電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

スプレーヤー修理と動力噴霧機の使い方

2009年03月31日 06時04分58秒 | 週末農業・定年農業
週末に消毒を予定していたのですが、昨年まるまる一年以上も放置したスピードスプレーヤーが、エンジンがかかりません。おそらくバッテリーが上がったのだろうと予想しましたが、どうもそれだけではなさそうです。バッテリーを充電しても、セルモーターが回らない。古い機械ですので、一部、部品交換が必要とのこと。当座の防除作業には間に合いませんので、動力噴霧機で作業をする準備をしています。どうせ、この週末は雪まじりの天候で、防除作業には不向きですので、段取りを中心に準備をしました。

まず、動力噴霧機のエンジンをかけてみました。こちらは、大丈夫のようです。



スプレーヤーが入り込めない部分の消毒用に使ってきたのは、丸山製作所の MS410 という機械です。これは、ガソリンエンジンで駆動する移動可能なタイプ。使い方を略記すると、



(1)調圧ダイヤルを0にし、余水切替レバーを「始動」にする。
(2)元コックを閉じる。



(3)チョークを引き、セルを回して始動する。
(4)チョークを戻し、エンジンの回転数を常用に調節する。
(5)吸水が始まったら、排水ホースから水がでることを確認する。
(6)余水レバーを倒し、加圧にする。
(7)調圧ダイヤルを回し、35~40くらいにする。
(8)元コックを開く。



(9)噴霧ノズルの手元コックを開き、噴霧を開始する。手元の握りを回すと、噴霧範囲が調節できる。
(10)2~3時間ごとに、動力噴霧機のシリンダ取付部にある注油口にモビール油を差す。

散布方向は、風上から風下へ。
作業終了時は、余水切替レバーを「始動」位置に戻し、調圧ダイヤルを0にして噴霧を停止する。
吸水ホースをタンクから清水に移し、十分に洗浄運転する。
ノズルを外し、低速運転で、調圧ダイヤルを0、余水ダイヤルは始動の位置で吸水ホースを水から引き上げ、空運転で水抜きをする(1分以内)。
ホース内の水が排出されたら、エンジンを停止する。
シリンダ内のドレインプラグを外し、完全に水抜きをする。
各バルブ(コック)は開けておく。

こんなところでしょうか。覚えることがたくさんあり、なかなかたいへんです。
コメント (3)