Naomi♪のDiary

2010年の春から一人暮らし中☆ 2014年秋に社会人入学で通信短大を卒業しました! 愛機はNikon D3000♪

父、すい臓癌で永眠

2012-06-12 21:18:14 | 日記
書こうかどうしようか迷ったのですが。

父の癌がわかってから、どんな小さな情報もネットで検索して、数々のブログの記録に助けられてきました。
なので、少しでもどなたかの役に立てたら、と思い、記録として残すことにしました。

父は、67歳ですい臓癌(膵臓癌、膵癌)と分かり、開腹するもすでにあちこちに転移していたため、何もできずに閉じました。
末期すい臓癌の余命は短くて2か月とも言われますが、彼はそれから丸1年と数日生き、68歳で先週他界いたしました。
亡くなる1、2か月前まで、大好きな母の手作り料理を楽しみ、酒もたばこも楽しみました。

そんな彼の生と死の記録です。
ご家族が同じ病気に苦しむ方へ。
家族がこの病気で苦しんだ者からのお便りとして。

すい臓癌は、とても発見されにくい病気です。
通常の人間ドックや健康診断では見つかりません。

何がきっかけで見つかるかと言うと、一番多いのが「ある日、急にひどい糖尿病になる」と言うものだそうです。
本当に急に「糖尿病です」って言われて、そのほんの数ヶ月後に「ひっどい糖尿病です」って言われる感じ?
父もこのパターンでした。

父は、大きな病院で検査の結果、「膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)」と言うブドウ状の腫瘍が見つかりました。

このIPMN、
・進行がとても遅く、10年以上かけて大きく成長する腫瘍
・こいつが出来ると、同じすい臓内、または近くの臓器に癌ができやすい
と言う特徴があるそうです。
ごく初期の初期は、ただの「のう胞」に見えますが、徐々にのう胞の中で腫瘍が大きくなっていきます。

悔しかったのは、父が糖尿で精密検査を受けた時、IPMNがすでに見事なブドウ状に育ってしまっていたこと。
10年前に初期で発見出来ていたら、もしかしたら癌も早期発見で助かったかもしれません。
もっと早く発見されていたら、「近々、癌が出来ますよ、ご注意~」と言うサインになったかもしれなかったのです。

すい臓癌の5年生存率は10~20%だそうです。
なぜこんなに低いかと言うと、発見されにくいために見つかるとすでに末期の場合が多いからです。

大きな病院などでは多分「すい臓癌検診」ってやってもらえると思います。
なんでわざわざって感じもしますが、40歳過ぎたら、ぜひ一度検査を受けてください。
「うちは癌家系」なんて方は特に!

実は、父と時を同じくして、私のすい臓にのう胞が見つかりました。
ここのブログにも、1年ほど前に書きましたが。
会社の定期人間ドックの超音波検査で「肝臓にのう胞があるかも?」と言われて精密検査を受けた結果、肝臓は異常なしで、たまたまお隣のすい臓ののう胞に気付いたのです。

人間ドックなんて行ってないなぁ~って方、ぜひぜひ!今すぐ行ってください。
父みたいなケースになってしまったら、本当に悔しいですから!

長くなってしまったので、続きは次回。