NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

第1回男衆開催しました

2018-01-13 10:10:14 | 2017シーズン
1月11日(水)、第1回男衆(山歩き&薪集め)を開催しました。

僕自身、何回かカフェの裏山には登っていてなんとなく薪集めのイメージはしていたのですが、今回、趣旨に賛同してくれた男達とともに山歩きをしてみて多くの発見がありました。

ちょうど1番冬枯れて葉っぱが少ない時期のトレッキングだった今回、「眺望もなく倒木も多く荒れていてぱっとしない山だな」という浅間山のイメージががらっと変わりました。



まずは結成の乾杯?



まだ薪集め作業がどんな様子になるかわからなかったので、背負子になりそうな軽めの椅子やかごを用意してスタートしました。
(二宮金次郎のイメージです)


歩き始めると皆、「どこかに燃えそうな木ないかな」と目をぎらぎらさせながら進みます。



「あった!」
「けど近すぎるか、、、帰りに取ろう」
なんて言いながら山登りを始めました。








登山鉄道の踏切を越えて登山道にはいると、さっそく倒木がゴロゴロ。
さすがにこれはデカすぎる。





今回は本業が材木屋さん大工さんという男衆も一緒なので、樹種や樹齢なども分析してくれました。
「ソノ」や「タブ」といった普段耳慣れない樹種が見つかります。
(ちなみにTabi Booksの書棚のシンボルツリーもソノですが)



普段、トレラン感覚で通り過ぎて
「あっ倒木、危ないな」
と思うのでなく、
「この木は何年生きてきて、どうして倒れてしまったんだろう」と今回は木の気持ちになって考えてみました。


折しも気圧の谷が通過し、風がビュービュー吹いて寒い日だったのですが、不思議と森の中は静かでした。
上空で風の通り抜ける音はするのですが、我々の歩くところは寒くなく、静寂な空間。
ただ地震のときにビルの高層階がゆっくりと揺れるように、木がかすかに揺れていました。

「森が僕らを風から守ってくれてる」

と感じる瞬間でした。





夏場、茂っているときにはその違いをあまり意識しなかったのですが、浅間山の多くは広葉樹の自然林で、その中に杉などの人工林が部分的に存在します。
登山道はその中を縫うようにつづら折りに進んでいくので、冬場登ると
「あっ暗くなった人工林だ」
「あっ明るくなった自然林だ」
というふうに変化に気付きます。






そして人工林も時が経っているので立派な木が多いです。
杉なんて樹齢100年前後の巨木もありました。




そして通常だと30分ほど登ったところ(今回はゆっくりきたから45分くらい)にある富士見台に来ました。
ここは富士屋ホテルに泊まった外国人客が
「Fuji-yaと銘打っているのにMt.Fujiが見えないじゃないか!」
と苦言することから「Fuji view stand」として整備されたのが始まりです。
今も昔もMt.Fujiは外国人客に人気ですね。



冬晴れ(&強風)のこの日は富士山も良く見えました。
(写真ように周期的に雲がかかっていましたが、、、)


この富士見台の回りだけ眺望が開けているのですが、そのせいで風がビュービュー吹きっさらしてきて寒い寒い。
「早く森に戻ろう」
と男衆たち、休憩もそこそこにまた歩き始めました。


ハイキングというとついつい我々は、「登坂という労働」と「その対価としての眺望」という見地で打算的に考えてしまいます。
「なるべく急でなく短い登りで眺望をゲットできないか?」
とか
「スペシャル級の眺望(たとえば槍ヶ岳)というご褒美を得るためには、それ相応の労働をしないといけないだ」
と思いがちです。
そしてお天気に一喜一憂します。
(まさに昨年夏の家族旅行は前者を狙って、お天気に見放された例でした)


でも今回のトレッキングでは違った山の魅力を感じられました。
眺望がなくて坂も急でぱっとしない山だと思っていた浅間山のイメージが、「豊かな森を持つ山」に変わりました。
これが今回の男衆トレッキングの最大の収穫だったと思います。


そしてもう1つの発見が浅間神社でした。




富士見台からさらに少し上がったところに石碑と倒れかけた屋根がある祠があります。
これはいちおう富士浅間神社です。
石碑によると建てられたのは明治15年、建てたのは底倉村の有志何名かのようです。

昭和60年にも一度整備されたようですが、現在は倒れた屋根が残るだけです。




そして今回の調査で鳥居の建っていた跡と、看板(神社の由来などを書いていたのかな)の跡も発見されました。
そういえば、温泉小学校時代の遠足登山のとき、ここを通って手を合わせたような、、、、遠い記憶です。
その頃はすでに鬱蒼とした人工林の中でしたが、この神社が開かれた明治15年の時点で、この場所はおそらく富士を見渡す眺望の良いところだったのでしょう。



うん、確かにこの角度から富士山がみえる。

それから植林がされて、今は杉の人工林の中にぽつんと祠が残るだけとなっています。



そうと分かったら早速、参道を掃き清め、皆で手を合わせました。
男衆の初詣です。



さてここからが薪集めです。

先ほど来た道を下りながら(さすがに椅子やかごは手前に置いてきましたが)薪になりそうな木を拾います。




とはいえ、途中で沢地形になっているところをずるずる滑ってショートカットしてみたり。
気に入った樹形の木を拾って杖にしたり。
やることうちの8歳の息子と変わりません、、、(笑)



麓に降りて薪を集め



えっさか運び
カフェに着いて丸鋸で切って




そこそこの薪ができました。

Tetsuさんはそれだけじゃ飽きあらず、登山道の入り口までさらに2往復。




その薪で薪ストーブを付けて食卓を囲みました。
やっぱり自ら拾った薪で火を焚いて暖まるのは格別です。

ならやあんの会計作業に来ていたえみと女性スタッフもここで合流。
「俺たちの拾ってきた薪、暖かいやろ、どや」
といったところです。



森遊びとトレッキングの心地よい疲れと薪集めという実用を合致させることが出来ました。
さらに森の整備という3番目の目標は、この活動が盛り上がってきてから、もう少し戦略を練って進めていく必要がありそうです。


これからも男衆開催していきます。
目下のテーマは「薪集め」です。
その後、カフェの営繕作業やセルフビルドにも乗り出して行きたいです。

あと次回活動のときは、もっと事前に参加を募れるよう早めに告知します。
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