電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

音楽に涼感をもとめて〜フランス音楽ほか

2023年07月25日 06時00分39秒 | クラシック音楽
梅雨が明けたら夏本番。連日、暑いです。こんなときには、気分だけでも涼しさがほしい。音楽で涼しさと言えば、思い当たるのはドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽で、つい先日、山響と仙台フィルの合同演奏会で堪能してきたばかりです。この復習を兼ねて、ネット上のパブリックドメイン音源の中から、涼しそうな音楽をいくつか集めてみました。

まずは、ドビュッシーの「牧神の午後の前奏曲」。YouTube にも Monteux とボストン響による演奏がありました。1959年7月、タングルウッドでの録音です。
Debussy - Prélude à l'après-midi d'un faune - Boston / Monteux live


次に、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲。だいぶ前に記事にした(*1)ことがありますが、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管による1963年の録音。
Ravel: Daphnis et Chloé Suite No. 2, Szell & ClevelandO (1963) ラヴェル ダフニスとクロエ セル


こんどはラヴェルのピアノ曲から。ラヴェル直伝のピアニスト、ヴラド・ペルルミュテールのピアノで、「亡き王女のためのパヴァーヌ」「古風なメヌエット」「水の戯れ」「前奏曲」「ハイドンの名によるメヌエット」の5曲。
Ravel - Vlado Perlemuter (1955) Sonatine et Valses nobles & sentimentales


古い録音だけでなく、少し新しいものをと考えると、なかなか難しい。これは権利関係は大丈夫かな?
ドビュッシー「アラベスク」第1番、マリア・ジョアオ・ピリスのピアノで。
Debussy Arabesque no 1 - Maria João Pires live at Jardin Musical


いやいや、夏なら夕涼みがてら花火でしょう、という人も少なくないでしょうから、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」をド派手にハミルトン・ハーティ編曲版で、ジョージ・セル指揮ロンドン交響楽団による演奏、1961年の録音です。実際に演奏された本番の季節は春らしいのですが、まあ、せめて想像だけでも涼しく(^o^)/
Händel: Music for the Royal Fireworks, Szell & LSO (1961) ヘンデル 王宮の花火の音楽 セル


(*1): ラヴェル「ダフニスとクロエ」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年8月

冒頭の写真は、暑さに負け、玄関のひんやりを求めてゴロリとなっている李白です。


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