電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

老いるときは急に意欲が減退するのかも

2019年01月24日 06時03分24秒 | Weblog
物事が急にどうでもよくなってくる、言い換えれば前向きな意欲が減退するのは、どうも老いの兆候ではないかと思います。それまでまめに続けていた習慣が面倒に思えたり、急に止めてしまったりするのは、できる・できないという面よりも、意欲の減退が大きいのではなかろうか。

昔、年配者が例えばサミュエル・ウルマンの言葉を引用したりして、年齢は関係ない、いつまでも青春でいられる、などと公言するのを見聞きした時、無理してるとか、年寄りの冷水とか、空元気に思えて批判的に見ていたものでした。今にして思うのは、たぶん急に意欲が減退し老いの兆候を自覚したとき、自分自身を励ます意味で、生活のモットーとして選んでいたのだろうということです。

その年齢になって初めてわかることがある、ということを知りつつあるとき、空元気でなくごく自然体で、意欲を保ち続けたいものだと思います。


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