電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

もうすぐ山響の「ラ・ボエーム」演奏会だ

2023年02月24日 06時00分40秒 | -オペラ・声楽
こんどの日曜26日は、山形県民ホールで山響こと山形交響楽団(*1)の演奏会形式によるオペラ、プッチーニの「ラ・ボエーム」公演の日です。このオペラは、LD(*2)やテレビ(*3,*5)、映画(*4)などの映像ですでに何度も観ていますし、物語のあらすじはすっかり頭に入り、音楽もほとんど後についていけるレベルなのですが、それでも実際の生演奏は楽しみです。プッチーニの音楽は、ほんのひと節で心理の綾を描き出すような面があり、歌い手による演技がなくてもじゅうぶんにドラマが成り立つという特徴があります。中高年男性の感覚で言えば、ロドルフォ、マルチェッロ、コルリーネ、ショナールの四人の青年の姿は、無軌道だった自分たちの若い時代の姿でもあります。古希を迎えた今の目から見れば、お針子ミミのコケットリーもムゼッタの駆け引きも可愛らしいものですが、若かった当時の目には輝くばかりの魅力だったことでしょう。今回は、プッチーニのいきいきとした音楽を、生演奏で心ゆくまで堪能したいものです。

(*1): 山形交響楽団公式サイト
(*2):プッチーニの歌劇「ボエーム」を見る〜「電網郊外散歩道」2005年6月
(*3):NHKの芸術劇場で藤原歌劇団の「ボエーム」を見る〜「電網郊外散歩道」2007年4月
(*4):「天よ、運命よ。彼女を連れて行かないで。」〜映画「ラ・ボエーム」を観る〜「電網郊外散歩道」2009年5月
(*5):録画DVDで砂川涼子等が歌うプッチーニ「ラ・ボエーム」を聴く〜「電網郊外散歩道」2020年5月
(*5):おふざけでこんな記事も〜私の名は「マメ」〜「電網郊外散歩道」2013年5月

【追記】
山響のVnで山形弦楽四重奏団のメンバーでもある中爺さんこと中島光之さんのブログ記事が、プッチーニの歌劇「ボエーム」の魅力と本質を語って、とってもわかりやすいです。さすがです。
(*6): 「ラ・ボエーム」〜「中爺通信」2023年2月


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