持ち物がピンク色になるのはセレッソのせいです。'2018

主にセレッソや海外の日本人選手所属チームの試合観戦記です。

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開幕戦評

2016-02-28 21:19:09 | セレッソ
始まった2016シーズン。
開幕緒戦はJ2に復帰してきた町田ゼルビアでした。

結果は1-0での勝利。いやー、しびれました。
改めてオンデマンドで見てても思ったんですが、勝てた喜びと同じくらい、目に付いた改善点。

①「球際の寄せが甘いor寄せに行けていない」
②「自陣バイタルエリアで自由にやらせすぎ」
③「パスの質が悪い」

まず、①はほとんどの選手に見られる課題でしょう。
寄せが半歩遅れてカードもらったリカルドサントスも、結果は一対一の読み勝ちで事なきを得た各ボランチ、DFのシーンも、かなり中途半端感がありました。
相手の懐にボールがある状態で好きにシュートも打たせるので、コースも切る事ができておらず、たまたまジンヒョンの正面に飛んだり、枠に飛ばないシーンに救われました。
そしてジンヒョンの好判断の飛び出しもフィスティング・パンチング・キャッチングが適切だった事が、何よりチームを救いました。

次に②は、ボランチとCBの距離感のバランスが悪すぎました。
ソウザはラインの押し上げが足りないと言っていたそうですが、いっそ伸びない紐で体を結んで守ったらというくらいパッカーンとスペースを空けていたり、逆にディフェンスラインにボランチが吸収されるくらい近かったり。
自由に動いてバランスが結果崩れるソウザも問題なのですが、左サイドに山下が引っ張り出された時に、モニが何度も完全にボールウォッチャーに何なっていたのがかなり心配です。
今日はゼルビアの右サイドからの攻撃で、精度が高いファークロスが上がって、その逆サイドを駆け上がってきた選手がフリーで受けるようなシーンはありませんでしたが、昨年の12.6の失点シーンのようなぶん回しに弱いのは相変わらずという印象を受けました。

最後に③のパスの質です。
目に付いたのは何よりショートパスの弱さと意思のなさです。
パスが弱いから、ショートパスなのに味方より先に敵に触られて反撃を食らう。
敵が近寄ってきている方の足元にパスを出すから寄せられたらすぐ取られる。
敵が追いつかない速さと強さで、敵から遠い方の足に向けて意思を込めたパスを出すのは基本です。
by「ファンタジスタ」©︎小学館
コンビネーションがまだまだというのはありますが、特にソウザと丸橋、健勇と曜一朗には突き詰めて欲しいとこでした。

僭越ながら開幕なので個人評も。

ジンヒョン 7.0 MOM 文句なし。韓国代表監督の御前試合で大活躍。
陸 6.0 及第点+安定感あり。あとは攻撃参加の判断スピードアップ。
モニ 5.5 マークの見失い方は心配。精神的支柱だけでは不安も。
ヤマ 6.0 飛び出しもサイドのケアも跳ね返しもどっしり安定。
丸橋 6.0 左SB兼ボランチの穴を埋めるサポートに奔走。中央でクリアするシーンも何度かあったけど、やっぱりブルーノと連動してもっと攻め上がって欲しい。
山村 6.5 値千金のゴール。ボランチはもっと改善を。
ソウザ 5.0 コミュニケーション不足とディシプリンの不足が目につく。周りとの連動強化は必須。
ブルーノ 6.0 プレースキックは武器。よく走っていたしプレスバックもできていた。爆発すると手がつけられないタイプかも。
健勇 5.5 川崎で鍛えられた一面も垣間見たのですが、まだまだ物足りない。ツートップだったのならもっとプレスバックしなきゃ。
リカルド 5.5 ボールの収まり具合とヘディングの競り合いは田代の方がいい。彼を大阪に置いて来るほどのパフォーマンスを見せてくれたとは言い難いよ。実際。
曜一朗 6.0 4-4-2の右サイドハーフだった前半は献身的な守備が光るも、やっぱり前で輝くべき。
関口・中澤 時間短く評価なし

監督 5.5 ハーフタイムコメントも、ベンチワークも全くいけてない。バタバタしすぎ。最後の一枚はロスタイムに時間稼ぎに使うべきでしょ。
勝ったからいいもののってのが監督評価の全てです。


続くアウェー戦。
一部の選手はターンオーバーしても面白いかも。
という開幕戦評でした。


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