電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

積雪を踏んで、新年度の週末農業を開始する

2015年02月23日 06時02分44秒 | 週末農業・定年農業
よく晴れた週末の日曜日、朝から早起きして農作業スタイルに着替え、少し離れた園地に出てみました。途中までは道路も除雪されていますが、そこから先は歩くしかありません。幸いに、前日の晴天で積雪の表面が融けて濡れており、それが放射冷却で気温が下がった夜の間に凍って、ビシッと固く締まった雪になっています。日中に気温が上がればダメですが、早朝ならば長靴のまま固雪の上を歩くことができます。

目的地の園地は純然たる果樹園で、サクランボが6種(佐藤錦、紅秀峰、南陽、紅さやか、高砂、ナポレオン)とリンゴ(つがる、さんさ、紅将軍)と桃(川中島白桃)などが植えてあります。サクランボについては、昨年と今年と2年連続してプロに剪定を依頼してありますので、剪定枝の後片付けをすればよいだけですが、リンゴと桃は自分で剪定をしなければなりません。これまでは、雪に阻まれて足を向けることもしなかったのですが、ここ数日の暖かさから、剪定のチャンスです。

積もった雪のおかげで、足場がだいぶ高くなっており、若木ならば背伸びをするだけで剪定ノコギリが枝の頭頂部に届きます。今は樹木も休眠期ですので、混み合った枝をゴリゴリと切り取って整枝しても、樹が枯れたり弱ったりする危険性も少ないでしょう。東の空に太陽が登り、気温が上がる前に雪の原を離脱し、園地を後にしました。汗をびっしょりかいて、体がほかほかになっています。家に戻り、すっかり着替えてから朝食をとりましたが、新年度の週末農業を開始した朝という実感があり、格別に美味しく食べることができました。

写真は、果樹園とは無関係ですが、前日の夕方の積雪風景です。実は、これを見て翌朝の剪定作業を思い立った次第。早朝は、この固く締まった雪の上を、どこまでも歩いていけるのです。

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