NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

5月のギャラリー 中川知絵子 個展 〜箱根とわたし

2019-05-13 12:19:24 | 2019シーズン
何か新しいものに出会ったとき、「あっ、これだ」って感覚を覚えたことってありますか?

僕はNARAYA CAFEの計画をはじめて、古民家カフェの多い鎌倉や京都を見て歩いていたとき、そんな瞬間があった気がします。
当時はまだ寝台急行銀河が走っていて、深夜の小田原駅から設計士のNaotoとお酒とつまみを買って乗り込み、翌日早朝からともに大阪を歩き回ったりしました。
(以前このブログでも白状しましたが、カフェの吹き抜けを大胆に壊しただけにして、梁に直接グレーチングを乗せるアイディアは京都のCafe Bibliotic Helloからいただきました)

新たなもの(人)、知らないもの(人)との出会いこそが旅の醍醐味だと思って旅を続けています。
でもそういう幸福は旅をすればいつも出会えるわけではなくて、本当にラッキーだったときにしか訪れません。
ネットで下調べして、これこそが理想のカフェ/ゲストハウスだと思って行ったところが期待外れであったりということは多々ありました。






前置きが長くなってしまいましたが、5月のNARAYAギャラリーは中川知絵子さんによるFluid Acryl Artの展示をしています。

中川さんは欧米発祥で比較的歴史の新しいこの絵画技法にニューヨークで出会いました。
いや、正確に言うと、デザインの仕事をしながらアートに取り組んできた中川さんは、自身の作品を出展したニューヨークの展示会で、他の作家の作品からFluid Artを知りました。(ちなみに中川さんは一度も外国に行ったことがありません)

そこでいろいろネットなどから調べて取り組むうちに、自らもこの技法で作品を作り、そして広めたいと思うようになったそうです。







最初、搬入されたとき、僕は以前イタリアを旅したときに、フィレンツェの店で出会ったイル・パピロというマーブル紙の感じに似ているなと思いました。

イル・パピロの場合はあらかじめ液体を流し込んで模様を作った平面に紙を置いて転写させます。

ですが、Fruid Acryl Artの場合は調合した絵の具を一気にカンバスや板の上にぶちまけます。
板を傾けたりして修正することはできますが、その瞬間に模様が決まるという点では瞬間芸術の要素もあって面白いです。





今回の展示では、ゴールデンウィーク中2日間、中川さんも在廊してワークショップをしてくれました。

えみも実際にやってみました。






まずはカップの中にアクリル絵の具を調合します。
このとき、カップを空けたときに出てくる順番を考えて何層かにブレンドします。





これを板の上にかぶせて、カップを持ち上げると、、、、






中の液体が流れ出し、模様が出てきます。




出来上がった作品は、乾燥させ、最終的に仕上げて(お客さんの場合は)郵送してくれます。

最初に調合した色からどんな模様が出てくるのか、これは経験で覚えていくみたいです。
確かに、もう1回、2回とやってみたくなります。
そして、ある時出てきた模様には、もう2度と会うことはできない、、、そんな一期一会の芸術でもあります。


中川さんの展示は今月末、5月31日まで開催しています。

また、5/16(木)と25(土)は在廊日になっていて、ワークショップもできます。

どんな様子かは中川さんのYou Tubeでも見ることができます。

新緑の箱根の山々を眺めながら、是非、新しいアートにトライしてみてください。



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