電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

庄司紗矢香のプロコフィエフVn.ソナタ第1番

2005年04月23日 12時49分43秒 | -室内楽
日曜のNHK教育テレビ、N響アワーのあとの芸術展望で、ときどきリサイタルを放映してくれることがある。早朝出勤の身にはつらい時間帯になるので、録画して後からゆっくり楽しむことが多い。2002年12月16日、サントリーホールでの庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタルの映像も、そんな中の一つだ。
今日も、コーヒーを飲みながらビデオで楽しんでいる。曲目は、
(1) W.A.モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
(2) S.プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調
(3) L.V.ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」
ピアノ伴奏は、イタマール・ゴラン。
プロコフィエフのソナタは、昔から好きな曲目だが、厳粛な表情の中にも若々しい緊張感ある演奏だ。私は、プロコフィエフのこのソナタを、昔の日本コロムビアの廉価盤LP、パルナス1000シリーズにあったピエール・アモワイヤル(Vn)とフランソワーズ・レーニャ(Pf)の演奏(RE-1529-MU)で親しんだ。寺田兼文氏の解説も有益なもので、1938年に構想され、スケッチされたが、映画「アレクサンドル・ネフスキー」の音楽と同名のカンタータの作曲などにより中断し、1946年に完成したとされている。第4楽章の終わりに、静寂の中で余韻を味わいながら弾き切った若いヴァイオリニストに、惜しみない拍手が贈られ、演奏家のほっとした表情がクローズアップされる。このシーンもいい。
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1 コメント

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Unknown (masaaki)
2005-05-03 04:26:35
先日は僕のブログにお越し頂き、ありがとうございました。



紗矢香さん、とっても歌心があって素敵ですよね。

アモイヤルも、初めて聴いたときは音色のキレイさにビックリしました。

最近買ったハイフェッツのDVDに、

師事していた頃のアモイヤルが写っていて、ちょっと感慨深かったです。

ヘンデルのパッサカリアを二重奏してました。
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