電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

デスクトップの利用上の工夫

2006年05月25日 20時10分34秒 | コンピュータ
液晶ディスプレイを更新して、Windowsでは1280x1024で、Linuxでは古いFMVのハード的な制約から1024x768の画面で利用しているが、画面が狭くても利用の仕方で工夫できる面があることにいまさらながら気がついた。

画面が広くなることは便利なことだ。その最大のメリットは、全体的な一覧性が向上することだ。ウィンドウをリサイズして、複数のアプリケーション・ウィンドウを重ねて表示し、使いたいウィンドウをクリックして前面に出し、アプリケーション間のコピーやペーストを行えるというのは、MS-DOSの時代には考えられなかったことだ。だが、画面解像度を上げれば文字の大きさは小さくなり、老眼にはつらいものがある。

一方、LInuxをコンソールで使っていた時から、仮想画面を切替えて使うということが可能だった。X-windowシステムが使える場合は、MS-Windowsのように複数のウィンドウをカスケードして使うこともできるが、仮想画面を切替えて使える便利さは格別だ。たとえば、画面いっぱいに多くのウィンドウを開き作業している最中に、別の仮想画面に切替えてMozilla等でGoogle検索し、問題点を確認する、などが可能だ。あまり画面解像度を上げずに大きな文字で表示し、仮想画面を切替えることで、快適に多数のウィンドウを操作することができる。これは老眼世代にはたいへんありがたいことだ。

ところで、仮想画面のスイッチは特定のファンクションキーに割り当てたり、Gnomeなどのウィンドウ・マネージャの場合は画面右下の六分割アイコンを利用したりするが、最近は三次元ふうに回転するなどして、視覚的にわかりやすくなる方向に来ているようだ。MacではKeyNoteなどで回転する画面転換を取り入れたプレゼンができていたが、あんな感じか。

Novellの SUSE Linux の新版では、この回転するデスクトップを実現するXglが導入されて発売されるようだ。どの程度のハードウェア性能(とくにグラフィック性能)を要求するのか、興味深いものがある。
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