~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

フリッツ・ライナーさんの「シェエラザード」

2014-04-05 07:29:14 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

以前書いたように、私の大好きなリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」を、いろいろな指揮者の演奏で聴きたくなりました。(こちら)

早速、アマゾン・サイトで、この「シェエラザード」のCDを3枚注文しました。

今日はその内から、フリッツ・ライナーさんが指揮した演奏を紹介します。

R.コルサコフ:シェエラザード
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」op.35
  指揮:フリッツ・ライナー
  管弦楽:シカゴ交響楽団
  収録:1960/02/08

私たちのブログによくコメントを寄せてくださる方(yukko&yasuさん)お奨めの演奏です。


フリッツ・ライナーさんと言えば、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」に代表されるように、(こちら)
私にはスピード感のある指揮をする指揮者というイメージがあります。
ところが、演奏時間としては他の多くの指揮者と変わらないとのコメントがあり、それがすごく興味を惹き、それで購入したという次第なのです。(こちら)

さて、ライナーさんの演奏ですが、始めは速いです。
この調子なら普通は短時間の演奏になるはずです。
でも、途中、”ええーッ”と思うくらいゆっくりになります。

快速ライナーさんということで、列車の旅に例えてみると...

第1楽章は、快速ライナーが出発し、広いなだらかな草原を快調に走り始めます。
第2楽章は、高原に入り、ちょっと上り下りが多い山間部を走っているのかな。緩急が繰り返されます。
そして第3楽章は、快速ライナーさんの指揮とは思えないほどゆっくりです。決して上り坂でヒイヒイ言いながらの走行ではありません。いくらでもスピードを出せるぞ、でも敢えて出さないんだと。何となく、夜が訪れ夜行列車として本当にゆっくり走っているといった感じかも知れません。
第4楽章は、夜が明け、朝になった途端に、猛スピードで終着駅に向かって突っ走ります。そして最後、スピードを落としてゆっくり終着駅に着く。

そんなイメージを抱きました。

それで、全体として、緩急の多い、うねりのある演奏になっています。
それだけになかなか面白いです。
私はすごく気に入ってしまいました。

ただ、私が買ったCDは、「シェエラザード」にカップリングされている曲が、ストラヴィンスキーの交響詩「うぐいすの歌」という冒頭から強烈な曲で、聴き終わった後、少し興が冷めてしまうところがあります。
ここは、昔ながらの(LPのときに多かった)ボロディンの「ダッタン人の踊り」などの方がよかったと思うのですが...

いずれにしても、フリッツ・ライナーさんの「シェエラザード」は面白い名演だと思いました。
 


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2 コメント

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お礼 (yukko&yasu)
2014-04-06 15:13:18
フリッツ・ライナー指揮の「シェエラザード」を採りあげていただき恐縮です。他の演奏をあまり聴いていないので私の偏った好みだと思いますが。列車の旅での表現、今日聴いてみて同感です、特に第3楽章で強く感じました。「うぐいすの歌」は一度聴いただけで以後は「シェエラザード」までで停止するようにして聴いています。表題音楽にしてはそれぞれの曲とタイトルに違和感を感じます。yukkoさんの実家の急用で4/2から九州へ行き、今日帰ってきました。ブログを拝見するのが遅くなりました。有難うございました。
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こちらこそ (narakaze)
2014-04-06 16:13:35
yukko&yasuさんへ
コメントありがとうございます。

こちらこそ、お礼です。
素敵な演奏がまたひとつ増えました。
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