電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「映画TVドラマ」というカテゴリーを新設

2010年12月29日 19時09分08秒 | ブログ運営
歳末の27日と28日の2日間、「JIN~仁~レジェンド」を観た関係で、映画やテレビのドラマをまとめたカテゴリーを作ったらどうだろうと考えました。そのつもりで意識して一覧してみると、結構な数がありそうです。とりあえず、「読書」や「クラシック音楽」に埋もれていた記事をまとめてみましたので、どんな映画やテレビのドラマを観てきたか、わかりやすくなりました。あくまでも「ドラマ」の範疇ですので、N響アワーなどの番組はこの中には入りませんが、いろいろ悩ましい点もあります。
(1) オペラ映画は、映画に入れるのか、オペラにいれるのか。
(2) 藤沢周平原作の映画は、原作を重視して「藤沢周平」に入れるのか、表現媒体に基づき「映画」に入れるのか。
このあたり、もう少し整理して考えてみる必要がありそうです。
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「JIN~仁~レジェンド」を観る:その1

2010年12月29日 06時04分30秒 | 映画TVドラマ
以前、後半の数回だけ観た(*)テレビの日曜劇場「JIN~仁~」が好評だったため、27日と28日の2夜連続9時間枠で、再放送がありました。前半の第一夜の冒頭では、脳外科医の南方仁が難しい手術を避け、当直と易しい手術を引き受けて日陰の生活をしている理由が明かされます。それは、脳腫瘍に侵された婚約者の未来(みき)の手術を執刀し、植物人間にしてしまったという自責の念からのことでした。ある日、傷害事件を起こした奇妙な救急患者が運ばれてきます。脳内には胎児形の奇形腫瘍が見つかり、南方先生が摘出して標本としますが、患者はベッドを抜け出し、その標本ビンと救急用の手術道具を持って、非常階段にうずくまっているのです。南方先生はその男ともみあううちに階段を転げ落ち、見知らぬ時代に投げ出される、というのがタイムスリップの発端でした。

刀での斬りあいに出くわし、斬られた若者を手術で助けた縁で、とりあえず旗本の屋敷に住むことになり、父親をコレラで亡くした旗本・橘家の、勝気で前向きな妹娘・咲を助手に、馬に蹴られた町人の母親の頭部外傷や、長屋のコレラの沈静化などに活躍します。坂本龍馬や勝海舟らも登場する中、南方先生の医術が江戸の町で評判になります。西洋医学所の緒方洪庵の知遇を得て、歴史を変えてしまうことのこわさに悩みながらも、江戸の町に点滴やらペニシリンやらの医療技術と、隔離と予防という伝染病対策の方法を伝え、コレラや梅毒と戦う姿勢を示します。ペニシリンの精製方法は、実は婚約者の未来が作成したレポートに基づくもので、二人が仲良くなるきっかけとなったものでした。吉原の花魁の野風が婚約者の未来に生き写しなのを見て、南方先生もショックを受けますが、ツーショットで写真に収まる二人を見ていた咲も、ひそかに衝撃を受けます。一方、南方先生の画期的な医術に嫉妬し恐怖を感じ、西洋医学所の内部にも不穏な動きがありました。

なるほど、そういうストーリーだったのですか。前半を見ないで、いきなり後半の数回を観ただけでしたので、ようやく前後がつながりました。いや~、タイムスリップ幕末医学SF、「JIN~仁~レジェンド」第1夜、おもしろかった~。

(*):日曜劇場「JIN~仁~」のこと~「電網郊外散歩道」2009年12月
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