NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

NARAYA CAFE10周年

2017-09-23 18:31:56 | 2017シーズン
本日、NARAYA CAFEは開業10周年を迎えます。

ゲストハウス営業をめぐって悩み続けた(しかもまだ開業していない)長い10年だったと思うと同時に、日々の業務をこなし、心地よい疲労感とビール?とともにあっという間に過ぎ去った10年でもありました。

年が明けた当初は、何かイベントをやって10周年を華々しく祝いたいと思っていたのですが、例によって計画性のない私たちは、何も出来ないまま当日を迎えてしまいました。

10周年の目玉である新施設「NARAYA TABI BOOKS」は出来ている、、、と言えば出来ています。



ともかくも客席として利用されています。
時々様子を見てテーブルや椅子の配置を変えていますが、おもにゆっくりと過ごされるお客さんに好評いただいています。



一昨日はひさびさに丸鋸やインパクトドライバーを手に、一日DIYをして、デッキ材の余りで書棚を作りました。
これで、ハードな工事はほぼほぼ終わりました。


ただ本の整理はまだまだで、7月に遠足ブックマーケットをやっていただいた皆さんに協力いただきながら、少しずつ進めています。
本に命を吹き込むのはこれからです。

これまでNARAYA CAFEが少しずつメニューを増やしたり、じわじわと発展してきたように、じわじわと進んでいきたいと思っています。



とはいえ10年の節目、華々しいイベントはなくとも、これまでの10年を振り返りこれからの10年を見据えた「宣言」をしておきたいと思っています。


これまでの10年とこれからの10年、いちばん違うと思うのは、店主である我々のライフスタイルです。
NARAYA CAFEの営業時間が10:30〜18:00というのは、旅館・ホテルのチェックアウトと夕食の時間を意識していたということもありますが、最大の理由は保育園の送り迎えでした。
当初から乳飲み子を含め3人の子供達を育てながらの営業だった我々は、無理のない営業時間を設定し、夫婦+何人かのパートスタッフで切り盛りできるスタイルでこれまでやってきました。
NARAYA CAFEはいわば私たち夫婦の生業(なりわい)でした。
そしてホームページの「NARAYA計画」の項のはじめにも書いてありますが、「自分たちで出来ることは自分たちでやる」という基本方針でやってきました。

ーーーー

けれどこれからの10年はだいぶ状況が変わってきます。
子供達もいわゆる幼児ではなく、それぞれに意思を持って、様々なことを感じ取り、大人になっていく時期になりました。
お父ちゃんとしては「背中」で語らないといけない、、、
そんな子供らに見せたい背中は何かというと、僕の場合、「朝から晩まで働いて、家に帰ると晩酌しているお父ちゃんの背中」ではなく、「いつもなんだか訳分からないことやってるけど楽しそう」という、あまりカタギでないタイプの背中です。
それを見て、「大人って案外楽しそうだな、早く大人になりたい」と思ってもらえたら嬉しいし、逆に反面教師で「ああいう大人になっちゃダメだ」と思われるのもまた有りでしょう。(笑)

そこで、これからの基本方針として

「自分たちだけでやらない、なるべく沢山の人を巻き込む」

というのを据えていきたいと思っています。
そうすることで、このNARAYA CAFEという場所の持つ可能性をもっと広げていきたいと思います。



ほんとは10周年記念の今日に間に合わそうと思っていたのですが、、、
実質休刊中だったNARAYA NOW を(某映画をぱくったto the futureをつけて)再刊します。
(現在編集中)

カフェに来たお客さんに配るとともに、「NARAYA ゲストハウスどうなってるんだ?」と心配してくださっているブログ読者の方にも見て頂けたらと思っています。
10月初旬刊行予定です。


中心にあるのはゲストハウスのホストを店主である自分だけがやるのではなく、いろいろな人に代わる代わるやってもらうというアイディアです。
コワーキングスペースならぬコホスティングスペースというようなイメージです。
生業(なりわい)からスタートして人を宿泊させるのではなく、人が集う場所をつくり、その場所を活かす手段として宿泊を位置付けていきたいのです。

たとえば本について語り合う夕べ、映画上映をしてそこに出てくる料理を食べたり、営繕作業で汗を流して風呂に入って鍋を囲んだり、、そんな活動が出来たら良いと思っています。
ゲストハウスとクラブハウスの中間のような場所。
かといって、クラブのように排他的ではなく、たまたま箱根に来た旅行者にもオープンな空間にしたい。

そんなことが可能なのか?
わかりませんが、まずは言葉に出すことから始めます。
名刺のデザインもこのコンセプトを反映したものにしようと思います。

どうせやるなら他にない宿泊施設にしたい。
あるいは宿泊施設というカテゴリーに入らなくても、奈良屋(NARAYA)がここ宮ノ下で築いてきた、旅人たちの交流スペースという機能を引き継ぎ、語り継いでいくものにしたいと思っています。

まずはこの秋〜冬から、試験的に宿泊イベントを開催していきます。
その上で民泊認可なども取得していきたいと思います。

10年目の決意、これを言葉だけに終わらせないために、明日から行動したいと思います。
まずはブックスペースであり、イベントスペースであり、記録(アーカイブ)のための場所。
NARAYA TABI BOOKSを充実させていきます。

2017年9月23日
NARAYA店主
安藤 義和
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