だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「一億総活躍社会」を目指さなくても、よくない?

2017年02月23日 | 日記
前回ココに書いた・・・つづき

「障害者差別解消法」は自分でもわかっていないから、歯切れが悪かったです。
もう一つ、わかるようで「わからない!」のが、「一億総活躍社会」なんです。

皆さん・・・ご存知と思いますが、一応その概要は下記のようなことです。

2015年9月25日、首相の安倍晋三は記者会見で、2015年からの3年間を「アベノミクスの第2ステージ」と位置づけ、「一億総活躍社会」を目指すと発表した。

一億総活躍社会について、閣議決定では「女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、
障害や難病のある方も、家庭で、職場で、地域で、あらゆる場で、誰もが活躍できる、いわば全員参加型の社会」であるとしている。

政府広報では「若者も、高齢者も、女性も、男性も、障害のある方も、いちど失敗を経験した方も、
       一人ひとりが家庭や地域や職場で自分の力を発揮し、生きがいをもてる社会」であり、
      「あらゆる場で誰もが活躍できる、全員参加型の社会」としている。



ワタクシメはこの問題が報じられる度に、
「活躍したくない人もいるんじゃないっすかー」
「一億総〇〇って、軍国主義っぽいなー」とツッコミを入れています(o|o)

安倍さんが言わんとしていること(政策)はごもっともなことですが、「10年先の未来を見据えたロードマップ」を見ると、
  ・希望出生率1.8の実現
  ・介護離職ゼロの実現
  ・名目GDP600兆円の実現
とあり、「がんばれ、がんばれ」と、お尻を叩かれている気がしちゃうんですよね。

ワタクシメの住む地域は都心部で社会資源も豊富にある方だから、希望出生率1.8・介護離職ゼロ・名目GDP600兆円・・・
これらは「実現可能」かも知れませんが、日本津々浦々、様々な環境をにおいて、「10年先のロードマップ」は、
「完全に絵に描いた餅」にしか見えないんですけどー(?_?)

それに、矛盾だらけです、コレ。
GBTを上げようとすれば、出生率は下がるんじゃないですか。
例えば、若い共稼ぎのご夫婦だと、奥さんの収入は保育料で飛んじゃうでしょっ。
フルタイムでガッツリ働いてスキルアップを目指す方だったら、子どもを産まないし、産めないんじゃないのかな~?
同様に「介護」だって、介護料も上がったし、施設も、マンパワーも不足している現状では、
家族が看るしない、「介護離職」するしかないですよ!

ワタクシメが物心ついた頃から、「日本は超高齢化社会になり、出生率はどんどん下がる」と予測されていました。
「だからさー、こうなる前に、ちゃんと『社会保障』を充実させておくべきだったんじゃないの?!」と思うのは、
ワタクシメだけすかね ~゜・_・゜~

「社会保障」が安定していれば、
「若者も、高齢者も、女性も、男性も、障害のある方も・・・生きがいをもてる社会」となるし、
おのずと「あらゆる場で誰もが活躍できる、全員参加型の社会」になりますよ。

「安全保障」も大切でしょうが、「生命」に直結する部分を削っておいて、「一億総活躍社会」になるンかしらね"(-""-)"



日本は「貧困な国」のように感じます

ワタクシメ自身はのんべんだらりと生きていますが、多面的にみつめると、「日本は貧困」、と言いますか、
「日本人は元気がない」と言いますか・・・('ω')
国民運動の中から「一億総活躍社会@プラン」が沸き上がったのなら素晴らしいことだけど、
生活者から離れた所で「プラン」を立てられて、そのノルマを達成するために、あくせくしている気がしてなりません。

話を「差別解消法」とリンクさせますが、「差別」を生むのは「貧困」です。
「豊か」には財政的・物理的・精神的と様々ありますが、あくせくせざるを得ない所に追い込んで、
「差別をなくしましょう」と声を挙げても、
「そうだ、そうだ」と、皆がついてくるとは思えません。

だから日本は「差別禁止法」にせず、ゆるく(笑)「解消法」で手を打ったのかも知れませんね。

もちろん「そうだ、そうだ」と賛成し、共に試行錯誤してくれる人はいると信じて、ワタクシメも進んで行きますが。


タイムリーにも「差別主義者@石原タヌキ太郎」が、豊洲市場や東京五輪・パラリンピックの経費を巡り、都議会自民党内部からも「百条委員会で喚問せよ」と呼び出しを食っています。
「豊洲問題」ではハッキリとした数字が出ているので、石原タヌキ太郎がどこまでしらばっくれられるのか、見ものであります。

石原タヌキ太郎の「差別発言」は多々あり、その都度「百条委員会」を開いて、吊し上げてほしかったです。
ワタクシメが忘れられないのは、
1999年、彼が都知事時代に、重度障害者の施設を視察した際の記者会見で、「ああいう人ってのは人格あるのかね」と発言したことです。
あの時はワタクシメも都庁に抗議文を送りましたが、タヌキ太郎は性懲りもせず、「やまゆり園 障害者殺傷事件事件」について、
「この間の、障害者を十九人殺した相模原の事件。あれは僕、ある意味で分かるんですよ」と語ったのです。

彼は頭のいい人だから「失言」ではなく、本気で「差別発言」をしていたはずです。
きっと今でも、「市場関係者」の苦悩など、屁とも思っていないでしょう。

石原タヌキ太郎の他にも差別主義者は大勢いますが、代表格であるタヌキ太郎にどこまで斬り込めるか・・・
ワタクシメは特に小池真理子氏を支持していませんが(笑)、
社会の闇にひそむ魑魅魍魎に、どう挑むのか興味津々であります。

それによって、「総活躍社会」や「差別解消法」が現実味を帯びてくるかもーといったところです。

        ワタクシメを筆頭にw
        日本人よ、
        未来を信じ、元気になろうぜよ p(^^)q




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