9月2日の土曜日、山形交響楽団の第263回定期演奏会に出かけました。本来は3日の日曜に出かけるところを、妻の都合により土曜日に変更してもらったのでしたが、両日ともチケットは完売、満員御礼だとか。もしかすると、牛田智大くん人気? すごいなあ。
本日のプログラムは、「愛の旋律〜故郷・愛する人へ」と題して、
- ビゼー:小組曲(「子供の遊び」からの管弦楽版)
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 牛田智大(Pf)
- ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
阪 哲朗(指揮)、山形交響楽団
というものです。駐車場がどこもすごい混みようで、ようやく駐車して会場に着いた時には、開演直前でした。良かった〜、なんとかぎりぎりに滑り込むことができました(^o^;)>poripori
ビゼーの小組曲は、そんなわけで落ち着いて音楽を聴く状況にはなく、きらきらした音がこぼれるような短い音楽が集まった曲のようで、なんだかぼーっとしているうちに終わってしまいました。本当は、楽器配置などもメモするところでしたが、右手にスネア・ドラムとトライアングルとシンバルが目立ったくらいで、すっかり失念してしまいました。
次のショパンのピアノ協奏曲は、現在はモスクワ音楽院のジュニア・カレッジに在籍中という牛田智大クンのソロ。うーん、見事な演奏です。第1楽章:オーケストラの堂々とした序奏に続いて独奏ピアノが入ってくると、明晰で力感もあり、よくコントロールされた演奏に魅了されました。第2楽章:ロマンティックな美しい音楽ですが、特に弱音器をつけた弦楽セクションをバックにピアノとファゴットかな〜、木管の響きがとてもステキだった。第3楽章:きらびやかな、と言ってよいピアノと、踊るような阪さんのしなやかな指揮が印象的で、モダン楽器によるオーケストラの表現がマッチした演奏でした。
聴衆の拍手に応えて、アンコールは、
プーランクの即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」という曲でした。見事な演奏に、実に満足(^o^)/
休憩の後は、ブラームスの交響曲第3番です。ステージ上のグランドピアノは片付けられ、向かって右から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、第2ヴァイオリン(7)、正面奥に木管がフルート(2)、オーボエ(2)、その奥にクラリネット(2)、ファゴット(2)とコントラファゴットと並び、その奥に金管がホルン(4)、トランペット(2)、その奥にトロンボーン(2)とバストロンボーン、最奥部左手にコントラバス(3)、右奥にティンパニという楽器編成・配置になっています。
阪さんのブラームスは、北ドイツ風のゴツゴツしたものというよりは、舞曲のようにカドの取れたまろやかな演奏かな〜と感じていましたら、ときどきバストロンボーンを強奏させるなど、けっこう迫力を感じさせるものになっていました。曲の最後は、余韻のある終わり方で、これも良かった。ブラームスを聴いたぞ〜!という満足感がありました。
○
今回は、駐車場問題がほんとに深刻だと感じました。新県民会館の建設工事のために、駅西の花笠駐車場が半分以上閉鎖されたために、閉めだされた車が周辺の駐車場に集まります。今回は、某ホテルの駐車場に入ろうと目論んで、無駄に時間を費やしてしまいました。あそこは月極駐車契約がかなり多いみたいで、がら空きなのに満車だと言われてしまいます。見た目に騙されて、無駄な時間を費やす人も少なくないのでは。次回は、いざとなったら某公園内の無料駐車場に駐めさせてもらって、南口から歩いてテルサに向かうほうが結果的には早いのかもしれません。
ホールに到着してチケットを受け取る際に、目の前で指定席がなくなり、自由席、しかも一番端っこになってしまいました。その他にもいろいろあって、なんだか間が悪い一日みたいでした。