旅日記その１（アメリカ東海岸の旅）

先週の土曜日に旅立ちました。

今回の旅の第1の目的は海外にいる友達の顔を見に行くこと。

当初は海外滞在中の友人が集中しているアメリカ東海岸を旅しようと思ったのですが、シーズン的にも冬で寒く、いままでアジア・アフリカ専門だった僕の旅行先としてはちと物足りないなぁ・・・などと思っていたときにおもしろいエアチケットを発見しました。
アメリカン航空（＋One World）で出しているアメリカンドリーム to Europeという周遊チケット


ちょうどヨーロッパはバルセロナにも友人がいるので、これでルートが決まりました。
その後、バルセロナだけでなく、イタリア（フィレンツェ周辺）も行きたくなったりして、またしても欲張ってしまい、当初の「アメリカ東海岸旅行」というプランから、「アメリカ立ち寄りヨーロッパ旅行」に変わってしまいました。

そのため、アメリカ東海岸の友人巡りがかなりハードなスケジュールとなってしまいました。
ニューヨーク・ボストン・ワシントンＤＣ、それぞれ1泊。
移動は（バスが一番安いのですが・・・）飛行機または高速鉄道という、とてもバックパッカーとは言えない駆け足＆ブルジョアな旅になってしまいました。

ともあれ、友人みんなと会うことが出来て、ちょっとした達成感のもとにアメリカを後にしました。


ワシントンＤＣにて、大学のボート仲間だったHawk氏と
ボート部時代を思い出し、2人でジョギングしながらホワイトハウス、リンカーン像など観光名所をめぐりました。
日本でも報道されていますが、今年のワシントンＤＣはすごい雪。
時折ツルンツルン滑りながらも良い運動ができました。


その後、同じくボート仲間のJunkoさんとお茶をしました。
1歳半になる男の子のママで、まもなく2人目が誕生するそうです。
久しぶりの再開でしたが、日本とは違った環境の中で、子育てに奮闘している姿に共感しました。
しばし子育て論議に花が咲きました。


やはり、いい汗流したあとはおいしい一杯！
そしてアメリカンサイズの16オンスステーキ！！
（さすがに食べきれませんでした。2人とももう若くない・・・）


ボストンではLaw Schoolに留学中のボート仲間、Kan家族とBusiness Schoolに留学中の従兄弟家族と会食しました。
ボストンといえばシーフードということで、ロブスターやクラムチャウダーに舌鼓をうちました。


そして、最終日はニューヨークに2日前に来たばかりのYokoさんを訪ねました。
彼女には一昨年の秋に（まだスタッフのいない）NARAYA CAFEの手伝いをしてもらい、本当にお世話になりました。
アメリカ人の彼と結婚することを決めたのですが、米国籍を取得するまでの道のりが長く、ようやくビザが下りてニューヨークでの生活をはじめました。
まだ片付け中の新居にて

今回、駆け足でしたがアメリカの3都市を回ってみて、知識として持っていたアメリカという国のイメージと、肌で感じたイメージとが何となく一致しました。
この国ではあらゆるもの（安全・健康・移動の手段）をお金で買わなければいけないのですね。
それを買える人と買えない人とで、空間的に分離されて都市が形成されています。
だから、アジアの街のつもりで地下鉄などの公共交通＆歩きでバックパッキングすると、必然的に低所得者の集まる、ちょっとヤバイ地域に足を踏み入れてしまうことになります。
一方で、友人達に車で案内してもらうエリアは綺麗で、外国人知識階級と上流のアメリカ人の集まるエリアです。
その違いは、街並みから感じる雰囲気で、一発で分かってしまう。
貧しいけどみんな貧しいアジア・アフリカとはちょっと違った、格差社会、アメリカを感じました。

滞在中の友人達はみな、留学や外交、研究という目的を持って来ています。
彼らのように、人生のある1時期を過ごすには、アメリカというのはとても刺激的な環境なのだと思います。
けれど、終の棲家として考えると、やはり僕には考えられない・・・。
NARAYA CAFEでのライフスタイルは世界的に見ても類い希なめぐまれたものなのではないかと再実感しています。

引き続き、イタリアとスペインを見てみます・・・・。