電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

壮年会で介護保険制度の勉強を計画

2008年01月16日 06時58分51秒 | Weblog
当方の地域には壮年会という組織があり、40代中盤から50代半ばまで、冬の期間、独自の活動をしています。これまでは、公民館の除雪活動のほかに、お謡いの稽古や冠婚葬祭用の習字の勉強など、有意義な研修会を企画してきました。今年度は私が会長の順番になっています。会員の中から、親が高齢になり、いざとなってから困らないように、介護保険制度について、概要を知りたいという要望が出ました。そこで、行政の担当者と保健婦さんに来てもらい、研修会を実施することになりました。いろいろな段取りをつけて、婦人会や区長さんにも協力を依頼し、ようやく実施に向け広報できる段階まできました。

介護といえば、もう他人事ではありません。わが家でもじきに直面するであろう、焦眉の課題です。壮年会だけでなく、婦人会や一般区民からの期待も大ですので、計画にも力が入ります。新雪を踏んで、朝から歩き回ることも多くなります。
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さようなら、FM-TOWNS

2008年01月15日 06時58分06秒 | コンピュータ
十数年前に作成した資料を再利用する必要が生じ、昔のファイルを探して、保存していた古い FM-TOWNS を起動してみました。残念ながら、当時使用していた FM-TOWNS II Fresh は、Windows95 が起動せず、途中で止まってしまいます。MS-DOS V6.2 で起動してみたら、dir 表示が途中で止まり、思い出したように続きが表示される状態。これはメインボードの問題と見切りをつけ、SCSIのハードディスクとMOドライブを予備機につなぎかえてデータを探したところ、見つかりました!データをテキストファイル形式に落とし、ようやく一件落着です。



起動しなくなった FM-TOWNS をばらしてみました。写真はその様子です。モニターも本体も、今回処分する予定。しかし、通算すれば十年以上。ハードウェアがよく持ったものです。一度 CD-ROM ドライブを修理しましたが、以後は故障知らず。かつての国産パソコンは丈夫でした。







さようなら、FM-TOWNS !

私が日常的に使う中で、GNU CD-ROM を通じてTeX(*1)/LaTeX(*2) や gnuplot(*3) を覚え Emacs(*4) や Linux(*5) に入門し、子どもたちがゲーム等で使いました。結果的に見ると、私を Unix の世界へ誘ってくれたマシンでした。

(*1):D.Knuth 教授が開発した文書組版システムで、1992年に作成した文書が今も最高水準の品質で印刷でき、無償で利用できる、理系技術文書に適した驚くべきソフトウェア。
(*2):Knuth 教授の TeX を使いやすくするマクロ集。DEC(当時)のL.Lamport が開発したもので、現在使っているバージョンはLaTeX2e。
(*3):コマンドラインから関数をプロットできる、グラフ作成ツール。
(*4):R.Stallman が開発したスーパー・テキストエディタ。TeX/LaTeX 文書の作成、組版、印刷に適している。



(*5):L.Torvalds が開発したカーネルを核とし、Unixを範とするフリーのOS。
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新聞の広告の質が下がっていないか?

2008年01月14日 07時53分44秒 | Weblog
近年、新聞の広告の質が下がっていないのでしょうか。かつて、全国紙一面の下部の広告欄は、信頼性を表す指標だったと思います。ところが、いつからか、あやしい健康食品等のタイアップ広告さえ掲載されるようになりました。新聞広告の中の、通販広告や健康食品等の広告の量を見ると、どうも広告費がネット広告のほうに移行しているために、従来から広告費に依存してきた新聞や雑誌等のメディアが苦しんでいる様子がしのばれます。

いわゆる週刊誌も、インターネット利用率が高い若年層を主な対象とするものは、この数年間で部数が半減しているのだとか。それよりも上の世代を対称にする雑誌は、やや保守的な読者層に支えられて、1~2割減でとどまっているのでしょうか。雑誌業界の困難さは、半端ではありません。当地でもフリーマガジンは盛んですが、志を持つ印刷会社が、業界の活性化を目的として継続している面が強いのではないかと思います。一般向けの情報を提供する目的の商業雑誌はすぐたまってしまい、捨てるのに困るからかもしれません。

写真は、車から見た雪景色。少々吹雪いております。ブルブル寒いです。スキー場は大喜び(^_^)/
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音楽映画の力

2008年01月13日 09時17分43秒 | 映画TVドラマ
映画は、ふつうストーリーと映像が売りで、そう何度も繰り返して観るものではないように思います。特に、スピードやスペクタクル性の強い映画は飽きるのも早く、台詞や人物像の陳腐さが鼻に付くようになると、もうだめです。

ところが、音楽映画はどうも少し違うように思います。描かれる人物像は類型的で、ストーリーはパターン化されたものであっても、音楽は別です。何度でも繰り返し楽しめます。特に、さわりだけでなくある程度まとまった曲を楽しめるものなら、これはもう、映像の魅力プラス音楽の力で、すっかりひきこまれてしまいます。

最近は、「スウィング・ガールズ」や「のだめカンタービレ」などが面白かったですし、昔の「巴里のアメリカ人」や「アメリカ交響楽」、あるいはミュージカルの「雨にぬれても」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」「ハロー・ドーリー」などは、何度観ても(聴いても)面白いものです。音楽は、視覚とは異なり、記憶する部位がより古い脳の中にあるために、感情を揺さぶる力がより強いのかもしれません。
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クラリネットのための、シューマン「幻想小曲集」Op.73を聴く

2008年01月12日 12時09分52秒 | -室内楽
昨夜は、老父が腹痛をうったえたので、急いで病院の救急外来へ。レントゲンとCTを撮ったら、腸閉塞とのこと。小腸まで届くイレウス管でたまったガスを抜くことを試みております。リンパ節転移もなく90%以上安心していた大腸ガンの再発で、秋に人工肛門形成の手術をしたばかり。これまで何度も腸閉塞を起しており、84歳の年齢を考えると、再々度の手術は避けたいところです。広島での被爆の影響で、普通の人よりも免疫力が低いのは確かです。イレウス管が効力を示してくれるとよいのですが。

そんなわけで、夜が遅かったので、今朝はすっかり朝寝坊をしてしまいました。妻も病院に行っていますので、一人で留守番をしております。先ほど、遅い朝食をとったばかりで、シューマンの「幻想小曲集」作品73を聴いています。

この曲は、ピアノのための同名の曲とは異なり、クラリネットとピアノのための作品です。
第1曲、やさしく、表情をもって、と指示された、ゆるやかなテンポの音楽。クラリネットが低音を生かした響きで、やさしい旋律を奏でます。
第2曲、いきいきと、軽く。やや速めのテンポで、ピアノが活躍します。クラリネットが、低音から上昇する速いスケールを何度か吹きますが、ちょいとしゃれています。
第3曲、せいて、情熱をもって。クラリネットのソロとピアノが、それぞれ主張しあいながら、活発な音楽をつくります。

演奏はポール・メイエ(Cl)、エリック・ル・サージュ(Pf)の2人で、1993年4月に、スイスのラ・ショー・ド・フォンにてデジタル録音された、DENON COCO-70861という型番のCDです。以前はレギュラープライス盤で販売されていましたが、クレスト1000シリーズに入ったために、たいへん求めやすくなりました。一緒に収録されている、「おとぎの絵本」や「民謡風の5つの小品」「3つのロマンス」「アダージョとアレグロ」なども、シューマンの素晴らしい室内楽作品であり、立派な演奏だと感じます。

■ポール・メイエ盤
I=3'39" II=3'05" III=3'46" total=10'30"

写真は、朝のコーヒーと、山形名物・山田家の「ふうき豆」です。
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石ケンと自負との強固な関係(!?)

2008年01月11日 06時51分17秒 | Weblog
自宅にたくさんストックがあると、なんとなく安心できるというか、心豊かになるというか、ちょいと贅沢な気分になるものがあります。ある人は歯ブラシ(*)だとか、また別の人はトイレットペーパーだとか、とにかく切らさずにストックしておくようにしているようなモノです。

私の場合は、ヒゲソリと石ケンでしょうか。しかも、Schickの二枚刃とご指名で。持ち手と刃の角度が、絶妙に使いやすいのです。スーパーの特売で、「オマケ+1本」なんていうパッケージがあると、つい買物カゴに入れてしまう困った習性は、単身赴任時代に身に付きました。もう一つは石ケンですが、いわゆるヒゲソリ用シェービング・フォームではなくて、洗顔用の固形石ケンを各種取り揃え、片端から試しています。実際には、使いきるまでにだいぶ時間がかかる、気の長い話です。植物油脂をアルカリでケン化しpHを調整した、いわゆる石ケンに加えて、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などの界面活性剤を一定の割合で加えた組成に改良されてはいるようですが、プシュッと炭化水素系のガスを出す洗顔フォーム類とは違い、まったく昔ながらの方式です。

出張帰りの翌日、いつもの習慣でいつもの生活。やっぱりいいものです。中年オヤジらしい趣味と笑われそうですが、さよう、まさしく、正統派中年を自認する証と、胸を張って自負しているところです(^o^)/

(*):歯ブラシ1年分~「ビター☆チョコ」より
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コレクションの規模

2008年01月10日 20時24分03秒 | クラシック音楽
昔、オーディオがブームだった頃に、よく雑誌でマニアのお宅を訪問する記事がありました。掲載される写真をみると、壁面を埋め尽くすようなレコード棚に、きちんと整理された膨大なLPやオープンリール・テープが写っています。その数ざっと数千~1万枚といいますから、当時のLPの単価を2000円としても、合計すれば数百万~数千万円単位の資金をつぎこんでいることになります。遠い記憶ですが、これらのマニアの方々は独身貴族の人が多かったような。私のような素人音楽ファンには、ちょいと縁遠い世界です。

ごく普通の、平均的な所帯持ちサラリーマンで、趣味の音楽CD等のコレクションの規模は、おのずと限度があるのではないか。さらに、聴くことができる限度も、実はあるのではないか。私の場合は、特に同じCDを何度も繰り返して聴くことが多いので、よけいそんな印象を持ちます。さらに書籍もありますから、スペースや時間の問題は大きいです。生活を破壊しない、ほどよいコレクションの規模というのがあるように思えてなりません。
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早寝・早起きと「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

2008年01月08日 07時07分12秒 | -オーケストラ
灯油の節約のためには、むしろ早寝・遅起きがよろしいのかと思いますが、そういうわけにはいきません。早朝、まだ暗いうちに目がさめると、そっと静かに起き出して台所の暖房を点火し、暖めておきます。そして部屋に戻り、パソコンの電源を入れ、コーヒーメーカーでコーヒーをいれている間に洗面。メールをチェックしつつ本日のスケジュールを確認、時間的余裕を見てブログの記事を投稿しているうちに日の出を迎えます。

この時間にNHK-FMのスイッチを入れると、ちょうどニュースの時間です。朝の音楽番組をじっくり聴くわけにはいきませんが、こういう規則正しい生活は、意外に快いものです。

最近の目覚しの音楽は、ここしばらくはずっとR.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」です。例の、「のだめカンタービレ」での、指揮者コンクールの課題曲です。でも、早朝まだ暗いうちに、これでもか!とばかりに鳴り出す音楽は、妻には目の敵にされておりますが、最初から華々しく鳴り響く「ドンファン」などと違い、「ティル」の場合は少なくとも最初は小鳥が鳴き交わすような始まりですからね。そして数分後にはラッパ部隊が盛大にブワ~っと(^o^;)>poripori
心優しい夫の選曲でありまする。

演奏は、R.シュトラウスのアシスタントをつとめ、「セル博士は今も私のティルを暗譜で指揮していますか?」と聞かれた、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のもの、LPをMDにダビングして目覚し用のMDラジカセで使っております。目覚し用などに用いていますが、この演奏はほんとに素晴らしいものです。
ほかに、CDではクレンペラー指揮フィルハーモニア管の演奏もよく聴いております。

なお、明日は出張につき、更新できないかもしれません。
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ベルリオーズ「イタリアのハロルド」を聴く

2008年01月07日 06時48分10秒 | -オーケストラ
前に掲載した今井信子さんの本(*1)をきっかけに、ちょいとヴィオラの音楽に触れてみたくなり、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」を聴いています。この曲について書こうとした場合、ジャンル分けをどうするかかなり迷ったのですが、一応、ヴィオラ独奏つき交響曲という副題にしたがい、「協奏曲」ではなく「オーケストラ」に入れました。前半は間違いなくヴィオラ協奏曲でしょう。

正式には、《イタリアのハロルド》作品16 ~4部からなるヴィオラ独奏つき交響曲~ というのだそうです。演奏は、ユーリ・バシュメット(Vla)、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団、1988年3月にフランクフルトのアルテ・オーパーでPCM(デジタル)録音されたDENON盤(COCO-70708)。録音も、たいへん明解です。インバルの演奏のテンポは、第1・第4楽章はややゆっくりめ、第2・第3楽章はやや急ぎめ、といったところでしょうか。

第1楽章、山におけるハロルド、憂愁、幸福と歓喜の場面。中低音主体で不安気な始まり。ハープを従えて、ヴィオラの登場。うん、この楽章は間違いなくヴィオラ協奏曲でしょう。
第2楽章、夕べの祈祷をうたう巡礼の行進。本来なら緩徐楽章という位置づけではありますが、むしろインテンポの魅力が聴かせどころの一つかと思います。弦楽の内声部の魅力を再認識します。
第3楽章、アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード。リズミカルな主題が楽しく、イングリッシュ・ホルンの素朴な響きも親しみ深いです。
第4楽章、山賊の饗宴、前景の追想。バシーンと衝撃的に開始されるのは、山賊たちの登場を表すのでしょうか。たしかにこの楽章は、ヴィオラ協奏曲という範疇には入らないですね。

パガニーニに依頼されて、ヴィオラ独奏のための協奏曲を書き始めたのだけれど、途中で依頼者が気に入らず、交響曲にしちゃった、という経緯があるのだとか。うそかほんとかわからない話のよう(*2)ですが、最初はヴィオラ協奏曲でだんだん交響曲になっていく、というのが信じられてしまう不思議な音楽。

1834年にパリで初演されています。このときは、ショパンやリストなどの音楽家のほかにも、ヴィクトル・ユーゴー、アレクサンドル・デュマ、ハインリヒ・ハイネなども一緒に聴いたのだとか。バイロンの詩をもとにした音楽だから、と言うことなのでしょうが、なんともきら星のような人たちばかりです。この年、ドイツでは関税同盟が発足しており、後年のドイツ統一の動きへとつながる重要なできごとでしょう。同年はローベルト・シューマンが「新音楽時報」を創刊し、「謝肉祭」や「交響的練習曲」を作曲した頃。ロマン派の花盛りの頃と言ってよいのかな。

先に、コレルリのクリスマス協奏曲のところで言及した、1968年12月19日のクリーヴランド管弦楽団の定期演奏会で、エイブラハム・スカーニックのヴィオラ・ソロにより、この曲が取り上げられています。堅物のジョージ・セルとベルリオーズ。なんだかイメージが合わないような印象を持ちますが、実は最後の来日公演の演目にもベルリオーズは取り上げられています。本作品の正規録音が発売されていないのが、なんとも残念無念です。

■バシュメット(Vla),インバル指揮フランクフルト放響盤
I=15'10" II=6'45" III=5'54" IV=12'33" total=40'22"

(*1):今井信子『憧れ~ヴィオラとともに』を読む~「電網郊外散歩道」
(*2):「イタリアのハロルド」~Wikipediaの解説
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「のだめカンタービレ」を観る(2)

2008年01月06日 11時55分07秒 | 映画TVドラマ
昨晩も、「のだめカンタービレ」新春スペシャル第2夜を堪能しました。今回は、「のだめ」こと野田恵さんのピアニストとしての悩みと成長がテーマです。

オークレール先生という人は、素晴らしい先生ですね。「あなたは何のためにピアノを弾くのか」という質問は、ライバルに技巧で追い付こうとするのだめにとって、本質的で焦眉の課題だった。ピアニストは、自分の持ち味で、自分が発見した音楽を通じて、聴く人に喜びを与えることが嬉しいものなのだ、ということを体得させるのです。なんとかいうモーツァルト・マニアの貴族の館で、ヴォルフガングの扮装で登場し、最初の一音をポーンと鳴らして、音が会場に広がり、消えて行く様子に耳を澄ます場面。あれは、とても良かった。あとは一気呵成に、演技というよりも音楽の力で聴かせます。モーツァルトもラヴェルも、素晴らしかった。

オーボエの黒木くんは、最初は暗いと敬遠されていますが、モーツァルトのオーボエ四重奏曲を演奏するところは、良かった。留学生の悩みは、経済的な問題だけでなく言葉や習慣、文化的なものなど、たくさんあるのでしょうが、音楽で理解し合えるものだ、ということか。ややロマン的ですが、本質的にはそういうことなのでしょう。

それにしても、上野樹里さんの「のだめ」の演技、あれはほとんど地ですね。どよ~んと落ち込むところや、生真面目な千秋くんにまとわりつく場面など、笑えるけれど、心情がよく出ていると感じます。

その千秋くんのヨーロッパ・デビュー演奏会で振ったブラームスの交響曲1番。若い役者さんが、たった一人で、100人以上のプロフェッショナルな演奏家が束になってつくり出す音楽に負けないように奮闘する姿でした。表情や肩に力が入るのも、無理のないことかもしれません。正直、たいへんだなぁと同情してしまいました。

ところで、竹中直人さんのシュトレーゼマンは、役者であり過ぎて、音楽家という感じがしません。もともとの原作がそうなのでしょうが。あとは、CGを多用する、その自然さに驚きました。昔の「メリー・ポピンズ」の時代の、特撮場面との合成の不自然さがまったくないのですね。デジタル技術の消化という面から、テレビはここまで来ているのかと、ちょいと見直しました。

二晩続きでおおいに楽しんだおかげで、連日の朝寝坊です。早朝更新はできませんでした。娘がマンガの原作を持っているそうで、こんど貸してくれることになっています。やれやれ、以前、韓国ドラマにはまりかけた時の二の舞にならなければ良いのですが(^o^)/
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「のだめカンタービレ」を観る

2008年01月05日 09時10分15秒 | 映画TVドラマ
「のだめカンタービレ」のスペシャルを、観ました!どんな物語なのか、まったく知らずに観たのですが、いや~、笑えた、面白かった。音楽を実にうまく使っていることに感心しました。なるほど、これは人気が出るはず。全然知らずに、こんなアホ記事(*)書いてすみませんm(_'_)m

いやはや、R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」を、こんなふうにネタにしてしまうのですね(^o^)/
山響音楽監督の飯森範親さんに指揮を指導してもらった千秋役の玉木宏さん、指揮ぶりは全体に少々余計な力が入っているように感じましたが、なかなかさまになっていました。「スウィング・ガールズ」ではサキソフォンで出ていた上野樹里さん、実は「のだめ」役は地でやってるんじゃないかと思うほど、よく似合います。そういえば「スウィング・ガールズ」でも預った弁当を勝手に食べてしまう役だったはず。今回の「のだめ」スペシャルでも、食欲大爆発でした。エンディングのガーシュインが洒落てます。この分では、次も観てしまいそうです。

(*):「のだめ」って、な~に?? ~「電網郊外散歩道」初期の記事
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ブログ記事ネタ・ノート

2008年01月04日 05時09分36秒 | ブログ運営
ものはためしとばかりに始めたブログ「電網郊外散歩道」、三年以上も記事の更新を継続できているのは、われながら驚きです。ときどきコメント等をいただく方々の存在が大きいわけですが、もう一つ、当方の工夫として、ブログ記事ネタ・ノートの効果も大きいようです。

これは、2006年3月頃から使い始めたもので、小型のノートをセカンドバッグにしのばせて、常に携帯しています。2007年には、合計3冊を使いました。最近愛用しているのは、コクヨのキャンパス・ノートのB6判らせん綴じ方式のもの。これだと、演奏会などでもひざの上に広げてメモを取ることができますし、立ったまま気づいたことを書き留めておくにも便利です。

それから、買物をした時の領収書の類を、これに貼りつけてしまいます。入館券や演奏会のチケットの半券なども同様に。後日記録を整理するときに、日付が入っているのがありがたいです。

パソコン上では、「200X電網郊外散歩道.txt」というテキストファイルも持ち運んでおりますが、いつでもどこでも思い付いたら手軽に書き込める分だけ、手書きのノートの便利さに軍配が上がります。

(*1):ブログサイトで更新を維持するちょっとした工夫(1)
(*2):ブログサイトで更新を維持するちょっとした工夫(2)
(*3):ブログサイトで更新を維持するちょっとした工夫(3)
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J.シュトラウスの伝記「グレート・ワルツ」を観る

2008年01月03日 06時59分32秒 | 映画TVドラマ
新春の恒例となったウィーンフィルのニューイヤー・コンサート、今年はジョルジュ・プレートルでした。昔、東フィルなどでバレエ音楽を振っていたのはいつ頃だったのでしょうか、83歳だそうで、老父母と同世代です。

さて、先日、某郊外型書店で購入したDVDのうちの1枚、「グレート・ワルツ」を観ました。ワルツ王ヨハン・シュトラウスの伝記映画を、うまく娯楽作品に仕上げています。

「荒馬」シュトラウスが、庶民の音楽であったワルツを書いて、自分のオーケストラで人気を博し、流行の寵児となります。彼に思いを寄せるパン屋の娘と結婚しますが、そのきっかけとなった奔放なソプラノ歌手と、作曲家で指揮者との関係の深まりは、ウィーン中に噂されるようになります。しかし、彼はついに踏みとどまり、夫婦の愛の危機は回避され、老いてハッピーエンドに。

ウィーンの革命運動や、新皇帝とのエピソードなどをまじえた102分は、あっという間です。白黒の画像、モノラルの音声は、はじめのうちは貧しいものに感じますが、やがて物語のテンポの良い進行につれて、すっかり慣れてしまいます。1930年代の作品が500円DVDとして楽しめるようになり、過去の名作が親しみ深く感じられるのは、実際ありがたいことです。
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昨年の年頭の期待と現実

2008年01月02日 09時55分39秒 | Weblog
2007年の年頭に、こんなことを期待として書きました。さて、結果は?

(1)映画 「敬愛なるベートーヴェン」を劇場で見たい。-- 観ました。良かった~。それに9月には「魔笛」も観ました。これも、良かった~。

(2)音楽 山形交響楽団、山形弦楽四重奏団など、できるだけ多く演奏会に。 -- 行きました。1月のベートーヴェン交響曲4番とブルックナーの第4番、3月のシベリウスとチャイコフスキー、4月の山響フランス音楽と山形弦楽四重奏団の定期、5月のグリーグとムソルグスキー、アンサンブル・ピノ、7月のロシア音楽と山形弦楽四重奏団のスメタナ「我が生涯より」他、8月のモーツァルト定期、シェーンベルグ「浄夜」とベートーヴェン「田園」、9月の山形弦楽四重奏団の東沢バラ園ミニ・コンサート、10月のモーツァルト定期、11月のシューマン夫妻、12月のショスタコーヴィチなど。

(3)読書 昔、若い頃に読んだ古典的な作品を。-- 古典的作品というと、ディケンズの『二都物語』は、上巻を読み終えて下巻を読んでいる最中。オルツィ『紅はこべ』などを読み、面白さを再確認しました。むしろ、藤沢周平没後10年の記念年で意外なほど充実した一年でした。飯嶋和一『雷電本紀』が収穫でした。

(4)散歩 子どもたちも家を離れた今、新しい車で妻とドライブを。 -- 新車で県内のあちこちに出かけました。温泉や、庄内の岩ガキが美味しかったし、野鳥の古最上が良かった。

(5)今年こそ、Linux用パソコンを更新したい。 -- 残念ながら、これは実現せず。新年の課題でしょう。まだ残っている古いパソコンの処分を完了してからでないと、女房殿の許可がおりません(^o^;)>poripori

(6)週末農業 作業時期が重なるものを中心に少々減らしたい。-- 84歳の老父の体調がすぐれず、再入院となりました。まず、収穫後の予冷など手間のかかるラ・フランスをやめ、畑にしてしまいました。近所の果樹農家が、老父のために完熟ラ・フランスを持ってきてくれました。ありがたいことです。リンゴは裏の畑に数本残していますが、さてサクランボはどうするか、思案中です。

さて、新年はどんな年になるでしょうか。
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明けましておめでとうございます。

2008年01月01日 09時22分01秒 | Weblog
真っ白な雪におおわれた、静かな新年を迎えました。
この一年が、皆様にとりましても、健康で平和な日々となりますよう、お祈り申し上げます。

さて、現在の積雪は、およそ20cmくらいでしょうか。早朝から除雪機の爆音を響かせるわけにはいきませんので、自力で雪かきに精を出し、道路から玄関まで、来客の通行ができるようにしました。その後、お雑煮をいただき、東北らしい納豆餅を食べ、ようやく自室でほっとして、コーヒーを飲んでおります。

新年の音楽は、フランソワ・クープランの組曲集「諸国の人々」、ヨーロッパ・バロック・ソロイスツの演奏です。なぜか、新年には典雅なバロック音楽がよく似合います。
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