
早いもので、いろいろあった2020年も残すところあと少し。
今年最後を飾ってくれるギャラリー展示は蛍暮悠千(ほとくらはるせ)さんの『揺れるオニキス』です。
蛍暮さん、もう1年以上前の昨年の夏、展示をしたいとカフェに来てくれました。
その時、「展示の時期は冬がいい」とのことで、だいぶ先でしたが今年の12月から来年1月の展示に決まりました。
それから目まぐるしく世の中は変わりましたが、カフェから見える箱根の山々はいつもと変わらず、芽吹き、葉をつけ、そして冬枯れて今に至りました。



蛍暮さんの絵からは独特の世界観を感じます。
ひとつの絵の中に物語があって、「それは何だろう?」、、、と見入っているうちに時間が経ってしまう。
ひとつの絵の中に物語があって、「それは何だろう?」、、、と見入っているうちに時間が経ってしまう。
そんな絵たちです。


言葉もステキです。
なんと蛍暮さん、大学は文学部だったとのことで、絵と言葉がどちらも響くのはそうだったのか、、、と勝手に納得してしまいました。
まず、「はじめに」の文章に僕はググッと来ました。

たまたまカフェに来て、これを読んだ方はきっと心の温度をちょっぴり温めて家に帰ることでしょう。
「どなたかのひとときの安らぎ」
僕らもそれを目指して店を始めましたが、日々忙しいと忘れがちです。そんなバタバタした日の最後、ギャラリーの鍵を閉める時、この言葉に癒されています。
蛍暮さんの展示、来年1月19日まで開催しています。
今年は箱根駅伝も応援自粛とのことで、ひっそりとした年末年始になりそうですが、もしご宿泊などで箱根にお越しでしたら是非、お立ち寄りください。
宮ノ下駅で電車を待つ間に絵画観賞できます。
そして電車を一本逃して、もう一本逃して、、、もういいやと足湯にも入っていっていただけたら幸いです。

昨日、今日の足湯は冬至ということで柚子湯にしました。