おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

目配りと監視

2013-06-22 11:25:00 | Weblog
目配りと監視との違いを理解するのは難しいのかな。

昔 教室で子どもたちの様子を見て回る時
 「机間巡視」という言葉を使ったよ。

今は「机間指導」という言葉を使いなさいと
指導を受けるようになっているはずですよね。

その言葉の違いは行動の有り様の違いではなく、
僕は、行動する教師の
意識の違いを示しているものだと思っています。

カンニングしないか、
何か悪さをしないかという意識で
教室を回るなら「巡視」という用語が
当てはまるように思えるし、

誰が担任である僕に
困っていること、助けてほしいと思っていることを
訴えていないかという思いで
教室を見回るのが目配りだと思っていました。

ただ、
授業で指示した課題の正誤を確かめる作業が
「机間指導」だと思いこんでいるのなら、
授業中に目配りをすることは難しいのかもしれないな。

目配りと同じ行動なのに
「監視」されていると子どもたちが感じる場合があるのかもしれませんよ。

子どもの過ちを見つけて
すぐに是正するために
現場を押さえようとしゃかりきになっている
余裕のない教師の振るまいに
子どもたちは「監視されている」と感じているのに、
あなたは「目配りしているだけ」というのかな。

目配りから発せられる言葉はほかほか言葉と笑顔がついている。
監視から発せられる言葉はぎすぎす言葉と怖い眼。。

あなたが監視をし続ける限り、その事象が改善に向かうとは思えないし
あなたのせっかくの努力が報いられないように思うのです。
コメント
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