらが早いのか、場合によっては3回目の接種もという報道は、あるいはそういった判断が入っているのかもしれません。

(*1): 例えば 新型コロナ第5波の感染者に占める重症者の割合が少なくても、医療体制の逼迫が起こりうる理由〜忽那賢志、Yahoo! ニュースより
(*2):オードリー・タン・インタビュー〜来日時の記憶〜ハフィントンポストより

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今、もしも高校生だったなら〜夏休み読書感想文はコレかな?

2021年08月04日 06時00分56秒 | 季節と行事
猛暑の夏、妻はオリンピックに夢中ですが、芸能スポーツ分野にはとんと興味関心の薄い当方は、まるで仙人のような生活をしています。昨日は早朝4時から2時間半ほど桃「川中島白桃」の防除を実施、シャワーを浴びてゆっくり休憩しました。



先日、お出かけの際に購入した『きょうの料理 8月号』と木村紀夫著『ジャガイモのきた道〜文明・飢饉・戦争』(*1)を眺めながら、ふと高校生の頃の夏休みを思い出しました。当時、夏休みの読書感想文の宿題があり、何を読んで書くべきか頭を悩ませたものでした。たしか、新聞社の読書感想文コンクールに提出するなら指定の文芸作品、校内コンクールならばノンフィクションも可、という条件だったのではなかったか。

ところが50年前に苦労して提出したはずの読書感想文の記憶はまるでありません。例えばジャクリーン・ケリー『ダーウィンと出会った夏』(*2)のような本だったら、もう少し面白く読めたのかもしれませんが、当時の私の興味関心と読書感想文コンクールの選定図書は共通の接点がなかったようです。

今、もしも高校生だったならば、畑で作っているジャガイモの栽培レポートと共に、この『ジャガイモのきた道』の「読書感想文」を書いてみたいところです。選者となる先生にはなかなかしんどいマニアックな内容を中心に感想を書き連ねたものであっても、たぶん高校二年生の時期、担任の先生(*3)は「いわゆる読書感想文とは違うけれど」と言いつつ面白がってくれたのではなかろうか。

先年、図書館で借りて面白く読み、これは自分でも手元に置きたいと探してようやく購入した岩波新書です。文芸書ではないから新聞社の読書コンクールの対象からは外れるけれど、話題としては面白いのでは……というところで気が付きました。この本、奥付によれば初版刊行が2008年です。岩波新書の赤版新刊という時点で、青版全盛期だった私の高校生の頃には、この本はまだ影も形もないのでした! 未刊行の書籍に対して読書感想文というのはありえないなあ。万能に見えるタイムスリップという想定も、整合性をとるのはなかなか大変そうです(^o^)/

(*1): 山本紀夫『ジャガイモのきた道』を読む〜「電網郊外散歩道」2020年11月
(*2): ジャクリーン・ケリー『ダーウィンと出会った夏』を読む〜「電網郊外散歩道」2012年7月
(*3): 高校時代の恩師の葬儀に参列する〜「電網郊外散歩道」2019年6月

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今回の喘息症状は冷房のせいではなく蚊取りが原因?

2021年08月03日 06時00分35秒 | 健康
今年の夏は7月中からの猛暑続きで、エアコンや扇風機に頼る日が多くなっています。最近、夜中に激しく咳こんで目をさますことがあり、喘息の症状がまた出たかとため息です。山響の演奏会を欠席するほどですから、普通ではない。通常、喘息の症状は夏には発生しにくいのだろうと思いますが、今回は真夏に、しかも夜に顕著です。風邪症状があるかというと、鼻詰まりもないし発熱もない。どうも風邪の症状の結果として起こる咳ではなさそうです。

咳き込むようになったのはいつ頃か、その頃から開始しているものは何か、疫学的観点で検討してみて、気がついたことがあります。電熱式の液体蚊取りを一晩中ずっとつけていました。もしかすると、これかな? だとすれば、寝る前に消せばどうだろう? 最後の手段としては、伝統的な蚊帳という方法もありますが、その前に試してみる価値はありそうです。

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イオンのカバン店でKANGOLのバッグを購入

2021年08月02日 06時00分47秒 | 散歩外出ドライブ
銀行に行き、お小遣いをおろしてきたついでにイオンのカバン店に行き、バッグを眺めました。先日、長年愛用したセカンドバッグの金具が壊れ(*1)、処分したばかりです。日常的に使える、B5判程度の大きさでポケットが使いやすいもの、というのが希望です。たまたま見つけたのが、KANGOLのバッグ。



外側にスマホや手帳が入るポケットがあり、内側にも薄手のポケットが2つほど付いています。手頃なサイズ感が良さそうです。



ただし、布地はあまり厚くないため底部はやわらかく、もう少し固さがほしいところですが、4,290円というお値段を考えれば、まあこんなものでしょう。

最近の携行品は、(1)手帳、(2)備忘録ノート(A5)、(3)ペンケース、(4)スマートフォン、(5)老眼鏡、(6)デジタルカメラ、(7)ハンカチ、ポケットティッシュ、(8)文庫本等、といったところでしょうか。(4)と(6)は機能が重複しているようですが、どうしても使い慣れたものを手にしてしまいます。



昨日の山響演奏会は、喘息の咳が出たため休みました。酷暑の農作業と冷房・扇風機で変調をきたしたもののようで、いったん咳き込むとなかなか止まらない状態となり、これは演奏にも支障が出るレベルだろうと判断、次の演奏会を楽しみにお休みとしました。一人で出かけることになった妻は、演奏会が「良かったワ〜!」とすっかり気に入ったらしく、詳しく説明してくれました。前橋汀子さんとの「ツィゴイネルワイゼン」をはじめ、よく知っている曲目の演奏ももちろん良かったのだけれど、特に印象に残ったのはクラウドファンディングで山響を応援した山形市の佐藤市長さんと西濱事務局長のやりとりだそうです。山形市は、「日本一の芋煮会」の鍋太郎でできるなら山響でもできるのでは、ということでクラウドファンディングに取り組んだらしい。西濱さん、「鍋と同等になったのですね」と突っ込んで笑いをとっていたのだそうな。それから、コロナ禍で結婚式が挙げられなかったカップルを招待して、結婚行進曲を演奏したのだそうな。山響にも何組かおられたそうで、それは目出度い! アンコールで三人の指揮者が分担して指揮したのも面白かったそうで、うーん、行けなかったのが残念!

(*1): 古いセカンドバッグの金具が壊れた〜「電網郊外散歩道」2021年6月

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