だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

ドラマを語る(相乗効果)

2013年04月03日 | クリエーター・モード
やっと辿り着いた「ビブリア古書堂」

今年の初めに「ビブリア古書堂の事件手帖」がスタートして、第一話からハマり、この番組についてブログに書きたいと、ずっと思っておりました。




テレビの画面で「ビブリア古書堂」の店内を見て、ワタクシメは故・児玉清さんを思い出しました。
児玉さんが出演したBSプレミアムのCMがあります(もしかしたら遺作)
期間限定のCMであったのか、児玉さんが亡くなられたため放映しなくなったのかわかりませんが、一瞬で消えてしまったCMなので見られた方は少ないかも知れません。
児玉清といえば読書家で有名。そして長年「ブックレビュー」の司会をされていたので、それにちなんで創ったCMでしょう。
児玉さんがレトロな古書店主を演じていて「BSであいましょう」のおきまりのオチ。

「ビブリア古書堂」のプロデューサー(制作者)は児玉清さんリスペクトして、番組創りに挑んだ気がしたのは、ワタクシメだけかなwww?

月9史上最悪の視聴率

「ビブリア古書堂の事件手帖」は視聴率が悪かったそうですが、ワタクシメの周りの人は結構ハマっておりました。
昨日書きましたが「視聴率」というのは無責任な数字です。

「ビブリア古書堂の事件手帖』は、三上延によるライトミステリー小説。
古書に関して並外れた知識を持つ美貌の古本屋店主・栞子(しおりこ)が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく日常の謎系ミステリー。
作中で扱われる古書は実在するもので、それら書籍の売上が伸びたり絶版本が復刊されるなどの影響を与えています。
例えば・・・
夏目漱石の『それから』、宮沢賢治の『春と修羅』などが放送直後にネット書店などで売り切れ状態になるという現象も起きたとのこと。
網状する作品にはマニアックなものも多く、ワタシメは「へー、そんな本、あるの?」と感心するばかり。

絶版となっていた本が復刊されることが決まったというのは、冷え込んでいる出版業界に希望をくれたドラマと言えます。
ワタクシメの作品も「ビブリア古書堂」に登場させてもらえないかなぁ(笑)

視聴率は低かったけれど、衰退していく「文字文化」「書籍市場」を右肩上がりにしたわけですから、このドラマの功績は大きいです!
本の内容にとどまらず「本」が持つ魅力を教えてくれたドラマでした。


「相乗効果」にならなかった(・・?

小説などが映画化・ドラマ化されヒットすると原作本も売れます。
しかし「ビブリア古書堂の事件手帖」の場合、本は大ヒットしているのに、ドラマはぼろくそ(笑)
でもネット上でドラマを悪く評価しているのは以前から「ビブリア古書堂の事件手帖」のファンだった人たちのようです(涙)
まず主役の栞子さんが原作ではロングヘアなのに、ドラマではショートヘア。
他にもいろいろ原作と異なる所があります。

ワタクシメの作品「薫ing」も昔々舞台化されましたので、
「ブビリア古書堂」のファンの方たちが、
「違うんだよ! 世界観を変えないで~」と騒ぎたくなる気持ちはよくわかります。
ワタクシメは自分自身で、
「このセリフ・・・やめてください」と言っても聞き入れてもらえませんでしたよ。

だからねー
いくら「原作」があっても、ドラマ化が決まった時点で別物になる!
そういうもんなのよ~   (苦笑)

                  ☆彡

ワタクシメは「予告編」を見て
「この子(剛力彩芽)に月9をやらせて大丈夫かいな?」と心配でした(親戚のオバサンの心境・笑)

そもそも「ビブリア古書堂の事件手帖」のようなマニアックな謎解きを月9でやるのが冒険だから、彩芽ちゃんは健闘しましたよ(^v^)
栞子さんを演じるのに相応しい若手女優と言われても思いつきません。
ワタクシメは「ビブリア古書堂の事件手帖」を存分に楽しんだので、これから続編ができるように、彩芽ちゃんを温かく見守っていきます!

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