習志野市民フォーラム

市民情報交流センター

被爆者医療・肥田舜太郎医師の氏を悼む

2017年03月20日 | 日記
広島原爆で被爆し、医師として被爆者医療に尽力した肥田舜太郎医師が20日、
肺炎のため亡くなりました。100歳。
軍医として広島陸軍病院在勤中の1945年8月6日に被爆し、直後から被災者救護にあたりました。
戦後、東京や埼玉で低所得者向けの診療所を開設し被爆者を診察。
医師の立場から原爆被害の実態を伝えるため、欧米など海外約30カ国も訪問し各国の反核団体と
連携して核兵器廃絶を訴えました。
2011年3月の福島第一原発事故後、放射線の健康影響について発言して日本全国で300回を超える講演をしました。


(フクシマ事故に関する発言・・・さよなら原発1000万人アクションより)
いま福島で起きていることを遠い場所で起きている不幸とは思わないことです。
今日ここにいる人たちは、私の目から見れば、もう全員が立派な被曝者です。
みなさんは、全員が放射能の「つぶ(粒子)」を体内に取り込んでいます。
体内に取り込まれた放射能の「つぶ」は、ゆっくりと時間をかけて、みなさんの体を破壊していくのです。
最近出版されたチェルノブイリ原発の事故報告書では、放射能に汚染された地域に住んでいる人たちの7割は病人で、
健康な人は3割しかいません。
被曝者は、チェルノブイリでも福島でも、そういう運命をたどるのです。ですから、私たちは(原発事故にも放射能にも負けないというように)
神経を太くして、過去の事例から正しく学ばなくてはいけません。
いま福島の人たちが苦しんでいることを、わが身に置き換えて考えましょう。
そして、原発の無い社会を作るために、今晩から、あしたから、行動しましょう。ただ友だちとしゃべったり、
考えたりするだけではなく、具体的な行動を一人ひとりが起こしていく――
そして、自分たちが死ぬまでに日本から原発を無くせるようにする、このことを今日みなさんとの《約束》にしたいと思います。

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