NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

NARAYA TERRACE構想

2015-07-17 14:02:55 | 2015シーズン
7月に入ってから雨ばかりでしたが、雨の中、なんとか足場掛け作業が完了しました。
台風も来ましたが、その前に一週間ほど晴れ間があったので、足場を歩き回ってリノベーションのイメージをしてみました。





今回手を入れるゲストハウス棟の屋根にのると、カフェ・足湯・ならやあん、それから登山鉄道宮ノ下駅のホームがこんなふうに見えます。
(iphoneのパノラマ機能で撮ったためゆがみが生じてしまっていますが、、)




遠くに川の流れも見えます。
(台風の後なのでかなり増水しています)



足湯を背にして右手(東のほう)を眺めると、山の切れ間から見晴らしの良い日ならかすかに海が見えます。


この山の切れ間と眼下の切り立った渓谷はまさに安藤広重の描いた「宮ノ下温泉」の風景です。




この絵に描かれている、開放的な窓辺(テラス)をもつ湯宿こそが、かつての奈良屋旅館だったと思われます。

NARAYA CAFEはこれまで7年間営業してきて、景色の良い足湯で食事ができるということが売りではありましたが、季節ごとの風を感じ、山々を見渡すことのできる「テラス席」も足湯に劣らず魅力的な空間でした。




そこで今回のリノベーションではこのテラス席を拡張する形で、ゲストハウス棟の3階部分を開放的なテラス空間にしようと思っています。
(現在のテラス席はゲストハウス棟との連絡通路となるため廃止されます)
新しいテラス空間は客席として使うとともに、ワークショップなど多目的な利用、さらにいずれは「pod」を置いてキャンプ感覚で宿泊もできるようにしようと考えています。





ーーーーーーー


さて、ここ数ヶ月頭を悩ましていることなのですが、今年リノベーションを行おうとしている建物(ゲストハウス棟)ですが、6年ほど前に一度自分でリノベーションしているのです。
つまり、自分でデザインしてリノベーションした建物を、一部壊したりしつつ、直さないといけない事態になっているのです。

当時の計画では「必要最低限の耐震改修」だけして、壁塗りや部屋の内装など残りの部分は、その後、NARAYA CAFEをオープンしたときのようにセルフビルでこつこつ直していって、最終的にゲストハウスをオープンさせるつもりでした。

ただ改修を進めるうちに建物の問題点も明らかになってきました。
そもそもこの建物、昭和20年代に建てられていて、もともとは「昇月」という旅館でした。
その後、昭和60年頃、世田谷区の信用組合が買い取って改修し、保養所として利用していました。
この時の改修が良くなかったようで、木造の外壁全てにモルタルを貼ってしまったため、もともと斜面地で地面からの湿気を受けやすい場所だったにもかかわらず、湿気がこもる構造になってしまいました。
平成10年頃、信用金庫の保養所が撤退したとき、当時の奈良屋旅館が買い取り、奈良屋が閉館するまでの間、従業員寮として(そのまま手を入れずに)使われました。

前回の改修のとき、3階の床レベルが(足湯側に)下がっているのをモルタルを塗って調整してあったりするのが分かったのですが、「必要最低限の耐震改修」という方針だったので、足湯側の外壁工事のみにとどめ、崖側の構造は健全だという当時の所見に基づいて手を入れませんでした。
また、1階に風呂場があって、2階3階は畳敷きの和室が配置されているという基本構造もくずさないつもりでした。

、、、この状態で、ゲストハウス計画への変化などもあり6年間放置したところ、建物が実際に朽ち始めるということで、問題が実証されてしまいました。
(お風呂場のシロアリについては前回のブログに書いたとおりです)

どうやら、建物の建て方とか間取り、それ自体に問題があるようなのです。
今回、お風呂場に湿気がこもってシロアリが出たことで、「風呂場を内部に作るのはもうやめよう」ということになりました。
湿気もそうですが、もっと「気」の廻りをよくする必要がありそうです。



そこで最近注目しているのが、「風水」です。
「風水で金運アップ」とか俗っぽい書籍も多いですが、風水の基礎論のような本を読んでいると、なるほどなと思うところが多いです。
いわゆる「気の廻り=風」もそうですが、NARAYA CAFEの場合、温泉・足湯という「水」も扱っているので、細部の設計だけでなく、もっと総合的な見方からとらえ直してみています。

風水の基本でも、「風呂場などの湿気を生むところはなるべく外へ」、「水を配するならば建物の背後よりは入口が良い」という原則があるようです。
そういう意味では道沿いに足湯(水)のある現在のNARAYA CAFEは理にかなっている(だから繁盛している?)のだと思います。


8年前のカフェ・足湯を作ったときは、(暇もあったし)かなりの部分セルフビルドで行うことができましたが、今回は高所作業もあるため、外壁工事などは業者さんに発注しないといけないです。
そのためには「設計」による「図面」が必要なため、ひさびさ(10年近くぶり?)にCADなど持ち出して格闘中です。
今年の夏休みの宿題になりそうです、、、、
(足場のリース期限もあるし、、、)

コメント (4)   この記事についてブログを書く
« ゆるり ・ ゆらり 展 vol.2 | トップ | 2015夏、沖縄・台湾旅行(プラ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
20日に行きます (まあちゃん)
2015-07-18 03:06:16
今年の春にうかがわせていただいて、もう大ファンになりました。以前からずっとずっと行きたくて、ようやく実現したのです。しぶしぶついてきてくれた主人も大ファンになりました。8歳の息子もお気に入り。お土産で購入させて頂いたならやんも、ちびちび大事そうに食べていました。

今回もうかがわせて頂きます。
ならやカフェに伺わせていただくのが今回のたびの最大の目的です・・
RE: (あどぅー@Naraya Cafe)
2015-07-18 11:37:58
まあちゃんさま

コメントありがとうございます。
台風も去って来週からは夏らしい天気になりそうです。今年の夏休みは箱根が一番すいている夏休みになりそうなので、お得に楽しめると思います。
是非お越しください。

私あどぅー家族は来週火曜日から1週間ほど留守にしますが、店はスタッフが切り盛りしておりますのでご安心ください。
定休日は水曜日ですが、第4木曜日(7月は23日)もお休みとなりますので、そこだけご注意ください。
幸せな時間でした (まあちゃん)
2015-07-21 02:41:13
予定通り20日月曜日、熱海からの帰り道に寄らせていただきました。
前の日から楽しみにしていた息子。ホテルの自販機のアイスも、十国峠でケーブルカーに乗った時にあったお菓子も。ならやん食べるからって我慢して向かったならやカフェ。
市営の駐車場からならやカフェに向かうまでの歩道にひょうたんの絵を見つけては「ならやんだ」と、もう上機嫌。あの急な坂も走って登って、もう、ニコニコルンルンでチビチビいただきました(笑)
前回は入れなかった足湯にも入れて。
美味しいならやんも食べれて、親の私たちも幸せな時間でした。むらさきいもあんも、とても美味しかったです。
私は、ピアスもGET。
大好きな色のピアス。この色のピアス、何年も探しててなかなかお気に入りが見付からず、ようやく出会えました。ただ、ピアス、必ず片方無くすって特技のある私(笑)。このピアスだけは。もう本当に大切にします。

自宅から三時間は、かかるので(笑)
なかなか行けないけど。孤独のレストランで、ならやカフェを知ってから、ようやく今年の春に伺えて、もう大ファンなので。まだ2回しかいけてないてすが。また、機会があれば、必ず伺わせていただきます。

スタッフの皆さんが、爽やかな笑顔で、忙しいなかでも働いておられて、気持ちのよい空間でした。

お土産も買わせていただいたので、明日にでも、また幸せに浸ります(笑)

もう、とにかく。美味しくて幸せだったので、連投になりますが、コメントさせていただきました。
今日から、家族旅行でしたね。楽しい時間になりますように。あどぅーさんも退院されてまだ、日も浅いようですので、少し気分転換になるといいですね。
RE: (あどぅー@沖縄)
2015-07-23 19:26:52
まあちゃん さま

コメントありがとうございます。
月曜日ですと、私は店には出ておりませでしたが、妻とスタッフが対応してくれたことと思います。
楽しいひとときになったようでよかったです。

我が家の3人の子供たちは沖縄ではしゃぎ回っていますが、私たちの行きたいところになんとか行くことができ、充実の旅を送っております。
近々ブログにもアップしますので、ご覧ください。

いつも遠路はるばるありがとうございます。
またのお越しをお待ちしています。

コメントを投稿

2015シーズン」カテゴリの最新記事