大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 上場不動産会社の債務規模急拡大

2018年04月19日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



中国の金融・経済情報会社が4月上旬までに

まとめた不動産企業の2017年度の決算資料に

よれば、上場63社の総負債額は前年比34%

増と急拡大し、3兆元(約51兆円)を上回った。

17年の63社の平均負債比率は78・6%で、

前年の76・7%からおよそ11ポイントも増加。

うち18社の負債比率は危険水準の80%を超え、

負債比率70~80%の企業数は約1/4の16社。

債務規模が1500億元(約2兆5500億円)超の

企業が4社あり、300億元(約5100億円)を

上回る企業の数は19社に及ぶ。

住宅デベロッパーとして最大規模を備え

萬科企業股份有限公司の債務規模は約9787

億元(約16兆6379億円)に達する。

債務拡大の主因は、土地価格の高騰により、

土地使用権の獲得に備えてより莫大な資金を

調達する必要が生じたこと。

加えて、政府の不動産価格の抑制政策による

住宅販売の落ち込みで、資金の回転が悪化し、

資金調達コストも上昇したことがある。

政府の債務削減方針の強化で、資金調達難に

陥った不動産各社は資金の獲得に備えて、

海外向けの社債発行を強化しているが、

ゴーストタウンに焦げ付いた資金の補填を

金利の高い海外に求める債務の輸出も盛んに。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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