電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

映画『秘密の花園』を観る

2010年05月05日 05時57分48秒 | 映画TVドラマ
バーネットの『秘密の花園』を読み、勢いで映画「秘密の花園」を観ました。だいぶ以前に、レーザーディスクで購入していたもので、当方、実は古いLDプレイヤーを修理し、依然として愛用しております(^o^)/

映画の方は、メアリーの両親の死因はコレラの流行ではなくて突然の地震であり、おじ様の帰還はマーサのお母さんの手紙ではなくて、子供たちの魔法であるなど、登場人物とストーリーの節約が図られてはおりますが、基本的には原作に忠実なものです。むしろ、原作を読んでいるだけではイメージできにくい、イギリスの古いお屋敷というものの、ほとんどお城と言っていいほどの立派さだとか、ディコンの姉マーサの優しさ、家政婦のメドロック夫人の権限の強さなどを目の当たりにでき、あらためて原作の世界のイメージを修正できたりしました。

あらためて認識したのですが、この映画「秘密の花園」の製作総指揮はたしかにフランシス・コッポラですが、監督はアグニシュカ・ホラントとなっています。もしかして、映画「敬愛なるベートーヴェン」(*)のアニエスカ・ホランド監督のこと?あの作品も、良かった。偶然ではなく、ちょいとうれしい発見です。

(*):映画「敬愛なるベートーヴェン」を観る~「電網郊外散歩道」2007年1月

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4 コメント

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映画 (ばーば)
2010-05-07 14:00:01
今年だと思いますが、私はBSでこの映画を観ました。
クラシックな画面でミッスルウェイトのお屋敷がとても素敵ですね。
私のお気に入りはベン・ウェザースタッフです。
調べましたら私の文庫本は古いもので新潮社で龍口直太郎訳でした。
お陰さまで、11歳の男の子の孫に読ませる希望が湧きました。
アニメのエミリーにも興味が湧いたようですし。
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ばーば さん、 (narkejp)
2010-05-07 18:59:10
コメントありがとうございます。映画「秘密の花園」も、たいへん魅力的な作品でしたね。頑固で偏屈ですが、美しい奥さまを慕い、その言を忠実に守ろうとするベン・ウェザースタッフも、得がたい脇役です。マーサの聡明なお母さん役が省かれ、魔法に単純化したのは残念ですが、時間短縮のためにはやむをえないことなのでしょう。お孫さん、男の子だからと避ける必要もないと思いますよ~(^o^)/
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原作も (こに)
2023-06-29 08:24:23
読まなきゃ、ですね。
光文社古典文学文庫のが図書館にあるようなので行ってきます\(^o^)/
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こに さん、 (narkejp)
2023-06-29 13:37:30
原作、ぜひ再読をおすすめします。畔柳和代訳の新潮文庫、羽田詩津子訳の角川文庫、山内玲子訳の岩波少年文庫、一番新しいのが土屋京子訳の光文社古典新訳文庫ですね。光文社古典新訳文庫のものが、言い回しが今風で読みやすく感じました。映画の場面が思い浮かび、原作の情景が具体的に想像できるかも(^o^)/
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