アメリカ大統領選というショーに無駄に乗っかる日本

5日は全国での新型コロナウィルス新規感染者が2ヶ月半ぶりに1000人超えました。
なかなか新規感染者が収まらないどころか、拡大しているようです。
そりゃそうです。

ヨーロッパでは再び都市のロックダウンに踏み切る国が相次ぐ一方、
日本じゃGo To トラベル、Go To イート、Go To 商店街で外出推奨なんですからね。
人が動けば感染が増えるのは道理です。
かといって、特に感染症対策を新たに施しているようにも見えません。

このところ新規感染者の拡大が顕著なのが北海道なのですが、
コレは気温の低下や空気の乾燥などが影響しているとも言われます。
ヨーロッパの感染再拡大の要因もそうなのではと言われております。

もともと、新コロ第2波というのは、秋から冬の時期ではないかと言われていたのですが、
もし本当に低気温と感想が感染の要因の一つだとしたら、ソレに輪をかけて人の移動を促す
Go To キャンペーンの継続というのは、理に適っているのでしょうか。

まあ、こういう問題は学術会議にでも提言いただきたいところでありますが。


さて、そんな新コロより、今の話題といえばアメリカ大統領選挙です。
投票を経て開票作業が続いているのですが、コレが接戦と言われています。

開票が進むにつれ、いよいよ民主党のバイデンの勝利か？なんて状況になって、
現職のトランプが根拠も示さず不正選挙だと叫いて提訴しまくるというのは、
往生際悪いというか、そんなこと許されていいものなんですかね。

だったら、トランプが当選した選挙はどうだったのかってハナシになっても
おかしくないと思いますしね。

でも、選挙前にはトランプよりバイデン有利！な趣だったのが、
いざ投票を終えたら大接戦！ってのはなんなのでしょうか。

もちろん、世論調査なるモノが正確だとは思ってませんが（特に日本）、
なんかこう、ただショーに無理矢理付き合わされてる感ってないですか。

ナニより日本のニュース番組が、この件についてやたら労力や時間を割いてるってのは、
なんなのでしょう。決まったら教えてくれればいいだけだと思うのですが。

そんなに視聴者の関心事かというとそんなことはないように思います。
ただ日本という国にとっては、宗主国のトップを決める選挙なモノですから、
そういう意味では大事というのはわからなくはないですが。


ソレもあるのでしょうけども、やっぱりアレですかね。
報道したくない国内ニュースでもあるのでしょうか。

やっぱり政権がらみですよ。
まずは学術会議の任命拒否問題なんですけども、コレ、
さすがに自分でもいつまでやってんの、と思いますよ。

ってのは、野党の追及のことを言ってるのではなくて、
肝心の政府、スガ総理がまともな回答をしてないからです。

まあスガ総理の答弁の変遷を見ても酷いモノです。
自分が決めたと言ったり、いやリストは見てないと言ったり、
学校に偏りがあるとかなんだとか、次から次へ言い訳のオンパレード。
要は、説明できない本当の理由があるってことです。

アベちゃん政権時から、質問にはまともに答えないのが当たり前な政府側ですが、
こういう体たらくを大マスコミは見せたくないんでしょうかねえ。
そこで報道を大統領選挙で埋め尽くすと、そんなカンジに疑います。


そんなスガ総理、パンケーキだの、秋田の農家出身だの、たたき上げの苦労人だの、
令和おじさんだの、庶民近いお茶目なキャラを演出しようとしてますが、
国会でもそんな一面を見せようとしたのでしょうか。

野党の質問に対し、

　「全集中の呼吸で答弁させていただく」

と、述べたようですね。

ご存じの方も多いでしょうが、「全集中の呼吸」とは、大ヒット中の映画、
「鬼滅の刃」に出てくる言葉です。

この社会現象とも言える大ヒット作から言葉を引用したってワケですが、
どうやらその場はしらけ鳥が飛ぶ結果となっていたようで。
まるでウケませんでしたね。

そりゃあ、いくら大ヒットアニメだからといって、
国会のオッサン達の理解の及ぶところでないだろうことは容易に想像がつきます。
引用の仕方も下手っぴで、センスないです。

まあ、コレはきっとスガ総理も、官邸の側近に唆されたのではないでしょうか。

　今の流行りと言えばなんといっても鬼滅ですよ！社会現象なんですよ！
　この作品からワードをいただいて国会で使えば大ウケですよ！
　鬼滅だけにこのシャレでキメ！ですよ！　がはは！

みたいなカンジで。

結果はあんなカンジですので、よっぽどこの側近はこっぴどく叱られたのではないでしょうか。