だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

10月8日は“なおねー”誕生の日

2012年10月09日 | 日記
10月8日は「なおねー誕生の日」です。

※「なおねー」がオバンになって「だーばぁ」となったのです。

40ン年前の10/8に妹・メーコが生まれ、私は「お姉さん」になりました。

当時、私は名高いS療育園に入所していました。
私の両親も育ててくれて大バーも、親戚も幼稚園の先生も、みんなみんな、
「S療育園は療育園だ!」と思って、就学前のなおちゃんを入所させました。

しかし、そこは・・・
悪く言えば「障害児のアウシュビッツ・涙」
良く言えば「養護施設」でした(怒)

ヒドイ所でしたぁぁぁ(T_T)

妹が生まれた日、S療護園の運動会でした。
私はその日、生まれて初めて「運動会」なるものを経験しました。

なぜかというと、私が通っていた幼稚園(幼児グループ)は基督教系で、数十年前にしては信じられないほど「障害児・問題児」を多く受け入れてくださっていました。
園長先生(牧師)は穏やかな方でしたが、内に秘めて反骨精神はただならぬもので、
「戦争を思い出すから子どもたちに『制服』は着せない。運動会はしない」と頑なに決めておられたようです。
だから私は「S療護園」に入るまで、競争や規則を知らなかったのです。
家庭でも幼稚園でも「ルール・マナー」は教わりましたが、社会の中の理不尽な規則(笑)を、私はそこで叩き込まれました。

「運動会」は楽しくありませんでしたが、妹が生まれた日なので「忘れられない素敵な日」となり私の記憶に刻まれています。

家庭では一人っ子のおじょうちゃま。
クリスチャンでもないのに・・・幼稚園でのほほーんと育ってていただいた私が「療育園」で、どんだけ地獄を見たことか!

この話もちゃんと書きたいと思っておりますので、奇特な出版社の方、よろしくおねがいします<(_ _)>

さて~話を戻します。

生まれて初めての運動会の日に、母は産気づきました。

あの時、父は産院にいたのかな?
とにかく、私は大バーとおばちゃんたちに支度をしてもらい、「運動会」してました(笑)
私が「絶好調!」の時に妹は生まれました。


退所したわけ
私はS療護園を半年間で早々に退所しました。
「退所の理由」は数々ありますが、なんせ「アウシュビッツ」ですからね。
長くいたら殺されていたかも知れません!

でも楽しいこともあったし、成長させてもらいました。
園内の学校に進みたい気持ちもありましたが、
「妹が生まれたから、顔を見に一時帰宅したい」と申し出た時、
「そんな我がままが通ると思ってんの!?」と、大人たちからやり込められ、
ーーもうイヤだーーと思いました。

この希望を出し、両親たちも施設側からたたかれたと思いますが、六才の私を施設の大人たちが寄ってたかってなじったのです。

妹が生まれる時期が前後数ヶ月ずれていたら、私の人間形成も(笑)、進路も違ったことでしょう。

普段はテレテレしている“だーばぁ”が、時として「ガンクツ王」になってしまうのは、あの日「なおねー」になったからかも知れません。
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