だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

イチオシ課題図書「ささめやゆき✖村上しいこ」

2020年03月07日 | 日記
「愛猫家・ささめやゆき」の第2弾

前回ご紹介した「ねこのチャッピー」を読んだ後で、ささめや先生から新刊をご恵贈いただきました。
こちらもペットロスを取り上げていますが、「児童書の大道」を感じるので、「ねこのチャッピー」と読み比べをオススメします。

文章は幼年ものからYAまで、幅広く描かれている村上しいこさん。

【内容紹介】  童心社ホームページより

「ねこなんて いなきゃよかった」 村上しいこ・作/ささめやゆき・絵/童心社刊
家にかえっても、ねこのももちゃんはでてこない。死んでしまったのだ。
みんなが暗い顔をしていたら、「さあみんな、なきましょ」と母さんがいった……
大切な存在の死を悼み、きちんと受け止める大切さを描く絵本。


ーー以前ココに、
・・・老犬になると世話はつらいし、見送るのは悲しいけれど、それもフルコース付き合って、「きずな」を体感でき、一緒に過ごした時間が「宝物」になるのではないでしょうか。
「飼っている間」は本当に本当に楽しいです。ケンカできる・・・まさに相棒⤴⤴⤴
それとワンセットでやって来る、悲しみや苦しみを共有できた時(見送った時)、心から「ありがとう」と感謝でき、感謝したことが「幸せ」につながったと、ワタクシメは感じています・・・
と書きましたので、「ねこなんていなきゃよかった」に大変共感できました。




ペットの死

「ねこのチャッピー」は大人向け絵本とご紹介しましたが、それは読後感が悲しかったからです。
ワタクシメは「悲しみ」もひっくるめて「ねこのチャッピー」が好きです。
ささめやゆき画伯の日常をのぞけて、おもしろかったです。
ただ、「子どもにはむずかしいかなー」と思いました。

「ねこなんていなきゃよかった」の方は、ペットロスを乗り越える家族の笑顔で終わっています。
どのページも絵が暖かいです。
村上さんは文章をすごくそぎ落としたと思うんですが、その部分を絵で表現されているので、伝わるモノが大きいのです!
そこが「児童書の大道」だなっと、うならされたところであります。


こんな記事をみつけました 👀

村上しいこさんのインタビューより

・・・ささめやさんも猫を飼われているので、絵は全ておまかせしようと思っていましたが、
村上さんの所の猫はどんなことをするの? どんな仕草や表情をするの? といろいろやりとりさせて頂きながら
いっぱい描いてもらって、もう、しあわせとしか言いようがないです。・・・


うん、うん、うん。
わかる、わかる・・・(#^^#)

村上さんが「ささめやさんに全ておまかせしよう」と思った気持ちもわかりますよー。
大御所に「あーだこーだ」言えませんよね(笑)
しかし一方のささめや先生のこだわりも、よくわかります。
「絵本」というのは、単に文章に絵をくっつければいいってもんじゃない、「総合芸術」ですものね。
そして、インタビュー記事を読んで、ささめや先生の包容力も感じました。
この絵本の暖かさは、「ささめやゆきのあたたかさ」でもあるのです。

たまたまですが (o|o)

「ねこのチャッピー」と「ねこなんていなきゃよかった」は、たまたま同じ頃に読みましたので、
根掘り葉掘り、レビューやインタビューを検索してみました。
まだまだ調べ足りませんが、こんなふうに読み比べたり、創り手について追跡するのも楽しいですよ (*^^)v

「コロナウイル感染予防対策」により外出ができずストレスが溜まっている方も多いことでしょう。
ワタクシメもその一人でありますが、ジタバタしても、どうにもなません。
図書館はかろうじて「予約貸し出し」はしてくれているので、テーマを決めて「読み比べ」とか、「一人の作者の作品をじっくり読む」とか・・・
読書にいそしむことにしました 📚









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