NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

ヴェトナム・ラオス旅行記(その2:ルアンパバーン編)

2018-08-02 07:22:57 | 2018シーズン
いよいよ今回の旅のメインの目的地、ラオス・ルアンパバーンにやってきました。

今回、ハノイも魅力的だったので計5泊をどう配分するか?つまりハノイ・ラオスを3泊・2泊にするか?2泊・3泊にするか?悩みました。
ハノイ3泊にすると、ハロン湾クルーズを組み込む事も可能になってくるので、もしパックツアーだったらかなり充実の内容となるのですが、あえて今回の旅のテーマ「ラオスにいったい何があるというのですか?」を探るため、ラオス3泊にしました。



ハノイ=ルアンパバーン間はヴェトナム航空とラオス航空が共同運行していて、この日はラオス航空の機材でした。
子どもたち、プロペラ機に乗るのははじめてなので記念撮影。
もちろん僕もウキウキです。

かつて10年前に来たときもそうでしたが、ルアンパバーンの空港に降り立つと、なんだか時間の流れが違うようなのんびり感を感じます。
子どもたちもハノイとの違いを感じたようで、「音がしないね」としきりに言っていました。
ハノイでは常にどこかで車やバイクのクラクションが鳴っていたけれど、ラオスにはそれがないということに気づきました。

クラクションの有る無し、、、、これがヴェトナムとラオスの最大の違いかもしれません。



ホテルは川沿いにしました。
その名も「Merry Riverside Hotel」
♪ホテルはリバーサイド♪川沿いリバーサイド、、てな感じです。



翌朝はホテルのレンタサイクルを借りて恵美と早朝サイクリング

自転車は特に登録とか不要で適当に使ってよいとのこと。
なんともラオスらしい。
鍵も付いてたり付いてなかったり。
そもそもルアンパバーンの自転車に鍵は必要ないということを知り、途中から鍵かけませんでした。



朝食はおばちゃんの切り盛りする屋台でラオス版バインミー、「カオチー」を購入



子どもたちが起きてからは自転車で繰り出して、まずはプーシーの丘へ



その後、図書館&児童館へ行ったら女の子に「Please come in」と入るよう進められて見学
すでにこんな歳から外国人旅行者に対するウェルカム感が育まれてます。
やっぱりこの街はすごい!




オフシーズンということもあり、トゥクトゥク(タイで言うところのソンテウ)ドライバーもラオスにしては熱心に客引きしています。
日中はけっこう暑かったので、滝に行って泳ぐ事にしました。




雨期のため、途中けっこう水の流れているところがありました



今回行ったのはセー滝(Tat Se)でした。
駐車場からは渡し船で滝へと向かいます



みんな水着を着こんで泳ぐ気満々です



ところが滝へと進んでいくうちに、
「待てよ、なんか濁流じゃない?」という不穏な空気に、、、



濁流です。
泳げる状態ではありませんでした。



ちなみにパンフレットなどに使われている平常時の写真がこれ
ガイドブックによると
「乾期は水量が少ないので雨期がオススメ」
とのことですが、今回はちょっと多すぎました
(注:この時点でラオス南部でダム決壊事故が起きていたのは知りませんでした、、、)



象に乗って水を浴びるアトラクションは通常通り出来るという事なので乗ってみました。
スリル満点!





本来はまさしく天然のプールで、随所にウッドデッキが配置され、泳いだり休んだり出来るようになっています。
しかし、、、雨期のアジアは恐るべしです。
フェンスも一部流されてしまっていました。



もうこりゃ、笑うしか無いね、、、ということで濁流をバックに記念撮影





街に戻って夕食。
1日目はさっそくラオス料理といきたかったのですが、お目当ての店が満席だったため、フレンチレストランへ。
ルアンパバーン、フランス領だった事もありフランス人オーナーも多く、本格的なフレンチが食べられる事も魅力です。







スタッフもフレンドリーで、フレンチのコースにも関わらず取り分けさせてもらったり、子どもたちがはしゃいでも暖かく見守ってくれました。
これで日本だったら回転寿し行くくらいの値段、、、
L'elephant おすすめの店です。




翌朝は雨期らしく、あいにくの雨でしたが托鉢を見学





観光客向けに餅米を売っているので、それを購入してわれわれもやってみました、、、が
子どもたちの感想は
「なんだか神聖なものにヨソ者が興味本位に入り込んでいる気がして居心地が悪かった」そうです。

椅子に腰掛けようとしたら「ここはうちの米を買わないとダメだよ」的なことを言われたりしました。
特にこんな雨の日はテントなど設営する近隣の人たちも大変です。
「あんたら観光で来て気楽なもんだけど、私たちゃー毎日やってんだ」
という態度が出てもおかしくないですよね。

かといって今まで通りの形ではコミュニティを維持出来ない訳だし、観光による外貨獲得の必要性は頭では理解している、、、という多くの観光地が抱えるジレンマを垣間みました。



ちょっと落ち込んでしまった娘達を励まそうと、帰り道、カオソーイ屋さんに寄って朝食にしました。
やさしい味で美味しかった。



ちょうどこの店でも子どもを保育園に送って行く時間。
雨なのでお父さんが車を出して、お母さん、おばあちゃんと総出であやしながら車に乗せていました。
その間はおばあちゃんが1人で店番。
どこも一緒、、、な家族の微笑ましい日常が垣間みられました。



この日、雨はやまずどんどん水かさも増えて行きます



ホテルでだらだらするちびっ子たちを置いて、長女だけ連れて伝統芸術民族センターへ







ラオスの少数民族の文化を学びながら、それぞれの伝統工芸品を買う事ができる施設です。
売上げの50%は生産者に行くようになっているそうで、ショップの商品にもどの民族が作ったものか分かるように色分けされたタグが付いています。



こちらはラオスのスタバ?
Joma Bakery Cafeです。
都会的なセンスが前面に出ていて、おそらくルアンババーンで唯一クーラーの効いてる店です。(ここはテラス席ですが)



そして夜は昨晩満席だったラオス料理の名店「タマリンド」へ
僕ら大人はすごく美味しかったのですが、子どもたちには(本格的すぎて?)ちょっと口に合いませんでした。
(屋台のカオソーイのほうが良かったみたいです)




最終日は日本のツアー会社「ハッピースマイルツアー」の日本語ガイドKhanさんに寺院を案内してもらいました。

彼のガイドが素晴らしかったです。
農村で生まれ、ラオスの男の子がみんなそうであるように11歳から出家し僧侶となりました。
多くの人が早いと1週間くらい、長くても数年で戻ってくるところ12年間も僧侶を続けたそうです。
その間、いろいろな出会いがあり、日本語を勉強する事が出来たのも、その後ツアーガイドとなったのも僧侶時代の出会いがきっかけだったそうです。
だからラオスの仏教についても身をもって理解しているし、何より彼の生い立ち自体がドラマチックで、それを彼の口から日本語で聞く事が出来るのがなんとも素晴らしいです。
子どもたちもラオスという国、そこでの人々の生き方をリアルに受け取る事が出来ました。






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以上、長くなりましたがヴェトナム・ラオス旅行記です。
ここまでご拝読いただきありがとうございます。

今回は家族旅行なので、「子どもたちに世界を見せたい!」というのが主目的でしたが、もう1つのテーマは世界中のツーリストを惹き付けてやまない「ゆる国」ラオスの魅力は何だろう?、、、でした。
折しも10年前に訪れたことのある僕としては、訪れる前は「ルアンパバーンはきっと変わっていないだろう」という期待とともに、もしかしたら外貨の札束を手にして「もっとガツガツしちゃってるんじゃないか?」という危惧もあって半々の気持ちでした。

結果的には変わってなかった、、、ように見受けられました。
まず世界遺産としての規制もありますが、中心地自体に拡大の余地がないです。
ヨーロッパ人からすると当たり前のことなのかもしれませんが、既存建物のリノベーションしか開発手段はありません。
だから当然、「見た目」は変わらない。

けれど、ガイドのKhanちゃん曰く、中心部の店舗の賃料はかなり高いそうです。
そうすると当然、外国資本のホテルやショップが立地し、托鉢という現物支給からお金で解決するように変わって行くでしょう。

それにしても「托鉢」がラオス人(もちろんタイなど上座部仏教の国全般に言えるのことでしょうが)に与える精神的影響は大きいと思います。
托鉢は仏教の喜捨という精神に基づいているそうですが、いわば貨幣経済に対するアンチテーゼを毎日毎日行っているのです。
つまり「お金を持ってるのってそんなに偉いんですか?」ということを毎日問うているんですね、、、

こんな環境にいるから、いわゆる他の東南アジア諸国がヨーイドン!プップー!と一斉スタートして経済成長の道を進むのに対して、クラクションを鳴らさないのではないか、、、
のほほんとしているように見えて、時代の先を行っているのがラオス人ではないか、、、と思った今回の旅でした。

(終わり)


最後に出会った人々の笑顔を



ホテルのレセプションのお兄さん
ヤモリを追いかけ回す息子を暖かく見守ってくれました




滝まで連れて行ってくれたトゥクトゥクドライバー
早朝の托鉢の時間からメインストリートに立って客引き(しつこくない)をしていました





そして最後に「子連れ狼トゥウトゥクドライバー」
赤ちゃんをハンモックに乗せてトゥクトゥクを運転するシングルファザー(里親かも)です。
どういう事情かは知りませんが、「この子は母親が居ないんだ、、、」と言っていました。
彼に空港まで送迎してもらって帰途につきました。

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