NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

ミャンマー旅行記3(鉄道編)

2015-01-20 22:08:03 | 2014シーズン
2泊滞在したバガンを後にしました。

最終日、ようやく晴れたので、遺跡からの日の出を見るべく、シュエサンドー寺院(遺跡に登ることができることで人気のスポット)に行ってみると、さすが観光シーズン、すごい人でした。



そのため最上段はあきらめ、その下の段くらいで東側の場所を確保して、だんだんと白んでくる空を見ながら日の出を待ちました。
この時間帯の澄んだ空気と、朝靄の中に浮き上がってくる遺跡群、、、これは一見の価値ありですね。



思わずパノラマ撮ってしまいました。



日の出と同時くらいに沢山の気球が飛び立ちます。
気球に乗って空から遺跡を見るツアーが人気だからです。

バガン遺跡、空港からも近いし、ホテルも整備されてきているので、例えばうちの両親なんかに勧めても良いかなと思います。
バンコクに何日か滞在してから、ヤンゴンかマンダレーにひょいっと飛んで、国内線に乗り継げばその日のうちに来れちゃうし、、、



ということで、空港に近い立地を活かして、前のブログにも書きましたが、またしてもミャンマーの格安航空、ゴールデンミャンマー航空を使ってマンダレーへと向かいました。


マンダレー空港到着後は、都心へ向かわず、そのままタクシーカウンターで「ピン・ウー・ルイン」と告げて直接タクってしまいました。
マンダレー空港がかなりマンダレー都心と離れているので、街に出てバスなどに乗り換えるより、かなりの時間短縮になるからです。
もはやバックパッカーの旅行の仕方ではないですが、、、



これまた空港タクシーは、日本の中古クラウン(10年落ちくらいでしょうか、新しい)。





しばらくは高速道路のようなところを走りますが、途中からものすごい峠道になります。
上り下りそれぞれ一方通行の別ルートになっています。
(日光いろは坂みたいな感じですね)



途中、ドライブイン的なところに立ち寄って休憩
ずっと上りが続くので、オーバーヒートをケアしたり、整備している車もあります。



こちらがドライバーさん
英語は全然しゃべれないけど、優しい人でした。
お茶代支払いしようとしたら、「いいよ、いいよ」的な感じでおごってもらってしまいました。



空港からは2時間半ほどでピン・ウー・ルイン(旧称:メイミョー)に到着しました。
急にコロニアルな建物が目について、観光馬車なんかも走っています。



今回宿泊したのはヒロミホテル、日本人と結婚したミャンマー人の奥さんが切り盛りしていて、日本(大阪)に17年ほど暮らしていたそうです。
彼女の日本でのニックネームが「ヒロミ」さんだったため、ホテルの名前にしたそうです。





バスタブも付いて、広めの部屋にNHKも入って、35ドルでした。(直接予約した場合、agodaだと6000円くらいになっちゃうとのこと)
ヒロミさんがいれば日本語も通じるし、コストパフォーマンス高いと思います。



その後は自転車を借りてピン・ウー・ルイン散策しました



僕がこの町に来たかった理由のひとつは、ここがNARAYA CAFEのある宮ノ下と似た生い立ちを持っているからです。
イギリス植民地時代に、ここはヤンゴン(当時はラングーン)など平地の暑さに辟易したイギリス人によって、避暑地として開発された町です。アジアには他にもインドのダージリンやヴェトナムのダラットなどそういう生い立ちの町がいくつかあって、高地にあるため「ヒルステーション」と呼ばれています。
日本でも明治時代以降、軽井沢や日光、箱根が横浜などに住む欧米人の夏の避暑地として開けてきたので、これらも広義のヒルステーションと呼んでも良いのではないかと思っています。

そういう場所は欧米流の暮らし方や文化がダイレクトに伝わるため、世代交代が進んだ今でも、そういった避暑地の文化というか香りが残っていたりします。
そこで、現地に行って見て、そんな香りを(もし残っているならば)嗅いできたいという一心で、ここを今回のルートに組み込みました。
ですが結論から言うと、コロニアルな建物など建築遺産は沢山残っているけど、「ここはちょっと違うぞ」感というか文化の香りはあまりせず、町を歩く限りは「That’s ミャンマー」という感じでした。
むしろミャンマーが貧しく、観光開発の投資が全然入らなかったために建物が昔のまま残っているというべきかもしれません。

ただ、今回訪れた植物園や(パブリックスクールの名残でしょうか)学校が沢山あったので、そういう面での遺産はしっかりと残っているように思いました。
ここの学校で英語を身につけ、週末に植物園でデートをした知識層は、いまイケイケのヤンゴンや海外で活躍しているのではないでしょうか。

話が長くなってしまいましたが、まず行ったのは植物園






すごく良いところでした。
イギリスの造園技術の結晶ですね。
デートをするカップルがいたり、ちょっと悪そうなお兄ちゃん達がいたり、市民の憩いの場になっています。



ここにはなぜか中国風(?)の棟が建っていて、登るとピン・ウー・ルインの町を見渡すことができます。



またパノラマ



ここは町の中心、時計塔です。(これもイギリスっぽい)



この町はマンダレーから中国国境へと続く物流の大動脈が通っているので、大型車がひっきりなしに通り、交通量が多いです。
ここを自転車で走るのは生きた心地がしなかった。

夜は屋台メシにしようかと思いましたが、ミャンマー語わからずコミュニケーションとれないと思い



はやっている屋台を見つけて、お持ち帰りメシにすることにしました



こちらはたこ焼きです。
でもひっくり返して丸くしないので、半球状のまま売ってます。
中の具はチリトマトと卵と豆の3種類
結構おいしかった。



食卓はこんな感じでNHK見ながら食べました


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翌朝はシポーという車だと3時間くらいの町にその倍の6時間かけて汽車で行くことにしました。
ミャンマーの鉄道、初挑戦です。



8時半発の列車なので、「多分遅れるでしょう」と見込んで8時に出ようとしていたら、ヒロミさんに「チケット売り切れちゃうといけないから7時半には行った方がいいよ」と言われ、送ってもらいました。



確かにどこから集まってくるのか、すでに欧米人が沢山来て並んでいました。



チケットを確保したけれど、まだ列車は入線していないので、駅横のマーケットを散策



はやっている屋台発見。
こんな小さい子も食べてる、おいしそう、、、



早速、腹ごしらえ



そうこうしているうちに列車がやってきて



僕の乗る車両も含め2両増結しました



アッパークラスは1列・2列のなかな快適なシート配置となっていました。



さっそく買っておいたビールをプシュー
中国国境に近いので、大理ビールが売っていました。



途中大きな駅に着くと停車時間が長いので、お姉さんがいろいろ売りに来てくれます
(なんだ、ビールもあるじゃん)



列車は1日1往復だけなんだけど、ちょうど昼時に停車するこの駅は、即席屋台村になっていました。



こちらも



さすが欧米人を相手にしているので、「フィッシュ、チキン、ベジタブル?」みたいな感じで手際よく、僕はフィッシュを選びました。
おいしかった。
付け合わせに納豆(ややスパイシー)があったことに、シャン州に入ったことを感じました。



そのうちに車窓はだんだんと山がちに



列車は速度を落として、急カーブをキーキー曲がっていきます。
ちなみにこの列車、ものすごく揺れます。上下にも左右にも。
最初、欧米人の皆さん、バックパックを網棚に載せていたんだけど、いくつか落ちてきて、縛り付けるか下におろすかしていました。



大きな鉄橋が見えてきたところで、駅に停車します。
いよいよこの路線の最大の見せ場、ゴッティ鉄橋にさしかかります。
この鉄橋、イギリス統治時代に作られた東洋第2位の高さを誇る土木遺産ですが、なによりそんな古い橋をガタガタおんぼろの列車で渡るということが最大のアトラクションだと思います。



駅で一呼吸整えた後、ゆっくりと動き始めます。
出山の鉄橋で登山鉄道は観光客のため徐行しますが、こちらは車両が揺れると危ないという理由から最徐行で渡ります。

車内の盛り上がりも最高潮で、みんなipadやらカメラやらで写真を撮っています。



確かに高い



振り返るとまたすごい
今日は良い天気だったから良かったけど、雨期でちょうど渡るときにスコールでも来ていた日には生きた心地がしないでしょう



踏切も人が閉めてます。
1日1往復しかしないから、だれか村の人が頼まれてやってるんでしょうかね



駅に停まるたびに大量の荷物が積み出され、また積み込まれていきます
そのため大きな駅では10分~20分停車します



こんな荷物もありました。メェー



家との距離もまた近い
ときどき手を振ってくれる子どももいます。



結局、9時頃出て3時半に着いたから6時間半かかってシポーに到着
けれど、途中見所はあったし、駅のたびに降りて散策できたし、本(下川さんにサインをしてもらったやつ)も一冊読み切ったし、なかなか充実した1日でした。
料金は僕の乗った区間(ピン・ウー・ルイン~シポー)で2750チャット(約300円)です。
日本だったら小田原~大磯間、20分くらいしか乗れないけど、同じお金で6時間も乗れると思うと、電車好きにはたまらないですね。

この路線、おすすめです。



今日・明日とシポーに2泊して、トレッキングを楽しむ予定です。(続く)
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