電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「JIN~仁~(完結編)」第4回を観る

2011年05月10日 06時04分07秒 | 映画TVドラマ
アンテナもテレビも新しくなり、ピカピカの環境で「JIN~仁~(完結編)」第4回を観ました。
今回は、要するに仁先生が消えちゃうお話。話の発端は、川越藩の奥方の耳の下の首に、こぶができたのを治療してほしい、との依頼でした。で、仁先生は咲さんと二人で川越まで旅をするのです。このあたりのやきもきは、まあ時代劇にはよくあるパターン(*1)で、「想定内」なのですが、今回は桶を利用した遠心分離機を開発、血漿と血球を分離し、仁先生の血液型がA型であることを手がかりに、輸血の際の血液型の適合(*2)をネタにするとは、いやはやまったく「想定外」でした(^o^)/



咲さんが、川越藩の奥方に説明した血液型の解説は、まるで生物の授業のようで、それを一発で理解した奥方様の理解力は、抜群の切れ味というべきでしょう(^o^)/
だからこそ、仁先生も、「貧血」と言いそうになって、「おまえは徳川家の血を貧しいと言うのかっ!」と誤解されるのを恐れて、あわてて言い直したのでしょうか。
なかなかうまくいかない薩長同盟も、内野龍馬が奔走してなんとか形になったみたい。で、襲撃事件におけるお龍さんの裸の警告も登場。危うし、龍馬!てなところでしょうか。
折り紙のエピソードは、咲さんとのやきもきを盛り上げるための挿入かな、と思っていたら、なんとあの女の子が生きてしまうと、仁先生が存在しなくなる?ずいぶんな想定です。いやいや、この作者が、そんな安易な想定で許すはずがありません。来週の展開が楽しみです。

ところで、血漿と血球の分離って、どのくらいの回転数でできるんだろう?大腸菌 E.coli くらいだと、数千rpm (rotation per minute) くらいでもできたような気がしますが、手回しの遠心分離機で、可能な範囲?当方、血を見るのが苦手で、学生時代には Biochemistry の方へ進んだものですから(^o^)/

(*1):たとえばこんなふうに~佐伯泰英『紅椿ノ谷:居眠り磐音江戸双紙(17)』を読む~「電網郊外散歩道」2009年3月
(*2):血液型に関するWikipediaの解説

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2 コメント

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Unknown (さちこ)
2011-05-10 21:23:07
こんばんは。
ピカピカの環境なのですね。
遠心分離機の発明を見て、なかなか感慨深いです。
咲さんが必死で回す様は見る者に訴えかけるものがあります。(笑)
私は、一発で理解できませんよ。

>血漿と血球の分離って、どのくらいの回転数でできるんだろう?
数千rpmでいけると思いますよ。手回しで出来るのでしょうかねえ・・・。
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さちこ さん、 (narkejp)
2011-05-11 19:15:49
コメントありがとうございます。赤血球は大腸菌よりもだいぶ大型ですから、もう少し低い回転数でもいけるかもしれませんが、どうなんでしょうね。仮に2400rpmとすると、60秒で割って、1秒間に40回ですか。歯車のギア比によっては、手動でもできなくもないかな?
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