電気料金値上げ？ 上等じゃんか

東電、値上げ最低１０年　原発再稼働なしで試算

　逃凶電力と政府の原子力損害賠償支援機構が、柏崎刈羽原発（新潟県）
　を再稼働できない場合、電気料金の値上げを今後１０年間継続する方針
　であることが５日、分かった。東電は４月から企業向けを１７％程度、
　家庭向けも７月から１０％程度値上げする意向だ。再稼働が進めば、
　値上げは３年間に限定する方針が判明しているが、現状では再稼働の
　めどは立っていない。このため、液化天然ガス（ＬＮＧ）など火力発電用の
　燃料費負担が膨らみ、値上げを継続せざるを得ないと判断している。

　両者がまとめた東電の今後１０年間の収支計画によると、
　柏崎刈羽原発の再稼働がこのまま認められなければ、平成２４年度の燃料費は
　２兆７千億円台半ばにまで膨らみ、一段と収益を圧迫する。東電は増加する
　燃料費を吸収しようと、４月から企業向け電気料金の値上げ方針を発表し、
　家庭向けについても７月から値上げする計画だ。

　収支計画によれば、柏崎刈羽原発の再稼働が２５年度から順次進むことで、
　燃料費負担は軽減する。値上げへの反発にも配慮して値上げは３年間に限定し、
　収支改善が計画通りであれば、７年目の３０年度には現行水準より
　５％程度値下げする方針。

　しかし、再稼働が認められない場合は、値上げを継続せざるを得ないとみている。
　再稼働が進むケースでは、各年度の燃料費は２兆円を下回る見通しであるのに対し、
　再稼働が進まないと今後も高止まりし、収益を圧迫する。

　柏崎刈羽原発は現在、唯一稼働している６号機が今月２６日に定期検査に入り、
　全機が運転を停止する。原発の再稼働には地元の了解が前提だが、
　新潟県の泉田裕彦知事は再稼働に慎重姿勢を崩していない。


はいはい、ご苦労様。

電気が欲しいなら原発を認めろ、という相変わらずの恫喝ですね。
そのためのでっちあげ試算なんてものを頑張ってやってるのですね。


電気料金が値上げされたら困るだろ？
そうならないためには原発を再稼働させようよと、
世論を誘導させたいのがみえみえですね。


この件については大マスコミは情報を垂れ流すばかりで
批判精神のかけらも見えないのですけれども。

しょうがないですね、東電は大スポンサーですからね。
大マスコミへの広告出稿も電気料金でまかなってるんだから、
料金値上げするってのなら、更なる広告出稿が見込めるかも知れませんから。
そりゃ、東電に大マスコミから電気料金値上げの文句は言えませんわね。


ところで。

あのねえ、なんなら値上げしてくれたって結構ですから。
それで原発を動かさずに済むのなら、どうぞ値上げしてくださいまし。

そりゃ、庶民としては料金が安い方がいいに決まってますが、
値上げして、どうせ電力供給量も足りないのなら、
こちとら一層の節電をするまでですからね。
電力消費を減らしますよ頑張って。

きついかもしれませんけど、それでも原発が動くよりはましですから。


え、電気料金が高いと経済の足かせになる、ですって？

な～に、言ってるんですか。

電気料金が低くなれば経済活性化が進むというなら、
さっさと料金を下げられる政策をとるべきだったんじゃないですか。
これまでの景気低迷の20年、政府は何をやってたのですか。

それこそ、電気料金が足かせになっていたのじゃないですか。
電力事業に競争原理を働かせるとか、何の対策もしなかったのでしょう。
何をやってたのですか、経産省の役人に経済学者（笑）は。


ってことなんで、電気料金値上げ、上等じゃないの。

でね、値上げしてもらったらそれでもう原発は要らないってことなんですから。
とっとと廃炉と放射性廃棄物の処理も進めてくださいよ。


あぁただし、その分とかいって料金のさらなる値上げはナシですからね。