いよしよ僕のあこがれの国、ミャンマーにやってきました。
ヤンゴンの空港に降りての第1印象は
「思ったより都会だな、、、」でした。
数年前までの他の人の旅行記や旅ブログなどを見ると、「乾期は停電が頻繁にあるので町が暗い」とか、「会計はほとんどUS$札でしかもピン札じゃないと受け取ってもらえない」(この話は確か去年のNHKの朝のニュースでもやっていた気がする)というので、心してきたのですが、実際来てみると、町中LEDがきらきら輝いているし、チャット札もATMで簡単に下ろせるし、ことヤンゴンに関しては、他のアジアの国々となんら変わらないレベルになっていました。
でもこれも、昔のミャンマーを知っている人に言わせると、ほんのここ数年のことだそうです。
アジアはほんと、変わり始めると早いです。
極めつけはe-VISAで電信申請して1日で来てしまったのも拍子抜けだったのですが、イミグレではほとんどフリーパスで宿泊のホテルすら聞かれない。
一応、陸路国境から出国したい旨を伝えると、「Yes, You can go any place!!」とか言ってきます。
「それ違うでしょ、カレン独立軍のいる山の中とかはいっちゃだめだよね、、、」とこちらが突っ込みたくなるような始末です。
続いてビックリしたのが、道行く車の新しさ。
走っているのはほとんど日本の中古車だっていうので、どんなぼろい車が走っているのかと思ったら、日本のそこいらの中古車販売店で売っていそうなほぼ新品の中古車ばかり。
乗ったタクシーもエンジンをかけると「ETCカードが挿入されていません」なんていう感じです。
ということで、至って快適に(3日前にagodaで予約した)ダウンタウンのホテルにチェックインして、晩飯にくりだしました。
19th Streetという、露店の串焼き屋が多い通りで生ビール。
ヤンゴン、生ビール安いです。
1杯600チャット(約60円)、10杯飲んでも600円、、、日本の1杯分です。
これでホテル代が安かったら言うことがないのですが、、、逆にホテルのコストパフォーマンスは現時点では東南アジア最低レベルではないでしょうか。
翌朝は夜明けとともに、ヤンゴンでここだけは抑えておくべき観光名所、シュエダゴン・パヤーへ
まだ夜も明けきらぬうちから、祈りをささげるヤンゴン市民たちで賑わっていました。
仏像のあたまの後ろにもLEDが輝いていています。
これで本当にありがたいのだろうか、、、と日本人だと思っちゃいますね。
ミャンマーの寺院の面白いところは仏像だけでなく、民間信仰の精霊神のようなやつ(「ナッ」というそうです)とか、ヒンドゥーっぽい神様とかが混ざっているところです。
やはり昔から多民族国家だったからなのでしょう。
参拝客達は、それぞれ決まった祈り場所があるようで、いくつかのグループに分かれて参拝しています。
「うむ、確かガイドブックで自分の生まれた日の曜日によって分かれていると書いてあったぞ」と思い出しつつ、自分の生まれ曜日を調べてくるのを忘れていました。
「どうしよう、参拝できないな」と思っていたら、「Free WiFi」の表示が目に飛び込んできて、iPhoneをいじるとネットに繋がり、自分が「水曜日生まれ」ということが判明しました。
しかも水曜日は午前か午後かでさらに参拝場所が分かれてくる特別な曜日です。
あったここだ。
僕は早朝に生まれたみたいなので、午前中、こちらのカテゴリーになります。
水曜日かぁ、なんだか特別感があってうれしい。
ということで、このアングルから拝んできました。
=========
さて、つづいて旅は仏教3大遺跡(アンコールワット・ボロブドゥール・バガン)のひとつ、バガンへと向かいます。
前の2つは以前行ったことがあるので、これで僕としては仏教3大遺跡制覇、、ということになります。
ミャンマーにもLCCが誕生したようで、その名もゴールデンミャンマー航空を使いました。
ネット予約でクレジット決済、Eチケット印刷で、他の国のLCCと同じように簡単に購入できます。
さらに良いことに、この会社、先進国のLCCのように「今買うと安いけど、後で買うと高くなっちゃいますよ!」と煽ることなく、前日に買っても同じ料金なのです。(もちろん満席になったらダメですが)
他の国営の航空会社などが150ドル以上するところ、63ドルで行けます。
確かこの便を予約したのは3日前だったけど、今回、好印象だったので、バガンの帰りのバガン~マンダレー便も昨日、ホテルのWiFiから予約しちゃいました。47ドル也。
到着した日は、乾期のバガンとしてはめずらしく、結構はげしい雨が降りました。
いざ、遺跡観光へ行こうとしたところに雨だったのですが、今回ここだけはプール付きの快適なホテルだったので、プールサイドでゆっくりすることにしました。
もちろん、WiFiも入るし、遺跡も1つ見えているし、まあいいでしょう、、、
雨が止んでから(電動)自転車で散策
個々の寺院の入館料的なものはなく、外国人は空港に到着した時点で、「バガン入域料」という形で20ドルほどを一括で徴収されます。
これであとはフリーパスです。
ホテルはオールドバガンという遺跡の集積するエリア(近年の法律では建築禁止エリアになったため、このホテルは既存施設の例外扱いになっています。)にあるため、遺跡散策には便利です。
とりあえず、シュエグーチー・パヤーという寺院に登ってみます。
バガンの遺跡群、仏塔がかなり広範囲にちらばっていて壮観です。
アングルによっては見渡す限り続くようで、往時の繁栄がしのばれます。
その後、遺跡売り子の女の子が「いまこの辺お祭りやってるのよ」というので、かなりローカル色の強いお祭り会場へ行ってみました。
こちら手動のメリーゴーランド
こちらは手動の観覧車
これをどうやって動かすかというと、、、これがすごいんです。
男達がヒップホップのミュージックに合わせて、観覧車によじ登って、チームワークでうまく体重を傾けて回すんです。
あまりにすごいので動画撮っちゃいました。
日本に帰ったらアップします。
翌日は自転車(こんどは手動、昨日の観覧車に感動したわけではないですが、、、)を借りて、メジャーな遺跡をひととおり散策しました。
こちらは上に登ることが出来る遺跡では最も高いシュエサンドー・パヤー
上からの景色はこんな感じです。
アーナンダ寺院にあった仏像(入口の左右に配置されていた)
なんだかセクシーなポーズと表情をしています。
この子は寺院本体ではないけれど、寺院に隣接した眺めの良いテラスに案内してくれました。
ちなみに、売り子の子ども達の客引きはかなりしつこいです。
そればかりか、英語・日本語・韓国語・フランス語と言語を自在に変えて、5~6カ国語対応しています。12~3歳の子どもがですよ。
10年以上前、アンコールワットに行ったときも、子ども達の語学力に感動したことを思い出しました。
毎日、朝から晩まで外国人講師とフリーの会話授業をしているようなもんですよね。
実践会話恐るべし、、、
バガン最後の夜は、僕が以前いた会社のM先輩と食事しました。
年賀状で「最近、ミャンマーの案件をやっている」とのことだったので、
「来週ミャンマー行こうかと思うんですけど、もしかして行ってたりしないですよね」とメールしたらドンピシャで現地にいました。(正確に言うと僕と1日違いでバガン入りするところでした)
素敵な偶然で楽しい夜を過ごしました。
明日はいよいよタイと国境を接するシャン州へと向かいます
(続く)
ヤンゴンの空港に降りての第1印象は
「思ったより都会だな、、、」でした。
数年前までの他の人の旅行記や旅ブログなどを見ると、「乾期は停電が頻繁にあるので町が暗い」とか、「会計はほとんどUS$札でしかもピン札じゃないと受け取ってもらえない」(この話は確か去年のNHKの朝のニュースでもやっていた気がする)というので、心してきたのですが、実際来てみると、町中LEDがきらきら輝いているし、チャット札もATMで簡単に下ろせるし、ことヤンゴンに関しては、他のアジアの国々となんら変わらないレベルになっていました。
でもこれも、昔のミャンマーを知っている人に言わせると、ほんのここ数年のことだそうです。
アジアはほんと、変わり始めると早いです。
極めつけはe-VISAで電信申請して1日で来てしまったのも拍子抜けだったのですが、イミグレではほとんどフリーパスで宿泊のホテルすら聞かれない。
一応、陸路国境から出国したい旨を伝えると、「Yes, You can go any place!!」とか言ってきます。
「それ違うでしょ、カレン独立軍のいる山の中とかはいっちゃだめだよね、、、」とこちらが突っ込みたくなるような始末です。
続いてビックリしたのが、道行く車の新しさ。
走っているのはほとんど日本の中古車だっていうので、どんなぼろい車が走っているのかと思ったら、日本のそこいらの中古車販売店で売っていそうなほぼ新品の中古車ばかり。
乗ったタクシーもエンジンをかけると「ETCカードが挿入されていません」なんていう感じです。
ということで、至って快適に(3日前にagodaで予約した)ダウンタウンのホテルにチェックインして、晩飯にくりだしました。
19th Streetという、露店の串焼き屋が多い通りで生ビール。
ヤンゴン、生ビール安いです。
1杯600チャット(約60円)、10杯飲んでも600円、、、日本の1杯分です。
これでホテル代が安かったら言うことがないのですが、、、逆にホテルのコストパフォーマンスは現時点では東南アジア最低レベルではないでしょうか。
翌朝は夜明けとともに、ヤンゴンでここだけは抑えておくべき観光名所、シュエダゴン・パヤーへ
まだ夜も明けきらぬうちから、祈りをささげるヤンゴン市民たちで賑わっていました。
仏像のあたまの後ろにもLEDが輝いていています。
これで本当にありがたいのだろうか、、、と日本人だと思っちゃいますね。
ミャンマーの寺院の面白いところは仏像だけでなく、民間信仰の精霊神のようなやつ(「ナッ」というそうです)とか、ヒンドゥーっぽい神様とかが混ざっているところです。
やはり昔から多民族国家だったからなのでしょう。
参拝客達は、それぞれ決まった祈り場所があるようで、いくつかのグループに分かれて参拝しています。
「うむ、確かガイドブックで自分の生まれた日の曜日によって分かれていると書いてあったぞ」と思い出しつつ、自分の生まれ曜日を調べてくるのを忘れていました。
「どうしよう、参拝できないな」と思っていたら、「Free WiFi」の表示が目に飛び込んできて、iPhoneをいじるとネットに繋がり、自分が「水曜日生まれ」ということが判明しました。
しかも水曜日は午前か午後かでさらに参拝場所が分かれてくる特別な曜日です。
あったここだ。
僕は早朝に生まれたみたいなので、午前中、こちらのカテゴリーになります。
水曜日かぁ、なんだか特別感があってうれしい。
ということで、このアングルから拝んできました。
=========
さて、つづいて旅は仏教3大遺跡(アンコールワット・ボロブドゥール・バガン)のひとつ、バガンへと向かいます。
前の2つは以前行ったことがあるので、これで僕としては仏教3大遺跡制覇、、ということになります。
ミャンマーにもLCCが誕生したようで、その名もゴールデンミャンマー航空を使いました。
ネット予約でクレジット決済、Eチケット印刷で、他の国のLCCと同じように簡単に購入できます。
さらに良いことに、この会社、先進国のLCCのように「今買うと安いけど、後で買うと高くなっちゃいますよ!」と煽ることなく、前日に買っても同じ料金なのです。(もちろん満席になったらダメですが)
他の国営の航空会社などが150ドル以上するところ、63ドルで行けます。
確かこの便を予約したのは3日前だったけど、今回、好印象だったので、バガンの帰りのバガン~マンダレー便も昨日、ホテルのWiFiから予約しちゃいました。47ドル也。
到着した日は、乾期のバガンとしてはめずらしく、結構はげしい雨が降りました。
いざ、遺跡観光へ行こうとしたところに雨だったのですが、今回ここだけはプール付きの快適なホテルだったので、プールサイドでゆっくりすることにしました。
もちろん、WiFiも入るし、遺跡も1つ見えているし、まあいいでしょう、、、
雨が止んでから(電動)自転車で散策
個々の寺院の入館料的なものはなく、外国人は空港に到着した時点で、「バガン入域料」という形で20ドルほどを一括で徴収されます。
これであとはフリーパスです。
ホテルはオールドバガンという遺跡の集積するエリア(近年の法律では建築禁止エリアになったため、このホテルは既存施設の例外扱いになっています。)にあるため、遺跡散策には便利です。
とりあえず、シュエグーチー・パヤーという寺院に登ってみます。
バガンの遺跡群、仏塔がかなり広範囲にちらばっていて壮観です。
アングルによっては見渡す限り続くようで、往時の繁栄がしのばれます。
その後、遺跡売り子の女の子が「いまこの辺お祭りやってるのよ」というので、かなりローカル色の強いお祭り会場へ行ってみました。
こちら手動のメリーゴーランド
こちらは手動の観覧車
これをどうやって動かすかというと、、、これがすごいんです。
男達がヒップホップのミュージックに合わせて、観覧車によじ登って、チームワークでうまく体重を傾けて回すんです。
あまりにすごいので動画撮っちゃいました。
日本に帰ったらアップします。
翌日は自転車(こんどは手動、昨日の観覧車に感動したわけではないですが、、、)を借りて、メジャーな遺跡をひととおり散策しました。
こちらは上に登ることが出来る遺跡では最も高いシュエサンドー・パヤー
上からの景色はこんな感じです。
アーナンダ寺院にあった仏像(入口の左右に配置されていた)
なんだかセクシーなポーズと表情をしています。
この子は寺院本体ではないけれど、寺院に隣接した眺めの良いテラスに案内してくれました。
ちなみに、売り子の子ども達の客引きはかなりしつこいです。
そればかりか、英語・日本語・韓国語・フランス語と言語を自在に変えて、5~6カ国語対応しています。12~3歳の子どもがですよ。
10年以上前、アンコールワットに行ったときも、子ども達の語学力に感動したことを思い出しました。
毎日、朝から晩まで外国人講師とフリーの会話授業をしているようなもんですよね。
実践会話恐るべし、、、
バガン最後の夜は、僕が以前いた会社のM先輩と食事しました。
年賀状で「最近、ミャンマーの案件をやっている」とのことだったので、
「来週ミャンマー行こうかと思うんですけど、もしかして行ってたりしないですよね」とメールしたらドンピシャで現地にいました。(正確に言うと僕と1日違いでバガン入りするところでした)
素敵な偶然で楽しい夜を過ごしました。
明日はいよいよタイと国境を接するシャン州へと向かいます
(続く)
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