電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

HDMI-DVI変換ケーブルで使用中のモニターに接続する

2016年11月15日 06時03分56秒 | コンピュータ
購入後8年を過ぎ、なんだか調子が悪くなってきていたメインのLinux-PCを更新しようと準備していたhpの新デスクトップ・パソコンは、なんと従来型のRGB端子を持たず、HDMI専用でした。幸いに、三菱のRDT1712Sという液晶モニターは、RGBの隣にDVI端子を持っています。それならば、HDMI-DVI変換ケーブルを購入すれば、接続できるだろうと考え、量販店で探してみました。

日頃の行いが良いせいか、「開封品」の特売の中にElecom製の目指すケーブルがあり、安価に入手することができましたので、さっそくPC側にはHDMI、モニター側にはDVI端子を接続して試してみました。その結果は、

大成功〜!

バッチリとWindows10の画面が映ります。デジタルの画面はたいへんきれいに見えます。Edgeの画面スクロールもきわめてスムーズで、今までのメインPCの動作よりもだいぶ快適です。

さて、こんどはUbuntu-Linuxの導入です。デジタルカメラのSDカードを挿入して画像を取り込むには、SDカードリーダーを本体に装備したPCが便利です。今は、なんとも不自由な状態。また時間をみて試してみましょう。

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あらら、映像出力がHDMIだった

2016年11月14日 06時02分21秒 | コンピュータ
今まで使ってきた古いデスクトップPCの調子が悪くなっており、いろいろと不都合が起こっていたのに加えて、今朝はブラウザがオフラインだよ~と言います。リビングのWindows-PCは正常ですし、家内のノートPCも大丈夫だそうですので、古いPCのイーサネット系統のトラブルのようです。近頃、主基板上の故障を疑う現象が頻発してきていますので、メインのLinux-PCを交換すべく、まずはデータをポータブルUSB-HDDにバックアップしました。一番多くハードディスク容量を食っているのが、CDをリッピングした音楽データでした。



さて、次は到着している新しいデスクトップPCをセットアップしなければいけないのですが、庭木の雪囲いなど冬支度もしなければいけない時期に、内心やれやれ面倒な……と思いつつ、いやいや休日でなければできないことと思い直し、時間の合間を見て開梱しました。これまでのコンパクトな筐体と比べると、従来型のけっこうでかいサイズのケースです。どれどれ、まずは映像信号を……

RGB端子がないじゃないか!

なんと、HDMI端子のみ、2系統を装備しているのでした!

あちゃ~! 時代は進んでいるのだなあ! 仕方がありません。今風の横長ディスプレイにはあまり魅力を感じないし、今のところ三菱のモニターも飯山のモニターも不具合は示しておりませんので、モニターを交換するという選択肢はありません。調べてみたら、三菱のモニターにはDVI-IだかDVI-Dだかいう規格の入力端子が併設してありますので、HDMI-DVI変換アダプターか何かで接続することはできるのではなかろうか? まずは時間を見て電器量販店に行ってみましょう。

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萬年筆の書きやすさは使用期間の長さに比例するのではないか

2016年11月13日 12時25分32秒 | 手帳文具書斎
万年筆の書きやすさというのは、ごく大雑把に言ってしまえば、利用者がそのペンを使い込んでいる期間の長さによるのではなかろうか。たしかに、軸やキャップを含めたバランスとか、ペン先の種類などに大きな影響は受けるでしょうが、結局はそのペンを使ってきた期間、使用歴の長さと密度に比例して、書き癖になじみ、ペンも育ってきているのではないかと思います。

劣悪な品質のものは別にして、一定以上の品質の製品の場合は、そう判断しても良いのかもしれません。叔父の遺品となったモンブラン・マイスターシュテュック149のように、たとえどんなに高級なブランドの製品であっても、叔父が長年使ってきたペンは、やっぱり叔父の書き癖がしみこんでおり、どこかで違和感を感じる部分があります。筆跡が少し変わってしまうのがその証拠です。自分の丸っこいマンガ字(^o^;)が、どこか叔父の筆跡に似てきてしまいます。これに対し、自分が長く使ってきて書き慣れたペンは、自分らしい筆跡の文字を生み出すように感じます。



ところで、一番長く使っているパイロットのカスタム・グランディに採用しているカートリッジ・インクの青は、ちょいと滲み・裏抜けが激しく、いささか持て余し気味です。インクはこれで充分だなどと感じたのは、いささか早合点だったみたい。モンブランの「ロイヤルブルー」で使っているツイスビー(TWSBI)のダイヤモンド580ALをしっかり自分の書き癖になじませて、大容量の特徴を生かしてメインの万年筆として育てて、書き味は抜群になじんでいるけれどインク容量の点で難のあるカスタム・グランディは、サブのペンとして位置づけた方が良いのかもしれません。

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佐伯一麦「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」で「オーディオ(3)」を読む

2016年11月12日 14時25分59秒 | Weblog
地元紙・山形新聞で、佐伯一麦さんの連載「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」を楽しみに読んでいます。今回は、オーディオ(3)です。

クラシック音楽好きの旧友の影響でLPレコードを購入して楽しんだのが、ビゼーの「アルルの女」組曲。戯曲「アルルの女」のもとになったドーデの短編集『風車小屋だより』を岩波文庫で読んだのが、文学と音楽の結びつきに関心を抱くきっかけになったといいますが、そのあたりは作家の内輪の事情でしょう。

むしろ、その後のエピソード、中学校の代表としてスピーカー製作コンテストに参加したとか、クラシックを聴くのに熱中すると家族がうるさがるので、自分の部屋にある自作スピーカーまでケーブルを引いたとか、そのあたりの描写が実に共感できるもので、似たような経験をしているのだなあとうれしくなりました。しかも、フルレンジユニットを用いた自作スピーカーがかえって音のまとまりが良く感じられたことなど、うんうん、そうなんだよね~と思わず頷いてしまいます。



毎回楽しみにしているイラストも、今回はテスターとペンチとドライバーと自作スピーカーです。さて次回はどんな内容だろう? 楽しみです。

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カバレフスキー「チェロ協奏曲第2番」を聴く

2016年11月11日 06時03分16秒 | -協奏曲
最近の通勤の音楽は、USBメモリに入れた音楽の中から、カバレフスキーのチェロ協奏曲第2番です。この曲は、1964年に完成されたもので、Wikipediaによれば、ダニイル・シャフランのチェロ独奏、作曲者自身の指揮でレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団によって、1965年に初演された(*1)とのこと。ちょうどその頃、日本では先の東京オリンピックに国中が沸いていたころです。その割には、いわゆる現代音楽風の要素はごく少なく、聴きなじみやすい音楽だと感じます。

第1楽章:モルト・ソステヌート。低音の中にティンパニで始まり、独奏チェロがピツィカートで主題を奏しますが、やがて速いエネルギッシュな音楽に変わっていきます。テンポが遅くなって独奏チェロのカデンツァが奏されると、アタッカで第2楽章へ。
第2楽章:プレスト・マルカート。いきなりビッグバンド・ジャズ風の音色で、アルト・サクソフォンが鳴らされ、これがチェロに受け継がれます。再びチェロのカデンツァがあり、やはりアタッカで第3楽章へ。どうも、カデンツァは楽章と楽章をつなぐ役割も果たしているみたいです。
第3楽章:アンダンテ・コン・モト。途中の、瞑想的というか独白するようなチェロ独奏や、最後のチェロが歌う主題が印象的で、チェロの魅力をたっぷりと堪能した気分になります。

演奏は、イッサーリス(Vc)、リットン指揮ロイヤルフィル。これまでは、カバレフスキーというと、「道化師」やフィギュアスケートを連想してしまいましたが、これからは連想の中にチェロ協奏曲第2番も加わりそうです。

(*1):驚くべきことに、初演時の映像が残っていたらしく、YouTubeに公開されていました。
Daniil Shafran plays Kabalevsky Cello Concerto № 2 (cond. D.Kabalevsky)


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うっかりミスを誘起しやすいメモの仕方

2016年11月10日 06時03分18秒 | 手帳文具書斎
記録は記憶に勝ります。それは間違いありません。その意味で、その場でメモをとることはきわめて重要です。ただし、うっかりミスを誘起しやすいメモの取り方というのも、あります。例えば、こんな場合です。

  • 自宅に電話で入ってきた連絡をカレンダーの該当の日付に書いたまま、手帳に転記しておくのを忘れてしまい、見事にダブルブッキング!
  • 外部の会合の予定を、文書やメールから手帳のダイアリーに転記してあったけれど、肝心のお店の名前が抜けていた!
  • 続けざまにかかってきた複数の電話に対応していたら、メモがごちゃごちゃになり、どれがどの件のメモだったか、はっきりしなくなってしまった!

カレンダーの日付欄に書いておけば忘れないだろう、というその場の思いつきで手帳に転記するのを忘れていると、後からダブルブッキングで痛い目をみる、というのは本当に困ります。特に、リビングで電話を受けると、手帳がその場にないことが多く、こういうミスを誘発しやすいようです。



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質量を「はかる」のはどの漢字?

2016年11月09日 06時02分08秒 | ブログ運営
過日のブログ記事で、万年筆の質量をしらべてインクの吸入量を求めた際に、重さを「測る」と表記したところ、よくコメントをいただく「さちこ」さんから、

>というか量りますかぁ?

というコメントをいただきました。現役理科中高年の探究心に、なかば呆れながら、でも実は「測る」ではなく「量る」では? という心優しいご指摘ではないかと思い至りました。

うーむ、そういえば、「測る」「量る」「計る」など、計測、計量、測定などにも様々な表記があります。「はかる」という同音異義語の使い分けについて、きちんと調べたことがありませんでした。漢字用例辞典などで調べてみたら、

  • 計る  時間を計る
  • 測る  液体の容積を測る、距離を測る、面積を測る
  • 量る  分量を量る、目方を量る

ということだそうです。「測定」という語の連想から、つい「測る」を使ってしまいましたが、「さんずい」が付いていることからも、液体の容積を測るのが本義で、転じて目測などへと変化していったのでしょうか。

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手袋とコートの季節

2016年11月08日 06時04分50秒 | 季節と行事
11月になって、めっきり肌寒くなってきました。ついこの前までは、手袋もコートもあまり必要性を感じなかったのですが、最近は朝の運転には手袋が必要ですし、ちょっとした外出にもコートが必要になっています。昨年、コンビニで購入した滑り止め付きの手袋(*1)は今年も健在で、実用的かつポカポカ暖かい。一度見当たらなくなりましたが(*2)、その後、車の助手席とドアの間で発見しました。晩秋の早朝ドライブには必需品となっています。



(*1):コンビニで買った手袋~「電網郊外散歩道」2015年12月
(*2):冬の手袋~「電網郊外散歩道」2016年2月

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赤いケーブルのイヤホンを購入する

2016年11月07日 06時03分02秒 | 散歩外出ドライブ
自室のオーディオや机上のPCオーディオでは、古いSONYのモニター用へッドフォンを愛用していますが、ノートパソコンや携帯機器で使えるコンパクトなイヤホンがほしいと思っていました。このたび、新しい図書館のオープンに誘われて出かけたついでに電器量販店に立ち寄り、イヤフォンを探してみました。当然のことながら、ピンからキリまで実に様々なイヤフォンが取りそろえられています。当面の使用目的から言って、それほどの高級品でなくても良かろうと、見つけやすい「赤いケーブル」の製品を購入してきました。



オーディオテクニカ ATH-CK330iS
 Android/iPhone, for Smartphone
 マイク付き、リモコン搭載、ダイナミック型
 ドライバー 径10mm、出力音圧レベル 102dB/mW
 再生周波数帯域: 20~23,000Hz
 最大入力; 40mW、インピーダンス24Ω
 マイクロフォン:全指向性・コンデンサ型

というようなものだそうで、お値段は2,680円だそうです。ゴムか何かで被覆しているのでしょうか、弾力があるケーブルが絡まりにくいのと、赤いケーブルがよく目立ち、なくしにくいと感じます。



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新しい図書館のオープンに思うこと

2016年11月06日 06時04分52秒 | 散歩外出ドライブ
去る11月3日、東根市に新しい図書館がオープンしました。人口減の時代に、山形県内で唯一、人口が増加している東根市ですが、これまでは「さくらんぼ東根駅」内に小さな図書館を併設しているだけで、近隣の市町なみの規模を持つ図書館はありませんでした。駅の図書館は、ちょっとした時間待ちの際などにも利用でき、それはそれで便利でしたが、天童市立図書館や河北町立図書館、村山市立図書館などがそれぞれ独自の特色を打ち出して運営されているだけに、市民の要望は強いものがあったのでしょう。

ところで、従来の公立図書館というと、咳払い一つもためらわれるような静けさが求められたり、統計調査のためにノートパソコンを持ち込む際にも電源コンセントの使用を禁止されたりといった、お役所の延長のようなお堅い運営が目につく時代もありました。最近は、市民に親しみやすい図書館が求められるようになり、開館時間の延長やネット検索機能の提供など、ずいぶん様変わりしてきています。では、こんどの東根市の複合文化施設「まなびあテラス」としてできた図書館はどうか?

「まなびあテラス」は、図書館、美術館、市民活動支援センター、カフェの機能を備えた複合文化施設(*1)とのことです。南側がイオン東根店で北隣が県立の東桜学館中・高等学校で、その隣に市役所や子どもが楽しく遊べる施設「たんとくるセンター」などが集積し、駅からまっすぐ歩いて行ける距離にあって150台分の無料駐車場もあるという好立地条件にあります。都市計画としては、良好な整備状況と言えるでしょう。

建物は平屋で、東西に出入り口があり、身障者用のスペースには屋根がついています。車イスの乗降などの際に濡れないようにという配慮でしょう。このあたりは、ポイントが高いです。
施設の内部には、美術館として特別展示室や市民ギャラリー、アトリエなどがあり、市民活動支援センターといくつかの講座室があります。また、市民活動のためのプリント工房があったり、メディア・アートショップがあったりするのも便利そうです。
施設内のブーランジェリー・カフェは「オイッティ・マルシャン」といい、新庄市に本店がある「マルシャン」、さくらんぼ東根駅前の「マルシャン」と同系列の店のようです。東京のイタリアン・レストランで修業してきたという若いシェフが、パンとコーヒーの他にパスタやナポリピザを中心としたイタリア料理を出し、ディナーには肉料理のコースやお酒もメニューにあって、9:00~21:30(LOは21:00)となっています。これは便利そうです。

図書館の内部に入ると、低めの書架が並び、奥まで見渡せるのがうれしい。20万冊の収納が可能だそうですが、現在は12万冊の蔵書数だそうです。目を惹いたのが各種のオンラインデータベースの検索機能を提供しているところで、来年の春からは、NAXOSミュージックライブラリーが利用できるようになるらしい。これはうれしい知らせで、公立図書館が着実に情報化に対応してきていることを感じます。かつての「ノートパソコン利用迫害」(^o^)の時代を思うと、実に隔世の感があります。うれしい散歩コースが増えました(^o^)/

(*1):まなびあテラス~公式サイト

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ようやく柿の収穫をする

2016年11月05日 06時03分51秒 | 週末農業・定年農業
例年、11月3日は良く晴れて、晴れの特異日になっているのですが、今年は2日が良く晴れて、文化の日はあいにくのお天気でした。それでも、週末農業を営む休日農家では、これを逃すと柿の収穫ができなくなりますので、時折パラつく冷たい雨の合間をぬって柿の収穫をしました。我が家に一本だけ残ったヒラタネナシ(平核無)柿、種なしの渋柿です。例年のことではありますが、焼酎で処理して渋抜き(*1)をする分と、皮を剥いて干し柿にする分(*2)と、コンテナを分けて収穫していきます。渋抜きをするものは、普通に収穫してかまいませんが、干し柿にするものは、縄に下げるために、枝をT字に残して収穫しなければなりません。妻と二人で、おおよそ六割がた終わったところで雨のため作業中止となりました。

(*1):柿を収穫し、渋抜き作業を撮影する~「電網郊外散歩道」2012年11月
(*2):柿を収穫し干し柿を下げる~「電網郊外散歩道」2011年11月

この日は、東根市に複合文化施設がオープンし、新しい図書館や市民活動支援センター、美術館などを見学し、ブーランジェリー・カフェでパンのお買い物をして来ました。新しい図書館は期待の持てるもので、楽しみです。

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TWSBIダイヤモンド580ALラヴァーの筆記量を再確認する

2016年11月04日 06時02分26秒 | 手帳文具書斎
9月17日にインクを満タンに補給してから45日、TWSBIダイヤモンド580ALラヴァーのインクがなくなったらしく、文字がかすれるようになりました。目視でも、インクタンクは空っぽになっているのがわかります。一度、重さを量ってはいるのですが、念のためにもう一度測定してみました。




キャップ付きで、30.6g です。

モンブラン「ロイヤルブルー」インクを何度か出し入れして満タンで重さを量ってみると、




32.2g ありました。したがって、インクの吸入量は、

32.2g - 30.6g = 1.6g

となり、やはり前回の測定と同じ結果でした。

また、備忘録ノートをひっくり返して、他のペンを用いた頁を除き、TWSBIダイヤモンド580ALラヴァーを使っている頁を数えてみると、新規に吸入してから

計23頁

という結果でした。前回は、文字がかすれる前に目視で空っぽになったと判断して、計20頁でしたので、今回の23頁というのが限界なのでしょう。それにしても、他のペンも使っているので断続的ではありますが45日間、A5判ノートで23頁を補給なしで書くことができるというのは、まさにディーゼルエンジン並の高耐用性と言って良かろうと思います。

【追記】
「はかる」の語の使い分けに気づいて、一部の表記を訂正しました(^o^;)>poripori

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藤沢周平『隠し剣秋風抄』を読む

2016年11月03日 06時02分21秒 | -藤沢周平
文春文庫で、藤沢周平著『隠し剣秋風抄』を読みました。初出は『オール讀物』誌で、私が大学を出て就職し、関東某県で暮らしていた頃に執筆発表されていた作品のようです。単身赴任の頃に読み、このたびは十年ぶりくらいの再読になりました。

第1話:「酒乱剣石割り」。そうそう、酒乱というのは、こういうタイプです(^o^)/
第2話:「汚名剣双燕」。臆病者の汚名を着てしまったが、それは理由あってのこと。かつての剣友と決着をつける時です。
第3話:「女難剣雷切り」。醜男で間が悪い惣六の話です。
第4話:「陽狂剣かげろう」。はじめは狂気を真似ることで乙江との別れをやり過ごすつもりでしたが、佐藤半之丞は乙江の早逝を知るや、お上に一言恨みを言おうと城中で刀を抜きます。
第5話:「偏屈剣蟇ノ舌」。人が右だと言えば左と言うタイプの偏屈者に、暗殺者に頼んでいるのではないと言いながら情報を仕込んだら、結末はどうも思い通りにいくとは限らなかったようです。
第6話:「好色剣流水」。好色漢というのはいるものです。自分はそれほどではないといいながら、常に女性の方に寄っていくタイプ。でも、今回は相手が悪かった。相打ちが精一杯か。
第7話:「暗黒剣千鳥」。家老によって暗殺を命じられた5人のうち4人までが殺され、三崎修助だけが生き残ります。表向きの縁談の華やかさとは裏腹に重苦しい結末ですが、藤沢周平作品らしく、ひたむきな娘が少し明るい希望をつないでいるようです。
第8話:「孤立剣残月」。上意討ちの命を受けて討ち取った男の弟が、帰国したあかつきには小鹿七兵衛と果たし合いを申し込むらしい、という情報が届きます。相手は、梶派一刀流の名手とのこと。果たし合いの後の夫婦の描き方は、なかなかいい場面です。
第9話:「盲目剣谺返し」。こちらは、映画「武士の一分」の原作になった作品です。文春文庫で296頁~331頁まで、わずかに36頁の短編です。映画では、キムタクこと木村拓哉の、有段者らしい剣さばきの見事さに驚きました。原作の方は、簡潔な描写の中に、三村新之丞と加世の夫婦のすれ違いと再会を描きます。確かに、味わい深い、印象的な幕切れです。

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A5判のリングノートが減らない

2016年11月02日 06時03分54秒 | 手帳文具書斎
A5判のリングノートのストックが少々あります。

  • マルマン 「ノートdeノート」
  • コクヨ 「キャンパスノート」
  • コクヨ 「エッジスタイル」

などです。

以前は、B6判リングノートを備忘録にしていたこともありましたし、農作業メモは相変わらずA6判リングノートを使っておりますが、肝心のA5判リングノートがさっぱり減りません。備忘録ノートをツバメノートの100枚にして以来、こればかりです。



リングノートを解体してまとめて綴じるためのリムーバー付きファイルも用意した(*1)のでしたが、肝心のリングノートに出番が少なく今まで来ました。当方には、現状でリングノートの使い道というのは案外難しいものです。唯一、使っているのが、リビングのデスクに置いたノートで、ペンの試筆やらリビングでの雑多なメモ等に使っているもので、黒の三つ折り版システミックに入れ、ペンホルダーにはプレッピーの細字を差して置いています。

(*1):文具店に行き、リングノート用リムーバー付きファイル等を購入する~「電網郊外散歩道」2014年8月

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大型ショッピングモールでは靴下も買えなかった

2016年11月01日 06時03分15秒 | 散歩外出ドライブ
少し前の出来事ですが、そろそろ新しい靴下を買わなければいけませんので、先日、妻と大型ショッピングモールに出かけました。いつもは、妻におまかせをしているのですが、このたびは妻が食料品を買っている間に、私が自分で指付き靴下を探して売り場をウロウロしたのです。

カッターシャツとかブルゾンとか、オシャレな衣類は目立つところにあるのですぐわかるのですが、紳士用靴下をどこで売っているのか、よくわかりません。紳士服売り場? ワイシャツ等の売り場? そもそも下着類はどこで売っているの? 衣類を見に来ることなどほとんどない仙人生活に対する罰ゲームみたいに、まるで見当がつきません。文具や電器製品ならば、まっすぐに目的の売り場に行ける自信はあるのですが、これはショッピングモールを探訪する新たな散歩コースを開拓する必要があるなあと感じつつ、店員さんも見当たらないし、買い物中の妻にきいてみました。

なんと! 婦人用下着売り場を突っ切った一番奥に、まるでとってつけたように紳士用下着売り場があって、その一角に靴下が並んでいるのでした! 思わずその場で「あった~!」と叫びそうになりましたですよ(^o^)/

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